【御岩神社の大日如来御守】神様と仏様の相乗効果で運気爆上がり

茨城
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神社に大日如来という不思議

第12回目は茨城県日立市にある
御岩神社大日如来御守(だいにちにょらいおまもり)です。
初穂料1000円(授与時)

大日如来は真言密教における最高位の仏様
神社なのに仏様って、どういうことでしょうか?
普通はお寺ですよね。

しかし、矛盾はしていません。
御岩神社は、
今なお神仏習合色が色濃く残る「神仏を祀る唯一の社」であり、
他の神社や寺院に見られない独自の信仰を持っています。
従って、
「大日如来御守」が授与されるのも当然なことなのです。

仏教といえばお釈迦様。お釈迦様と大日如来は同一?
同一ではありません。
釈迦とは、本名ゴーダマ・シッダールダという実在した人物。
悟りを開くことで仏陀(ブッダ)となりました。
仏陀とは「目覚めた人」「悟りを開いた人」という意味で、
特定の人物を指す言葉ではありません。

大日如来とは、宇宙そのもの
すべての仏像は大日如来が時と場所を超えて変化した姿とされています。
真言密教のみに登場する最高仏です。

神仏習合(神仏混淆/しんぶつこんこう)とは
神と仏を同一視する思想で、神道と仏教は同じだとする説。
インド発祥の仏教が日本に伝えられると神道と融合。
奈良時代に神社に神宮寺が造られ、
平安時代になると神社に仏像が置かれたり、
お寺に鳥居が建てられたりしました。
神仏習合は約1000年間続きましたが、
明治初期の神仏分離令によって別々となりました。

さて、
お守りのルックスはというと、
スカイプルーが爽やかな印象。
下から上にかけて
徐々に白っぽくなっていくグラデーションや
雲が描かれたデザインは、
大空の広大さを表現しています。
中央には金色の梵字。
まるで太陽のようです。

「大日」とは「大いなる日輪」「偉大な輝くもの」
という意味であり、
太陽の光照を指しています。
お守りのデザインは、
まさにこのことと一致します!

お守りの梵字は、
胎蔵界の大日如来を示しています。
胎蔵界?

大日如来は「胎蔵界」と「金剛界」
それぞれいらっしゃいます。
つまり2尊いるというわけです。
「胎蔵界」は大日如来の慈悲を表す世界で、
「胎」は母の胎内の意。
万物の母のような深い愛を持って慈悲を授ける
という解釈になります。

一方、
「金剛界」は大日如来の智慧(ちえ)を表す世界
「金剛」は何よりも固いという意味があり、
揺らぐことのない固い仏の知徳を持って
あらゆる煩悩を打ち砕く
という解釈になります。

この「大日如来御守」は
慈悲の世界におられる
大日如来のお守り
ということになります。
慈愛とは、
幸せになってもらいたい
という深い愛情です。

「大日如来御守」は
つまるところ
幸福祈願お守り
といえるのではないでしょうか。

お守りに書かれている梵字はこちら。
アークと読み、
胎蔵界の大日如来を表しています。

ちなみに、
金剛界の大日如来を表す梵字はこちら。
バンと読みます。

真言密教(密教)では、仏教を密教と顕教に分けています。
顕教は釈迦如来を本尊として、
修行を積まなければ成仏できないという教えです。

それに対し、
密教はすべてのものは大日如来が姿を変えたものであり、
姿かたちが異なるだけという教えです。
従って、仏も人も本質的には同じであり、
人がもともと備えている仏性が表れれば、
現世における肉体のままでも、仏になれると考えられています。

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自ら水晶を入れてお守りを完成させる

裏面です。

大空をモチーフにしたようなデザインは表側と同じ。
真ん中やや下に、
ハンコのような形で御岩神社の社名が書かれています。
雲の形が仏画のようで、
オリエンタルな雰囲気を醸し出しています。

こちらのお守りは箱に入っていました。↓

高級感のある固い紙製の箱です。
右上の水玉色にシールは、このお守りの色を示しています。

箱を開けると、お守りの本体とともに水晶が入っています。↓

清らかな水のごとく透き通り、
美しく光り輝く水晶。
触るのが畏れ多い。
胎蔵界の大日如来を意味する
アークの梵字が目を引きます。

お守りの中には
すでに木片の神札が内符されており、
自分でお守りの紐を緩めて、
水晶を内部に納める形式です。

普通なら、
お守りの中を開けるなんて
「ばち当たり!」となるのですが、
「大日如来御守」は自分で水晶を入れないと
完成しないシステム
なので、
致し方なし。

お守り袋を開けるのは、
なかなか勇気がいる行為ですが、
なぜか興奮するのも確か。
考えついた人のアイディアに感服します。

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宇宙飛行士二人が語る「光っている場所」が御岩山

真言密教では大日如来は宇宙そのものです。
宇宙といえば、
こんなエピソードがあります。

1971年、
アポロ14号の飛行士エドガー・ミッチェル氏が
船内で地球上で1か所だけ
すごく光っている場所を目撃しました。
後日、その緯度や経度を計測した結果、
御岩神社のある御岩山であると判明
のちに来日して神社を参拝したといいます。

さらに、
宇宙飛行士の向井千秋さんも
宇宙から地球を眺めたとき、
日本に光の柱が立っているのが見え
そのスポットを調べてみたら、
日立の山の中だったそうです。
そこもやはり御岩山だといわれています。

宇宙から見える御岩山の光の柱。
御岩山に鎮座する御岩神社。
御岩神社におられる大日如来。
大日如来は宇宙そのもの。
つまり御岩神社は宇宙。

信じるか信じないかは
あなた次第の世界ですが、
向井千秋さんのエピソードが紹介されて以降、
すでにパワースポットだった御岩神社は、
ハイパワースポットになったとか。

御岩神社とは以下のようなところです。

御岩神社公式ホームページ
御岩神社は、茨城県日立市入四間に鎮座し、縄文晩期の祭祀遺跡の発掘や、日本最古の書の1つ「常陸國風土記」(721年)に「浄らかな山かびれの高峰(御岩山の古称)に天つ神鎮まる」と記されることから古代より信仰の聖地であり、御岩山総祭神188柱を祀...
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御岩山から眺める景色は”地球”を感じる壮大さ

神仏習合が色濃く残る御岩神社は、
厳粛な雰囲気に包まれています。
拝殿には装飾的なものはありません。
ただそこに佇んでいるだけ。
なのに力強さがみなぎっているという
気高いお社です。

ここの脇道から
御岩山へ登っていくことができます。

ずっとずっと険しい山道を登っていきます。
デコボコでも階段があればまだ良くて、
ぬかるんでいる土道もありました。
しばらく登っていると、
小さいお社、かびれ神宮が見えてきます。

こちらがかびれ神宮です。↘

表参道の奥宮ともいわれ、
1657年(明暦3年)2月11日、
水戸藩の2代目藩主の徳川光圀(水戸黄門)が
大日本史の編纂にあたり、
かびれ神宮で「筆初めの儀」を行いました。
そして次の誓歌を詠んでいます。
「国の中にはびこる草根刈りたちて 君が千代田に返し奉らん」
大まかに訳すと、
「国の中にはびこる悪を成敗して、朝廷へお返し差し上げよう」
こんな意味になるのではないでしょうか。

かびれ神宮を過ぎ、
さらに登っていくと、御岩山の山頂です。↓

その名のとおり、頂上には岩があります。
標高約530mということですが、きつい道のりが続いてので、
けっこう歩いたような気がします。

山頂から眺めた景色です。↓

超がつくほどの絶景!
山の連なりが曲線になっていて、地球って丸いんだなって実感します。
雲が低い。ぷかぷか浮かぶ綿のよう。
雲を見ていると、重力を忘れてしまいそうです。
三次元の世界がウソに見えて、
違う世界へと来てしまったよう。
昔の人もこの景色を見て、
様々なことに思いを馳せたに違いありません。

そして、
下の写真が宇宙から見たときに、
光の柱を放っていたといわれるピンポイントスポットです。↓

山を登っていれば、
よく見るごく普通の場所。
普通に見えるのに普通じゃないのが凄いところ!

ここには祠(ほこら)があり、
神聖な場所として崇敬されています。
仰々しく飾られているわけでもなく、
質素で自然と同化しているところが素晴らしい!
宇宙に届くくらいのエネルギーとは、
どのくらいのものなのでしょうか。

御岩神社には、見どころがあり過ぎるくらいたくさんあります。
所々割愛しましたが、
ここは紹介します。
仁王門として建てられた楼門。↓

明治の廃仏毀釈で一度は取り壊されたものの、
平成に入り、約120年ぶりに楼門として再建されました。
阿吽(あうん)を司る
阿形像と吽形像は圧巻の一言です。

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江戸時代には歴代の水戸藩主が参拝する祈願所に

御岩神社の創建時期は不明です。
縄文晩期の祭祀遺跡が見つかっていることや、
日本最古の書の1つ「常陸國風土記」(721年)に
「浄らかな山かびれの高峰(御岩山の古称)に天つ神鎮(しず)まる」と
書かれていることから、
古代より信仰の聖地であったと考えられています。

中世には山岳信仰とともに神仏混淆の霊場となりました。
御岩山は県下最大・関東有数の霊山に数えられ、
平地と隔絶した霊気漂う神域として特別な場所となったのです。

江戸時代に入ると、
水戸藩初代藩主の徳川頼房が出羽三山を勧請し、
水戸藩の国峰と位置づけ。
2代目徳川光圀をはじめ、
歴代藩主が参拝を常例とする祈願所となりました。
徳川光圀は大日如来を本地仏とする
「御岩大権現」に改称したといわれています。
下総方面(現・千葉県)からの信徒も多く、
境内には21の神社寺院があり、
寺町とも呼ばれていたそうです。

明治維新によって神仏分離が行われます。
神社として純粋な形を保つため、
大日堂、観音堂、念仏堂、大仁王門などが取り払われました。
それにもかかわらず、
仏像の現存、境内の遺跡、祭事内容など古代信仰(古神道)など、
今日でも他の神社と違った昔の名残を伝えています。

188もの神様がこの地に集まっている

御岩神社には、
御岩神社本体の他、
かびれ神宮、斎神社(さいじんじゃ)、
薩都神社中宮(さとじんじゃちゅうぐう)があり、
全山御祭神188柱

日本には八百万の神がいるといわれますが、
ここはまさに神様が宿る場所なのです。

主な神様を紹介しますと、
御岩神社には、
国常立尊(くにとこたちのみこと)
大国主命(おおくにぬしのみこと) 
伊邪那岐尊(いざなぎのみこと) 
伊邪那美尊(いざなみのみこと) 
他22柱


かびれ神宮には、
天照大神(あまてらすおおみかみ)
邇邇藝命(ににぎのみこと)
立速日男命(たちはやひをのみこと)


斎神社には、
天御中主神(あめのみなかぬしのかみ) 
高皇産霊神(たかむすびのかみ) 
神皇産霊神(かみむすびのかみ)  
八衢比古神(やちまたひこのかみ) 
八衢比賣神(やちまたひめのかみ)

さらには
大日如来像、阿弥陀如来像もあります。

薩都神社中宮には、
立速日男命(たちはやひをのみこと)

が祀られています。

御岩神社には所々に御神木もあります。↘

太くまっすぐに伸びた杉の木もあれば、
3本が1本になったのか、それとも逆なのか。
そんな大木もあります。

御岩山の三本杉です。↘

それにしても不思議な伸び方です。
樹齢500年以上ということですが、
「以上」なのではっきり分かっていません。
こうなるまでに
どのくらいの月日がかかっているのでしょうか。

こんなかわいらしい石像もあります。
光背型如意輪観音像です。↘

片肘をつき、リラックスしながら、
訪れる人々を眺めているのでしょうか。

こちらの観音様がおられる周辺は
苔が美しい
苔ってこんなにきれいだったっけ?
というくらい緑色が鮮やかです。

このような神様たちに囲まれているところが御岩神社です。
神様も仏様も山も木々も宇宙も感じられるパワースポット

まだ訪れたことのない人は足を運んでみてください!
お守りもぜひ!

住所:茨城県日立市入四間町752
アクセス:JR上野東京ライン/常磐線日立駅より茨城交通60東河内方面に乗り御岩神社前で下車
https://www.oiwajinja.jp/index.html

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