【花園神社の家内安全御守】3つの神社のご神徳で家庭に安寧を

東京
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3つの社紋が入ったトリプルネームお守り

第97回目は東京都新宿区新宿にある
花園神社の「家内安全御守」です。
初穂料700円(授与時)。

左から
薄紫×白茶(ベージュ)×薄緑の縦じま。
そこへ
金のラインが入るという
繊細かつ大胆な手加え。

アカ抜けた印象がありながらも
決して派手ではなく、
色みのきれいなお守りかになっていると思います。

さらに
「包み抱き稲」(家内安全御守の文字の上にある社紋)
「左三つ巴」(3つの火の玉のような形の社紋)
「鳳凰の丸」(鳥の形をした社紋)
という社紋が3つ入るトリプルネーム。

まさに贅沢な
家内安全お守りです。

トリプルネームということは、
花園神社には他に2つの神社が合祀されているということです。
それが
雷電神社と大鳥神社。
花園神社の御祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと/包み抱き稲)
雷電神社は受持神(うけもちのかみ/左三つ巴)
大鳥神社は日本武尊(やまとたける/鳳凰の丸)
であります。

花園神社はもともと「村社稲荷神社→花園稲荷神社」と
呼ばれていたため、
稲荷神社を示すこの社紋が採用されており、
最も目立つお守り名の上に配されています。

雷電神社はお稲荷さん同様、
食物を司る神様で
新宿4丁目にあったものを
1928年(昭和3)に合祀しました。

1965年(昭和40)には
社殿建替えとともに
それまで末社だった大鳥神社を本社に合祀。
これを機に「花園神社」が正式名称となりました。

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家内は家族全員以外に妻の意味も。奥さまを大切にしたいご主人にぜひ

裏面です。

中央に「花園神社」と入っています。
シャープな明朝体で、
神聖な雰囲気が感じられます。

振ってみると、
木札がカチャカチャと音をたてます。
お守りに何かが宿っているような気がして
「大切にしなければ」という思いにさせてくれます。

なるほど!
こういう気持ちこそ、
「家内安全御守」の狙いなのではないでしょうか。
家内安全とは
「一家全員の安全や健康」を祈るご祈願。
それはつまり
「家族を大切にしたい」という気持ちです。

さらには
家内を妻という言葉に言い換えれば
「奥さんを大切にしたい」
という気持ちにもつながります。

木札がカチカチと鳴る音だけで
そこまで想像させてしまう
「家内安全御守」は実に奥深いです。

ぜひとも
世のご主人に拝受して
いただきたいと思います。

また
細かいところなのですが、
この「家内安全御守」には
先述した3つの社紋以外に
花菱模様が入っております。
これは何を意味しているのでしょうか?

推測ですが、
花園神社が現在の場所に移転
(もともとは伊勢丹の場所にあった)する前は
この地は尾張藩下屋敷の庭の一部で、
たくさんの花が咲き乱れていたそうです。
この「美しい花園」に移転したので
「花園稲荷神社」と呼ばれたというのが
社名の由来とされるほど。
「花園」を表したのが
花菱ではないかと思うわけです。

花園神社のお守り紹介はこちら

花園神社とは以下のようなところです。

トップページ - 新宿の総鎮守 花園神社のサイトです。 花園神社
花園神社 - 境内で催される四季折々の行事は、日常生活に密着しているものばかり。毎年多くの人々が訪れます。祭礼ばかりでなく、骨董市や演劇など、地域の文化を支える行事が多いのも花園神社ならではの特色です。
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歌舞伎町のお隣に鎮座して変わりゆく新宿の歴史を見てきた神社

花園神社は
新宿五丁目に位置する
新宿区で最も有名な神社です。

新宿五丁目というと
歌舞伎町の隣です。

お世辞にも治安がいいとはいえない
日本有数の繁華街の隣に、
こんなに大きく、静かな神社があるというのは
ちょっと意外です。

入り口はこちらです。↓

入り口を入れば
すぐに大鳥居が見えます。↓

新宿において
1、2を争う高さの大鳥居。
鉄製で、1996年(平成8年)に建てられました。

大鳥居があるのは
新宿から早稲田方面へと向かう都道に面した入り口。
こちらが正面となるのですが、
花園神社といえば
別の入り口のほうが有名ではないでしょうか。↓

靖国通りに面した、
ビルに挟まれた細い参道です。
まるで木々が織りなすトンネルのようです。
イチョウが色づくと本当にきれいですね。

靖国通りは
歌舞伎町の目の前を通過する
新宿きっての大通り。
JR新宿駅、東京メトロ新宿三丁目駅、
西武新宿線新宿駅から歩いていくと
こちらのほうが近いし、
大通り沿いにあるので分かりやすい。
そのため
こちらから神社へ入っていく
人のほうが多いようです。

神社めがけて吸い込まれるように
入っていく人もいれば、
迷い込むように入っていく人など、
いろいろです。

ちなみに靖国通りはその名のとおり
靖国神社へと続く道路です。

鳥居を入って振り向くと
こんな光景になっています。↓

太陽の光に透ける
イチョウの黄色い葉が
なんと美しいことか!

鳥居を入ってすぐに狛犬がおります。
新宿区指定有形文化財の
唐獅子像です。↓

雌雄一対。迫力満点。
1821年(文政4年)に建立された
銅製の唐獅子像です。

頭部が4つの部分(上頭部、顔、後頭部、たてがみ)に
分けられて鋳造されています。
同様に身体も、
胴体から後ろ足、前足、尾っぽの3つの部分を
それぞれ左右に分けて作られました。
そうやって部分的に仕上げたものを
最後に接合して製作されたそうです。

拝殿です。↓

歌舞伎町を背にして、優美に建っています。
花園神社は新宿の総鎮守。
創建された年代は不明ですが、
大和吉野山より勧請され、
徳川家康が武蔵国に入った1590年より前には
すでに存在していました。

お賽銭箱には
右から大鳥神社、花園神社、雷電神社を表す
3つの社紋。↓

拝殿をよく見ると
お賽銭箱と同じ並びで
神様が祀られています。

右に大鳥神社。↓

中央に花園神社があり
左に雷電神社があります。↓

天水受けにも社紋が3つ。↓

拝殿から境内全体を見た風景です。↓

こう眺めると
花園神社は広いなあと感じます。

境内社である
威徳稲荷神社です。↓

戦災で資料が焼失したため詳細は不明ということですが、
1928年(昭和3年)4月頃に
建てられたと伝えられています。
奉納された赤い鳥居が連なる様子は圧倒的です。
女性の参拝者に人気のだそうです。

こちらも境内社の
芸能浅間神社です。↓

江戸の昔から芝居や舞踊の興行に
縁が深かったため、
演劇や歌曲など芸能関係の奉納が
多いことで有名です。

有名人の名前がズラリ。↓

劇団EXILE、水森かおりさん、
豊原功補さん、中川翔子さん、
吉本興業などなど。
ちなみに
吉本興業東京本部は花園神社から近い距離にあります。

眠らない街、新宿。
欲望がうごめく街、歌舞伎町。
そんなヒリヒリするエリアに鎮座する花園神社。
ざわめく街のホッと一息できるスポットです。

新宿でおいしいものを食べ、
ショッピングをし、
いろいろと歩き回って疲れた際は
休憩に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

住所:東京都新宿区新宿5-17-3
アクセス:東京メトロ丸の内線・副都心線・都営新宿線「新宿三丁目駅」E2出口 徒歩0分
     JR・小田急線・京王線「新宿駅」東口 徒歩7分
http://hanazono-jinja.or.jp/

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