芸能を「藝能」と硬く書き、佐瑠女を「さるめ」と優しく表記
第119回目は三重県伊勢市にある
猿田彦神社の境内社、
佐瑠女神社の「藝能おまもり」です。
初穂料1000円(授与時)。
「芸」の字が「藝」となっていることに
格式を感じます。
と同時に
お守りに書かれた神社名が
平仮名になっているところに
柔らかさを感じます。
人でいうなら
立派な人格を持ちつつ笑顔が朗らか。
そういった方でしょうか。
完璧な人ですね!
お守りのデザインは
きれいな水色の地に
社紋である舞鶴がシャドー的に描かれ、
金色で「さるめ神社」と入っています。
水色と金の組み合わせは
とても爽やかでありながら高貴さも兼備。
ついつい手に取りたくなる
カラーコンビネーションです。
「藝能おまもり」には
ピンクバージョンもありますので
お好きなほうをいただいてほしいと思います。
「うまくなる」シールを自身が使用する道具に貼る
裏面です。
「芸能上達 うまくなる 佐瑠女神社」と
書かれたシールがついています。
シールは芸能をする上で必要な
楽器や道具などに貼ると
ご利益があるとのことです。
御祭神の天宇受売命(あめのうずめのみこと)。
俳優(わざおぎ)、神楽、芸能、鎮魂の
祖神として仰がれる女神です。
縁結びの神様でもあります。
神話において
有名なエピソードがあります。
天照大御神が天岩戸(窟)に籠ってしまい
世の中から世の中が乱れたとき、
天宇受売命(あめのうずめのみこと)が神楽を披露。
そこに集まった八百万の神々が
喜び笑うと、
天照大御神が再び現れて、
平和な世が戻った。
そういうお話です。
この活躍から
芸能の神様として
尊崇されるようになりました。
そんな天宇受売命(あめのうずめのみこと)の
ご神徳が入ったお守り。
芸能を志す人にとっては
ぜひともいただきたいもの
ではないかと思います。
佐瑠女神社のお守り紹介はこちら
猿田彦神社HP内
佐瑠女神社とは以下のようなところです。
芸能人もたくさん参拝する佐瑠女神社
佐瑠女神社は猿田彦神社の境内社。
猿田彦神社は第116回目の記事で紹介しておりますので、
そちらのほうもどうかご覧ください。
その際も佐瑠女神社が登場しておりますが、
ここでも改めて紹介します。
佐瑠女神社へ行くには
猿田彦神社の鳥居を入ります。↓
鳥居を入り、
すぐ右を行けば佐瑠女神社となります。↓
まわりにはたくさんの
奉納のぼりが立っており、
芸能人の名前がズラリ。↓
EXILEさん、湘南乃風さん。↓
たむらけんじさん、南海キャンディーズの山里さん。↓
小藪千豊さん。↓
キンタローさん、ANZEN漫才のみやぞんさん。↓
芸能の神様として
いかに篤く尊崇されているのかが分かります。
御祭神の天宇受売命(あめのうずめのみこと)には
天岩戸の伝説の他に、
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の
天孫降臨に際して
天八衢(あめのやちまた)にて
待っていた猿田彦大神と最初に対面し、
高千穂の峰に至る道を先導したという
お話も残っています。
その後は猿田彦大神の本拠の地である
五十鈴の川上の地にともに来られて、
その功により「猨女君」(さるめのきみ)の
称号を受けられました。
「猨」は「猿」ですので、
猿田彦大神の奥様という意味になるのでしょうか。
そのような説もあるみたいです。
猿田彦大神と天宇受売命は夫婦。
縁結びの神といわれる所以も
ここにあるのだろうと思います。
猿田彦神社と佐瑠女神社は2社で1社。
お出かけの際は
両お社へ参拝してみてください。
住所:三重県伊勢市宇治浦田2-1-10
アクセス:JR伊勢市駅、近鉄宇治山田駅より三重交通バスで猿田彦神社前下車
https://www.sarutahikojinja.or.jp/sarume/
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