純白と黄金の慶祝カラーで厄除け。明治神宮の「厄除御守」

東京
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お守りに重みを与える菊花紋章の権威

第16回目は東京都渋谷区代々木神園町にある
明治神宮厄除御守です。
初穂料800円(授与時)

一言でいうなら立派!
そんな厄除けお守りです。

光沢のある白地に、金糸で「厄除御守」と書かれています。
その上には社紋である菊花紋章。
十六菊花紋です。
明治天皇、明治天皇の皇后(昭憲皇太后)が御祭神ということで、
天皇家の家紋が社紋になっています。↓

菊の紋は、鎌倉時代に後鳥羽上皇が用いたのが
起源であるとされています。その後の天皇もこの紋を使用したことから、
皇室を示す紋として定着しました。

後鳥羽上皇(1180年~1239年) 第82代天皇
和歌管弦に通じ、新古今和歌集の編纂もしています。
1221年(承久3年)、鎌倉幕府執権の北条義時に対して
討伐の兵を挙げたがが敗北(承久の乱)。
隠岐に配流され、1239年(延応元年)に同地で崩御しました。

自ら刀を打つことに熱心で、菊形を大変好んでいたということで
自作の刀に「上皇作」の証明として菊の銘をつけました。
やがて、倒幕を計画する中で、朝廷派につく武士たちに菊の紋がついた刀を送り、
味方を増やそうとしたといわれています。

お守りに話を戻すと、
「厄除御守」の文字の左右には、
法衣の柄でよく見られる植物の葉が
金糸で刺繍されています。

さらに、
白地とはまた違う色彩の白糸や
角度によって色味が変化する銀糸による花菱も描かれています。
写真で紫色になっている部分は銀糸が反射したものです。

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白と金色の2色構成で神々しさを発揮

裏面です。

中央やや下に刻印で押されたような「明治神宮」の文字。
現代文字ではなく、あえて旧字体を採用するところに趣を感じます。

白地のすっきり感を埋めるかのごとく、
金色が配色されているイメージ。
この2色のバランスがうるさくもなく、
物足りなさも与えず、
むしろ神々しさを放っています。

まさに魔を払う「厄除」に
値するお守りといえるのではないでしょうか。

ちなみにわたくしは
除災招福の御神徳が込められた守札(小)
もいただいております。↓

表面
裏面

非常にシンプルで、大きさは人差し指くらい。
ずっと財布に入れていましたが、
摩擦で劣化してしまうのが嫌だったので、
出して棚に置いてあります。

下の写真は、
2020年(令和2年)の明治神宮鎮座百年祭記念事業における
奉賛募金をしたときにいただいた奉賛之章です。↙

表面
裏面

こちらは、
もともとは明治神宮の御神木
募金をしてお返しをいただくのも恐縮なのですが、
このような貴重なものを頂戴でき、
大変光栄に思ったのを覚えております。

明治神宮のお守り紹介はこちら

明治神宮とは以下のようなところです。

明治神宮
渋谷区代々木鎮座。大正9年11月1日創建。明治天皇、昭憲皇太后を祀る。他に神宮外苑、明治記念館のご紹介等。
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100年前の100年構想、その答えが今の杜

年間約300万人が訪れるという明治神宮。
都心の真ん中にありながら、圧倒的な広さを誇り、
東京屈指の観光スポットにもなっています。

最寄り駅はJR原宿駅と東京メトロ明治神宮前駅ですが、
JR代々木駅、東京メトロ北参道駅や表参道駅、
小田急線参宮橋駅などからも歩けます。
さらには、
JR渋谷駅から歩くことも可能です。
そんなアクセスがいい明治神宮ですので、大勢の参拝者が訪れるのも納得。

明治神宮といえば「杜」ではないでしょうか。↓

明治天皇と昭憲皇太后が祀られる、
およそ70万平方メートルの鎮守の杜
入口となる第一鳥居からすでに杜が始まっています。

参道の両端も杜。都心でありながら、
こんなに大自然を感じられるのはここくらいではないでしょうか。
針葉樹と照葉樹が混ざり合った、森林浴ができる見事な景色です。

この明治神宮の杜は、
明治天皇と昭憲皇太后を祀り、人々が静かに祈りを捧げる「永遠の杜」として
第一線の学者たちによって計画が練られました。
その結果、将来的に椎・樫・楠などの照葉樹を
主な構成木となるように植えようということが決定しました。

その背景には、すでに東京では公害が進み、
都内の大木や老木が枯れていくという状況がありました。
百年先を見越して、照葉樹でなければ育たないと結論づけたのでした。

しかし、物言いが入ります。
ときの総理大臣である大隈重信が、

大隈重信
大隈重信

神宮の森を薮にするのか。薮はよろしくない!
伊勢神宮や日光東照宮のように杉林にすべきだ!

しかし、林苑関係者は断固反対。

林苑関係者
林苑関係者

都会では杉は育ちません。
100年後を見据えた杜をつくるのであれば、
椎、樫、楠といった照葉樹を主な構成木にすべきです

谷間の水気が多いところでは杉は育つが、この代々木の地では不向き。
林学の見地から説明して納得させたそうです。

彼らの強い意思があったからこそ、今のこの自然が存在しているわけです。
総理大臣に対しても、言うべきことを言う。昔の人は骨がありましたね。

100年前に創造した杜は、現代へと受け継がれ、
そして
未来へとバトンタッチされていくことでしょう。

代々木という名の由来とは?
戦国時代の書状には「代々木村」の名がすでにありました。
村人が代々サイカチの木(豆科の落葉高木)を生産したことにちなんでいるという説があります。
また、現在の明治神宮御苑の東門近くに「代々木の大樅(モミ)」といわれたモミの木があり、
その名が由来ともいわれます。

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宝物殿前の大広場はまったりできる穴場スポット

日本一の大鳥居、清正の井戸、明治神宮ミュージアムなど、
広大な照葉樹の杜以外にも見どころはたくさんありますが、
ここではおすすめの3つを紹介したいと思います。

一つ目は夫婦楠(めおとくす)です。↓

明治天皇と皇后は仲が良かったということにもあやかって、
「夫婦楠」には縁結び、夫婦円満、家内安全にご利益があるといわれています。
2本の幹がありながら、
上を見ると、
1本の木に見えるほど同化しているのが仲睦まじい夫婦という感じです。
パワースポットと呼ばれるのも頷けます。
樹高は約17mです。

次は宝物殿前芝地。↘

広々した公園のような場所です。
芝生もきれいに整えられています。
ドコモタワーが見え、まさに都会のオアシス
本殿の裏側に位置しているせいか、
ここまで足を運ぶ人は少ないです。

空が高く、のんびり過ごすのに持ってこいです。
日向ぼっこするのも良し。
寝っ転がるのも良し。
お弁当を食べるのも良し(ごみはお持ち帰り)。
バトミントンやボール遊びはNG(係員の人に注意されます)。

最後は広場の近くに北池です。↓

公園に水の要素(池や噴水)があると、なんだか癒されます。

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近代日本を知るうえで欠かせない明治神宮

明治神宮はその名のとおり、
第122代天皇の明治天皇と昭憲皇太后が祀られている神社です。
創建は1920年(大正9年)

明治天皇は1852年(嘉永5年)にご降誕されました。
当時は欧米列強がアジアに植民地を求めて進出した時代。
国内は江戸幕府が衰退し、幕末へと向かうときです。
そのような混乱期の1867年(慶応3年)に、わずか14歳で即位しました。
同年10月、江戸幕府第15代将軍の徳川慶喜が政権返上(大政奉還)し、
12月に、王政復古の大号令を発せられて、時代は明治へと移っていきます。

明治天皇とは、いわば、近代日本のシンボルのような方。
東京が首都になり、藩から県になり、
小学校や中学校ができ、鉄道が敷かれ、電話が開通し、
1日が24時間、1年が365日になり、
憲法が作られ、国会が開かれ、日清日露戦争も経験します。
これらすべてが明治時代のこと。

お守りコレクションblogとして触れないわけにはいかない
神仏分離、廃仏毀釈が行われたのも明治です。

神仏分離とは、一般には1868年(明治元年)の神仏分離令を指します。明治政府はこれまでの神仏習合の慣習を禁止し、神道と仏教、神と仏、神社と寺院を区別しました。「王政復古」「祭政一致」の理想実現のため、神道国教化の方針を採用したといわれています。

廃仏毀釈とは、神仏分離令と大教宣布によって拡大解釈した民衆が暴走して引き起こした、仏像や仏教施設の破壊などを指します。
明治政府の方針はあくまでも神道と仏教の分離のみ。仏教の排斥を意図したものではありませんでしたが、結果として仏像・仏具の破壊といった運動が全国的に発生しました。

大教宣布とは、1870年(明治3年)に明治天皇の名により出された詔書。
天皇に神格を与え、神道を国教と定めて、日本を「祭政一致の国家」とする方針を示しました。
それにより宣教使に命じて全国へと布教させましたが、仏教側の抵抗が強く、
1884年に終了となりました。

明治は、侍文化から西洋文化へと変わりゆく転換の時代。
近代日本の歴史を感じながら、明治神宮を探索してみてもおもしろいです。

もちろん、
のんびりしたいがために行くのも十分アリです。
原宿での買い物ついでに参拝するのもアリです。

都心にいながら自然の中に身を投じることができるスポット。
何度行っても飽きません!
ぜひ足を運んでみてください。
お守りも豊富にあるので授与されてください!

追記
明治神宮の大御心(おおみごころ)はここならではのおみくじです。
吉凶を占うおみくじではなく、
明治天皇の御製(ぎょせい)、昭憲皇太后の御歌(みうた)
より15首ずつ、あわせて30首選び、それに解説文をつけたものとなっています 。
これが意外と、今の自分の戒めいなったり、
勇気づけるものになるからおもしろいです。
HPからもできますよ!
https://www.meijijingu.or.jp/
下のほうにあるのでスクロールしてください。
1日1回やってみると楽しいです!

住所:東京都渋谷区代々木神園町1-1
アクセス:JR原宿駅、東京メトロ明治神宮前駅より徒歩1分
https://www.meijijingu.or.jp/

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