輝く星々に駿足・快足・俊足のお力が込められている
お守りコレクションblog
第198回目は京都府京都市上京区にある
白峯神宮の「健脚守」です。
初穂料700円(授与時)。
黒地に銀・水色・赤・草色の星型が配置され
金の小星が全体に散りばめられています。
神紋が満月のように映えてキラキラです。
台紙には
「駿足」「快足」「俊足」と記されており
全国の神社仏閣巡りを主軸としているわたくしとしては
いつまでも健脚でいたいと思ってましたので
このお守りに目がとまったときは「!!」となりました。
楽しい気分を盛り上げながら健脚を目指す
裏面です。
表面と同じく4色の星マークに
金が全体に散りばめられています。
白峯神宮も金字で輝いていて
黒地ベースでありながらポップな印象。
楽しい気分を維持しながら健脚を目指していけそうです。
白峯神宮とは以下のようなところです。
左近の桜・右近の橘に見る天子南面すの由来
堀川今出川の交差点から今出川通り沿い
渋い色合いの木製鳥居が目印です。↓
神門から見える拝殿と木々の緑が美しい。↓
拝殿の両隣にご注目!
向かって右側には左近の桜。↓
HPには鬱金の桜(黄桜)とも紹介されています。
左側には右近の橘。
繁栄を象徴する縁起の良い木です。↓
あれ? 右と左、間違えてません?
いえいえ、これで正しいのです。
これは天子南面すという
中国古来の教えが由来となっています。
平安京は中国の都にならって造営されており
「君子は北を背にして南を向いて政務を執行する」
ざっくり説明してしまうと
天皇陛下が南に向いて都を見渡したとき、左か右かなのです。
ですから
京都の住所は京都御所の東側に「左京区」西側に「右京区」があります。
旅行で訪れた際にはこれが頭に入っていると
道に迷う率が減るかもしれませんね。
ちなみに京都御所の紫宸殿や
平安神宮の拝殿にも
左近の桜、右近の橘が定植されています。
悲運に翻弄されながらも京に鎮魂された二人の天皇
拝殿です。↓
提灯がずらりと配置され
祇園祭の山車を見ている気分になります。
拝殿の奥に本殿が鎮座しております。↓
御神体は
第47代 淳仁天皇
第75代 崇徳天皇 です。
淳仁天皇といえば淡路廃帝。
権力闘争に翻弄された挙句、
天皇を廃位にされ淡路国へ流罪。
33歳という若さで命を落とされました。
再び天皇として認められるようになったのは
1870年(明治3年)でした。
そして崇徳天皇といえば三大怨霊のお一人。
天皇家内部抗争の犠牲となり讃岐国に流罪、
誠意を込め書き写した五部大乗経を
「呪いがかかっている」という誤解で
京に収めてもらうことさえもできませんでした。
後に明治天皇により
御霊を讃岐より白峯神宮へ奉遷されました。
正直……
どちらもあまりにも悲運過ぎて胸が苦しくなります。
そんな御神体が祀られているのを知ってか知らずか
境内には修学旅行生達のにぎやかな笑い声が響いていました。
そんな様子を見て「のどかだな~」と思いました。
二人の天皇もきっと
御神体となった今は心穏やかに
集う人々を微笑みながら見守ってくださっている
そのように伝わってきました。
お二人が果たすことができなかった平安が
これからも続くよう、手を合わせました。
鞠の守護神 精大明神のご加護で奉納された公式球の数々
境内の右手に蹴鞠の碑があり
拝殿を挟んで、左手には鞠庭があります。↓
白峯神宮は「蹴鞠発祥の地」としても有名で
蹴鞠の宗家である公卿・飛鳥井家が代々守護神とした
精大明神が地主社に祀られています。↓
蹴鞠=球技というご縁から
日本サッカー協会をはじめ
各種スポーツにおいて使用された公式球が
数々奉納されています。↓
サイン色紙なども!↓
授与所の横にあるスペースにも
こんなにたくさん展示されていました。↓
中には
キャプテン翼の原作者、高橋陽一先生のサイン入り
サッカーボールも奉納されていました。
全国唯一の闘魂守はスポーツ全般にご利益あり
特に修学旅行シーズンは御神徳を頂きたい学生さんが多く訪れるそうです。
部活や習い事でスポーツをしている方も多いですからね。
この日も授与所は賑わっていました。↓
受付をされていた巫女さんに撮影したい旨を伝えたら
素敵な笑顔と共に許可を頂きました。↓
全国唯一の闘魂守があると聞いていたのですが……。↓
闘魂守の種類がなんと多いこと!↓
迷ってしまいますね。
学生さんと巫女さんの会話で知ったのですが
柔道・剣道など武道をされている方は
こちらの「尚武守」が良いそうです。↓
このように球技だけに限らず
スポーツや健康に関連するお守りが
驚くほど揃っておりますので
自分に合ったお守りをぜひ手にしてみてください。
そして忘れてならないのが
二人の天皇に対する鎮魂の合掌。
日本の政治、世界の政治は権力争いに明け暮れる日々。
そのような馬鹿げたことはもう繰り返さず
真の平和が訪れてほしい、そう強く思ったのでした。
住所:京都市上京区飛鳥井町261番地
アクセス:京都駅から市バス「堀川今出川」よりすぐ
https://shiraminejingu.or.jp
コメント