【三囲神社の強運守と金銀富貴守】強運・金運2体同時に携帯したい

東京
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2体別授与のお守りだけど双子のような存在感を持つ

お守りコレクションblog
第203回目は東京都墨田区向島にある
三囲(みめぐり)神社の強運守金銀富貴守です。
初穂料各400円(授与時)。

2体セットではなく、
別々となります。

今回、なぜいっしょで紹介しようと思ったかというと
「こちらの2体をいただく方が多いですよ」
と神社の方に教えていただいたのと、
最初に遭遇したときに
お守り袋に入ることなく隣り合って
まるで双子のように仲良く見えたからです。

これはきっと二魂一体なお守りに違いない。
わたくしは勝手にそう解釈しました。

ただし
双子であっても性格は同じではない。
人間同様です。
書体が違います。
強運守はずっしり力強い。
金銀富貴守には柔らかさがある。
個性が違ってこそ調和がとれる、補える。
ということでしょうか。

強運とは運が強いこと
金銀富貴とはお金持ちで身分が高いこと
今の現代社会において、
これこそが最強ではないでしょうか!
そのようなご利益があるとされているのなら
しがみつかずにはいられない。
正直な気持ちです。

お守りには旧字体で
三圍神社
と刻印が押されています。

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神社の方から心がほっこりする夫婦鶴をいただきました!

いつもは裏面も紹介するのですが、
和紙に包まれたお守りの裏は
真っ白ですので省略いたします。

その代わりに
こちらを紹介します。
2枚の折り鶴。
夫婦鶴といいます。↓

裏面を見ると、
夫婦鶴
皆様に感謝
人が笑う
花が笑う
今日も笑う
と、書かれています。
心温まるメッセージです!

授与所で神社の方に三囲神社について
いろいろと聞いていたら
最後にいただきました。
ありがたいです。
感謝!

三囲神社とは以下のようなところです。
※公式HPはありません。

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江戸期より三囲神社は三井家の守り神として篤く崇敬

前回、202回目で紹介した
牛嶋神社と目と鼻の先にある三囲神社。
いっしょに参拝される方が多いようです。

最寄り駅も同じく東武伊勢崎線とうきょうスカイツリー駅。
迫力ある東京スカイツリーを
目の当たりにすることができます。↓

一の鳥居をくぐってから撮影しておりますが、
改めて一の鳥居はこちらとなります。社標とともに。↓

一の鳥居の扁額には旧字体で三圍社と入っています。↓

一の鳥居を入ると
すぐに二の鳥居があります。↓

二の鳥居の扁額にも三圍社と書かれています。↓

書体が違っていますね。
一の鳥居の文字は定規で計ったような気真面目感があるのに対し、
二の鳥居は軽快に踊るような続け字です。

二の鳥居をくぐり参道を歩くと
すぐに左側に
ライオンの像があります。↓

こちらのライオン像は
2009年に閉店した三越池袋店から移されてきたもの。
なぜ三越のライオン像が三囲神社に?

三越はもともと三井越後屋といい、
略されて三越となりました。
江戸時代、
三井家が松阪から江戸へ進出した際、
向島に三井の文字が入っている神社があることを知ります。
そこは
越後屋のある江戸本町から見て
東北の方角、つまり鬼門に位置していたことから
「三囲はすなわち三井に通じ、三井を守る」
と考えられ、
それがきっかけで
三井家より長く崇敬を受けて
今に至っているということです。

ちなみに
ライオン像を引きで撮影するとこのような感じです。↓

狛犬の背後に置かれています。
ライオンが変化したのが狛犬ともいわれており、
三越のライオン像は狛犬とともに
神様を守っているのだそう。

ライオン像の右隣には
明治29年から昭和初期まで実際に使われていた、
お客さんにお茶を出すときの
お湯を沸かす銅壺(どうこ)の台石があります。↓

実際の寸法は不明ですが、
なかなかの大きさです。
相当数のお客さんが来店し、
お茶をふるまっていたというのが想像できます。

老朽化して見づらいですが、
ボディに三越の商標が入っており、
これがのちの三越のマークの
範型になったといわれています。
こちらが現在のロゴマークです。↓

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目尻が下がった優しいお狐さんは”三囲のコンコンさん”との愛称が

拝殿です。↓

両脇にお狐さんがおられます。
ご祭神がお稲荷さんこと、
宇迦之御魂命(うがのみたまのみこと)であるため
三囲神社は三囲稲荷ともいわれています。

時代をさかのぼると
もともとは田んぼの中にポツンと祠があったことから
田中稲荷と呼ばれていたそう。
草創ははっきりしていなのですが、
社伝によると「弘法大師の勧請による」とのことです。

三囲神社のお狐さんは
目尻が下がった温和な表情が特徴です。↓

この愛嬌の良さで
三囲のコンコンさんと親しまれているそうです。
1802年(享和2年)奉納です。

なぜ三囲という名称になったのか。
以下のような言い伝えがあります。

文和年間(1352年〜1356年)
近江国三井寺の僧、源慶が巡礼中にこの地で荒れた祠を見つけました。
弘法大師の建立であることを知ると、
源慶は驚き、早速修復しようとしました。
そうしたところ、地中から壺に収められた神像を発見。
右手に宝珠、左手に稲穂を持ち、
白狐にまたがるその姿は
伏見稲荷系の宇迦之御魂大神の神像そのものであったといいます。
すると、どこからともなく白狐が現れ、
この神像の回りを3度回って消えました。
これが三囲という名の由来になったということです。

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三井八郎右衛門邸から寄贈された三角石鳥居が見もの

三囲神社にはもう一つ、
絶対に見ておくべきものがあります。
社殿の裏手にある三角石鳥居です。↓

港区にあった三井八郎右衛門邸が
小金井市の江戸東京たてもの園に移築される際に
寄贈されました。
原形は京都の太秦に鎮座する
木嶋坐天照御魂(このしまにますあまてるみたま)神社
三柱鳥居だそうです。
ちなみに木嶋坐天照御魂神社は蚕ノ社ともいわれ、
呉服商として越後屋を始めた三井家が
創業当時から信仰していたといいます。

日本橋三越本店の屋上にも三囲神社がある

場所は移って東京中央区日本橋室町。
ここには日本橋三越本店があります。↓

立派な建物ですね。
2016年(平成28年)7月、
国の重要文化財に指定されました。
ルネッサンス様式の威容を誇るモダンな建造物。
1935年(昭和10年)に、
6年の歳月をかけて増築改修され、
完成当時は「国会議事堂」「丸ビル」に
次ぐ大建築だったそうです。

なんとこのデパートの屋上にも
三囲神社があります。↓

朱色が眩いです。
屋上からも三井を守っているのでしょうか。
誰も見ていなくても、お天道様は見ているよ。
そんな感じでしょうか。
ちなみに銀座三越の屋上にもあるそうです。

三囲神社の左隣にある白いお社には
活動大黒天が祀られています。↓

活動大黒天は
俵の上に立ち上がり、右足を踏み出して
打出の小槌を振り上げ、
今まさに福徳を授けようとする
活動的なお姿をしているといいます。

三囲神社とともに
商売繁盛と幸運をもたらす神様として
江戸時代より庶民に親しまれ
敬愛されてきたといいます。

下町の静かな神社が
三井という日本を代表する大企業の守り神
だなんてちょっと意外ですよね。
これからも末永く三囲神社を崇敬して
大切にしていってもらいたいですね!

住所:東京都墨田区向島2-5-17
アクセス:東武伊勢崎線とうきょうスカイツリー駅より徒歩7分、
     都営浅草線本所吾妻橋駅より徒歩8分
※公式HPはありません。

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