【盛岡八幡宮の一粒万倍守】一粒が何万倍にもなって人生が開運

岩手
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お守りのデザインに語源となる稲作へのリスペクトを感じる

お守りコレクションblog
第210回目は岩手県盛岡市にある
盛岡八幡宮一粒万倍守です。
初穂料1000円(授与時)。

宝くじなどでよく耳にする一粒万倍という言葉。
どういう意味なのかは、
お守りのフレームに書いてあります。

一粒万倍とは、
一粒の籾(もみ)から万倍の稲穂が実る意味。
運を開き、実りをもたらします。


この文言を宝くじに当てはめると
少額の宝くじへの投資が当選という形で万倍にもなって戻ってくる
ということになるのでしょう。

もともとは稲作に関する言葉が、
実はお金にも通ずる。

そればかりか
小さい幸せが何倍にも膨らむとも解釈できる。
だからこそ開運招福と書かれているわけです。

いろいろと応用が利く一粒万倍
黄金色の稲がデザインされているところに
語源へのリスペクトが感じます。
出発点を忘れない。
こういうの、わたくしは好きですね!

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お守りの背景は厄除け、開運、繫栄、長寿を表す亀甲文様!?

裏面です。

お守りの背景に描かれた柄は
亀甲文様に見えます。
亀甲柄には厄除けや開運・繁栄・長寿といった意味が込められおり、
お守りの趣旨とも通じます。

真ん中には盛岡八幡宮の名が。
その上には社紋の左三つ巴が描かれています。
白の背景と、銀の社名&社紋のコラボレーションが
神聖な印象を醸し出していますね。

盛岡八幡宮は1680年(延宝8年)に
陸奥盛岡藩3代藩主の南部重信(南部家29代当主)によって建立されました。
ご祭神の品陀和気命(第15代応神天皇)は八幡様ともいわれ、
農業、工業、商業、学問、衣食住など
人間生活の根源の神として、
昔から多大なる崇敬を集めてきました。

盛岡八幡宮とは以下のようなところです。

【公式】盛岡八幡宮|岩手県
神前結婚式・お宮参りや七五三などの人生儀礼をはじめ、ご祈祷・お祝い・厄払い等承ります。盛岡八幡宮例大祭も秋の風物詩として盛岡に根付く行事です。
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拝殿の扉は24時間開かれたまま

盛岡城跡公園から中津川を渡り、
宮古街道(八幡通り)を真っ直ぐ歩いて行きます。↓

すると正面に盛岡八幡宮が見えてきます。↓

迫力がありますね!
信号を渡れば盛岡八幡宮へ到着です。↓

赤々とした鳥居が存在感を放っています。
2002年(平成14年)に建て替えられたそうです。
旧鳥居は宝暦13年(1763年)に南部利雄(南部藩8代藩主)によって
築造された歴史のあるもので、
境内の別の場所に移築されているといいます。

社号標の盛岡鎮守の文字は
皇后陛下雅子さまの曾祖父にあたる
盛岡出身の海軍大将
山屋他人の揮毫(きごう)です。↓

扁額の文字は
南部家46代当主の南部利文の謹書だそうです。↓

鳥居から拝殿へ向かって真っ直ぐ進むと
参道の右側に高倍神社があります。↓

祀られているのは
磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)と
四条(しじょう)中納言の藤原政朝(ふじわらのまさとも)。
こちらの神様は醤油や味噌などの調味料や料理、
飲食店の守り神として知られています。
この神さまが祀られているのは
関東以北ではここだけだそうです。

たかべの名前は
千葉県安房郡千倉町の高家(たかべ)神社に
祀られている高倍神(たかべのかみ)磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)から
付けられたことが伝えられています。

高倍神社の並びには歯固めの石があります。↓

歯固めの石とは
赤ちゃんに石のような丈夫な歯が生えますように
という願いを込めて用意する石。
赤ちゃんの歯が生え始める生後100日頃の時期に、
健やかに育ち、長寿をまっとうできるようにと
歯固めの儀式が古くから行われてきました。
昔は赤ちゃんの歯茎に石をあてたり
石を噛ませたりしていたようですが、
現在は
歯固めの石に箸を軽くあて、
その箸を「石のように丈夫な歯が生えますように」
という願いを込めながら、
赤ちゃんの歯茎にやさしくちょんちょんとあてる
というやり方が通例のようです。

参道をさらに進むと
数段の階段があり、
その左右に狛犬がドンと構えています。↓

実際のサイズは不明ですが、
かなり大きいです。

階段を上ると
想いを運ぶかざぐるま
というものが設置されていました。
参拝へ訪れた日は9月の末。
過行く夏の名残でしょうか。↓

風が皆様の想い(願い)を神様に運んでくれますように
と書かれてありました。

トンネルとなった形状や
風車そのものの美しさによって
フォトジェニックとなっていました。↓

風車のトンネルをくぐって拝殿へ。↓

1884年(明治17年)の盛岡大火など、
災害や永年の風雪被害を受けて再建が繰り返され、
現在の社殿は1997年(平成9年)12月に建て直されました。

正面の扉は
24時間いつでも誰でも参拝できるように
扉が閉められることはないということです。↓

ずっと扉が開いているなんて
すべての者を等しく包み込む懐の深さを感じてしまいます。
わたくしなどはセキュリティを考えて
夕方には閉めてしまいそうです。。

拝殿の右側には授与所があり、
選ぶのに困ってしまうくらい
お守りがたくさんあります。↓

お守りの詳細はこちらをどうぞ。↓

お守り選択画面 | 【公式】盛岡八幡宮|岩手県
神前結婚式・お宮参りや七五三などの人生儀礼をはじめ、ご祈祷・お祝い・厄払い等承ります。盛岡八幡宮例大祭も秋の風物詩として盛岡に根付く行事です。
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個性的な境内社が多く、参拝せずにはいられない

想いを運ぶかざぐるまと拝殿の間の右側には
境内社の縁結美(えんむすび)神社があります。↓

結びの「び」が「美」になっているのが洒落ていますね!

男女の縁、人と人の縁を結ぶとして
良縁にご利益のある神社です。

左側へと向かいますと
梅宮があります。↓

シンプルな神明鳥居で、
絶妙なくたびれ感が歴史を感じさせます。

梅宮のご祭神は
酒解神(さかとけのかみ)
酒解子神(さかとけこのかみ)
大若子神(おおわくごのかみ)
小若子神(こわくごのかみ)。
1741年(寛保元年)、
南部23代利視が人々の子孫繁栄を願って
京都梅宮大社の分霊を祀りました。
安産、婦人、醸造の守護神として
歴代の藩主から庶民にまで深く信仰を集めてきました。

狛犬のいる場所まで戻り、
拝殿を背にして右へ行きますと
大黒様と恵比寿様がおられます。↓

大黒様は五穀豊穣、福徳開運の神。
恵比寿様は大漁満足、商売繫昌の神。
2神とも笑顔が素敵な神様なのですが、
大きめな木彫りの像なので
親しみやすさだけでなく偉大さも感じます。↓

木目までしっかり見える古い扁額もまた味わい深いです。↓

色がはがれているところが
逆に美しい!

屋根の裏側もまた昔をそのまま残したような
風合いに満ちています。↓

昭和62年に奉納された額が1点確認できます。
西暦に直すと1987年ですから
そこまで古くはないはすなのに、この質感。
昭和って、やっぱり昔なのでしょうか。。

大黒様と恵比寿様と隣接するように
十二支神社があります。↓

十二支の生まれ年ごとにひとつずつ守り神があるとする、
土着的な民間信仰が元になっています。
子年生まれは出雲神社、
寅年生まれは八坂神社、
亥年生まれは鳩森八幡神社など、
十二支の動物が仕える神様を祀る神社が12社並んでいます。
1年に一度、自分の生まれ年の神様を拝むと
よい御加護があるといわれています。

受験の神である
盛岡天神社の造りがユニークです。
参拝するには特別な入り口をくぐらなくてはなりません。
(くぐらなくても脇から行けるには行けるんですけどね)↓

入り口内には合格祈願の絵馬がたくさん飾られてあります。
祀られている神さまは学問の神さまである菅原道真。
盛岡八幡宮が造営される以前から
この地に祀られていたそうです。
寛文年間に藩の命令によって花垣(現在の天神山)へ移されました。
1985年(昭和60年)に分霊され、
境内に小さな社殿が建立されました。

盛岡天神社の隣には健康神社があります。↓

中風病(脳卒中や脳血栓などの脳血管疾患)やガンから身体を守るために
生命の神様、健康の神様、薬の神様を始め、
あらゆる臓器の神様がここに祀られています。

最後に想いを運ぶかざぐるまから
街の方角に向かってパシャリ。↓

美しい景色です。
「時間よ止まれ」って何度心で唱えたことか。
陽が傾き、西日に照らされる中にいると
センチメンタルな気分になってしまいます。
広々とした落ち着いた空間に
見どころが散りばめられている盛岡八幡宮。
お守りの種類がとにかく豊富で
欲しいものがあり過ぎ。
それはまたの機会に取っておくことにします。

住所:岩手県盛岡市八幡町13-1
アクセス:JR盛岡駅より岩手県交通バス茶畑行きで約10分。八幡宮下車徒歩すぐ
https://morioka8man.jp/

岩手
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