【櫻山神社 向い鶴御守】隠れパワースポットの力で開運・心願成就

岩手
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繊細で優雅な社紋はご祭神である南部家の家紋

お守りコレクションblog
第215回目は岩手県盛岡市にある
櫻山神社向い鶴御守です。
初穂料1000円(授与時)。

二羽の鶴が向かい合って、羽を大きく広げている様子。
これは櫻山神社の社紋、向い鶴です。
繊細かつ優雅。
なおかつ重厚感を兼ね備え、
高い格式を感じます。
黒地に金色という組み合わせが
それに拍車をかけているようにも思えます。

向い鶴は、
そもそもは源頼朝に使え、
その後、北東北に拠点を築いた南部家の家紋。
そのお殿様の家紋を社紋として使用しています。

櫻山神社のご祭神は4柱。
南部光行(南部家初代/鎌倉時代)
南部信直(南部家26代、盛岡藩初代/戦国時代)
南部利直(南部家27代、盛岡藩2代/江戸時代)
南部利敬(南部家36代、盛岡藩11代/江戸時代)

南部家を祀る神社ゆえに
南部家の家紋を使うことが許されているということです。
ここにしかない地元密着型神社が櫻山神社。
こういう出会いもまた新鮮ですね。

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鶴からの瑞兆が幾度ももたらされ南部家家紋に鶴を採用

裏面です。

台紙には上段にご祭神の名、
下段に由緒が書かれてあります。
由緒は向い鶴の誕生秘話となっています。

不利な戦いの中、兵士をねぎらう陣中の盃に、
空中に舞っていた鶴が映し出され、
そのめでたい兆し通り、
戦では対象を得たと云い伝えられております。
南部家の歴史において、
幾度か鶴よりの瑞兆(ずいちょう)がもたらされた事により、
家紋を「向い鶴」としました。

向い鶴には別の説もあります。
それが以下です。
大池に舞い降りた二羽の鶴を見た源頼朝が
「あの鶴を殺さないように見事に射取ってみよ」と言い、
南部光行が名乗りを上げ、一度で鶴を仕留めました。
光行の武名はさらに上がり、武勇を称えて家紋に鶴を用いた
という説です。

向い鶴御守
心願成就開運招福をご利益とすることから、
神社としては上記の説を
有力視しているのでしょうね。

櫻山神社とは以下のようなところです。

フロントページ
創建 寛永二年(1749年) 盛岡とともに300年 櫻山神社
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盛岡城跡公園に隣接するように鎮座

櫻山神社盛岡城跡公園に隣接するように鎮座しています。
周辺には県庁、市役所、裁判所などがあり、
まさに町の神社といった趣です。

岩手県庁と岩手県公会堂の間の道から
中央通りを挟んで見えるのが
櫻山神社の一の鳥居です。↓

中央通りは中央と名のつくとおり大きい道路。
そこにいきなり鳥居があるわけですから、
この唐突感といったら尋常ではないです。

この鳥居を入り、先へ進むと
また鳥居が。↓

鳥居の向こうは商店街になっています。
進んでいくと
また鳥居がありました。↓

鳥居は、神社にとって
神域と人間が住む俗界を区画する一種の門
の役割を果たしているといいますが、
こういう商店街もやはり神域に含まれるのでしょうか。 
含まれるのならば、
ここでのお買い物や散髪は神聖な行いとなるのでしょう。

この鳥居の先にピンク色の幟が2本見えます。
櫻山神社です。

櫻山神社へ到着しました。↓

神門に飾られた巨大扁額「櫻山神社」の存在感たるや。
見事なまでの威光を放っております。↓

社名の上部には向い鶴が入っています。

神門内には向い鶴が描かれた大型提灯。↓

柱の横に向い鶴を描いた石碑のようなものが。↓

健康と長寿を祈願する
長寿院亀之助という名の神像も。↓

亀さんの甲羅をタワシでこすって健康と長寿を祈願。
ひとこすり3年
ふたこすり6年
みこすり10年延命

参拝者がタワシで甲羅を磨いているからピカピカです!

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もともとは盛岡城内の淡路丸に神殿が建立されたのが始まり

神門を通れば拝殿のお目見えです。↓

櫻山神社の創祀は1749年(寛延2年)
当初は盛岡城内の淡路丸に淡路丸大明神を祀る神殿が建立されました。
城内淡路丸は桜が咲き誇り、
櫻山と呼ばれていたことから
櫻山大明神と改称されました。

明治時代に入ると、盛岡城は新政府に接収され、
櫻山大明神は城外へ遷座。
1871年(明治4年)には市内の加賀野村妙泉寺山に仮遷座。
1877年(明治10年)に北山に新しく社殿を造営して再遷座しました。

1890年(明治23年)に旧盛岡城地が特別縁故により
南部家へ払い下げられると、
旧城地への遷座を求める機運が高まりました。
その願いが叶い、
1899年(明治32年)に旧三の丸・鳩森下曲輪跡に
神社境内地を造成し、
現在の本殿、拝殿、神門等が完成しました。
翌年に奉遷、鎮座され、現在に至っております。

そういう歴史の経緯を知ると
向い鶴をたくさん目にすることにも納得です。

お賽銭箱にも向い鶴が。↓

御神籤(おみくじ)箱にも向い鶴。↓

ご祭神への尊崇を感じます。

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本殿の背後に鎮座する烏帽子岩はまるで神社を守る仏様のよう

櫻山神社へ上がったら
絶対に見るべきスポットがここ、
烏帽子岩です。↓

本殿の背後に
神社を守るように鎮座しています。↓

烏帽子岩。またの名を兜岩といいます。

盛岡城築城時、この地を掘り下げたときに
大石が出てきました。
どんどん掘り下げたところ、
次第に神事や儀式に用いる縁起のいい烏帽子に似た
巨大な岩であることが判明。
当時の盛岡藩2代目藩主、南部利直は
「これはめでたい兆し」と喜び、
それ以来、盛岡藩の守り岩として
歴代藩主に崇め祀られてきました。
高さ約6.6m、周囲は約20mもの巨大岩であります。

ちなみに
烏帽子とはこのような帽子です。↓

烏帽子岩を下からあおるような角度で撮影したとき、
神社を向いて座っている仏様のように見えました。↓

あぐらをかいて静かに座っているイメージ。
仏様の角度を見つけてしまったら
櫻山神社には神がいると思わずにはいられません。

顔の寄りです。↓

しっかりと横顔に見えるのはわたくしだけではないはず。
神社を守っている。
参拝者を守っている。
この奇蹟に手を合わさずにはいられません!
櫻山神社をパワースポットと称する方は少なくありません。
烏帽子岩が何らかのエネルギーを発しているのでしょうか。

盛岡を護る地元ならではの神社。
盛岡へ訪れる機会があれば、ぜひとも足を運んでほしいと思います。

住所:岩手県盛岡市内丸1-42
アクセス:JR盛岡駅より徒歩約20分
https://www.sakurayamajinja.jp/

岩手
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