【気象神社の晴守り】大切なこの日に「晴れ」を祈願する

東京
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見ているだけで心が元気! 快晴アッパレ日本晴れ!!

お守りコレクションblog
第223回目は東京都杉並区高円寺にある
気象神社(高円寺氷川神社境内社)の晴守りです。
初穂料800円(授与時)。

天候を祈る気象神社ゆえに、
晴れマークがでんと描かれた
何とも気持ちいいお守りです!
手作りのようなぬくもりも感じますね。

写真では太陽が赤っぽく写っていますけど、
実際はビビッドな朱色です。
うまく再現できれば良かったのですが。。

見ていると
雨の日であっても気分が晴れやかになって、
「今日も一日頑張るぞー!」
となりそうですね。

そう思うと
人間がいかに天気に左右されて
生活しているのかが分かります。
所詮我々は
神様の手のひらで転がされ生かされているのだなあと思います。

お守りの太陽の周りに点在しているものは何でしょうか?
風を絵柄にしたようにも見えるし、
空気中を舞うオーブのようにも見えます。
太陽に照らされて可視化された空気にも見て取れます。
果たして……。謎です……。

背景がグラデーションになっているのも素敵ですね。
下は薄い黄色で、上に向かうにつれて濃い空色へと変化していきます。
快晴の空ってこんな感じですよね!

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ご祭神の八意思兼命は知恵の神様であり気象の神様

裏面です。

ハンコのような形で
気象神社と入っています。
神のつくり、申の部分が☀マーク
社のつくり、土の部分が☁マーク
なっているところに発想の豊かさというか、
アイディアを感じますね。↓

お守りの上部には枝から伸びる葉っぱが
風に揺らいでいるようにも見えます。
となると
点在している丸いものは風を表現しているのでしょうか。
それともオーブでしょうか。
はたまた可視化された空気でしょうか。
果たして……。謎です……。

晴守りのご利益とは
その名のとおり晴れること。
遠足、旅行、野外イベント、キャンプなど、
絶対に晴れてほしい日に晴れを願い、
実現したら
神様からの恩恵を受けることができた
ということになるのでしょう。

ちなみに気象神社のご祭神は
八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)
高天原の最高司令官である
高皇産霊命(たかみむすびのみこと)の子神です。
八意(やごころ)とは様々な立場から考えること
兼(かね)は兼任を表します。
つまり
一人で二人以上のことができるという意味であり、
八意思兼命は多くの知恵を一同に
結集させることができる知恵の神様なのです。

神話によると、
太陽神である天照大神が天の岩戸に隠れて世の中が暗闇になったとき、
天照大御神を外界に戻す知恵を考え出したのが八意思兼命であります。
そして再び世界に太陽を取り戻し、
世の中を救うことに成功しました。
このことから気象の神様として祀られるようになったともいわれています。

ちなみに
八意思兼命はその名の通り
』『』『』『』『』『』『』『』という
8つの気象条件を司ることができるとされています。

※天照大神が天の岩戸に隠れたエピソードを
天の岩戸伝説といいます。詳しくはこちらをどうぞ。↓

天の岩戸 | 神社と神道 | 神社本庁公式サイト
神社本庁の公式サイトです。このページでは、「天の岩戸」についてご案内します。神社本庁は、伊勢神宮を本宗と仰ぎ、全国8万社の神社を包括する組織として昭和21年に設立されました。

気象神社とは以下のようなところです。

気象神社 | 高円寺氷川神社
日本気象協会が毎年実施しているその年の気象を漢字一文字で表現する企画が今年も気象神社で行われました。 今年は台風に伴う豪雨に見舞われることも多く、当神社でも大きな被害が出ました。 災害の被害に遭われ、今も被災生活を強いられている方々にお見舞...
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もともとは大日本帝国陸軍の陸軍気象部に鎮座していた

気象神社高円寺氷川神社境内社
JR高円寺駅南口から徒歩約2分の
アクセスのいいところに鎮座しています。↓

高円寺氷川神社の社号標の隣にある
天気の電光掲示板が
気象を司る神社らしさを感じさせます。↓

電光掲示板の隅には気象神社のマークが。↓

『晴れ、曇り、雨』をまるでブランドロゴのように
ポップに表現しているところがいいですね。

高円寺氷川神社の鳥居をくぐると
左側に案内板があります。↓

矢印の方向へ進むと
気象神社があります。
と、その前に。
気象神社へとつながる参道の左右には
たくさんの絵馬やてるてる坊主が
結ばれています。↓

所狭しと結ばれているてるてる坊主は
じつは照々みくじ(500円)というおみくじです。↓

ご自身の特別な日に晴天祈願する願い事が多く、
天気は人生を左右する重要なものであると改めて認識しました。
一生の思い出となる日が雨だとがっかりしますものね。

気象神社へ到着です。↓

境内社なので大きいものではありません。
なのに東京の有名神社の一つに数えられているのが
おもしろいですね。

お社も小さいです。↓

狛犬が首に注連縄のような
マフラーのような
ストールのような
ものを巻いています。↓

この紅白は正月用の衣装だそうです。

気象神社はもともとは1944年(昭和19年)4月に
大日本帝国陸軍陸軍気象部(杉並区馬橋地区)
の構内に造営されました。
軍にとって気象条件は戦略や作戦を練るのに重要であったため、
科学的根拠に基づいて予報をする組織が必要でした。
ただその一方で
予報的中を祈願する神頼みの場が科学的組織の中にあったというのも
八百万の神を信じる日本らしさを感じますよね。

その後、
戦後の神道指令で撤去されるはずだった気象神社でしたが、
調査漏れにより残存。
当時の高円寺氷川神社の宮司であった山本実さんが
受け入れを決断して、
現在の場所に遷座されることになりました。

2003年(平成15年)6月には
遷宮55周年記念として老朽化した社殿が建て直されています。

帝国陸軍発祥の気象神社は今では、
大切な日の晴天祈願をする場だけでなく、
気象予報士を目指す人たちが参拝する
試験合格の祈願神社にもなっています。
時代が変われば役割も変わるという典型ですね!

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境内には小型気象観測器があり、電光掲示板にライブで天気を表示

せっかくなので
本社である高円寺氷川神社も紹介します。

鳥居を入り、左側へ行くと気象神社がありましたが、
右側へ行くと花手水があります。↓

色とりどりのお花が水辺に美しく浮いていましたよ。

鳥居の正面には拝殿。↓

源頼朝による奥州征伐時、
武蔵国杉並の地に到着した際に
随伴していた村田兵部某(村田姓は高円寺の旧家)が
この地で帰農し、大宮高鼻(武蔵国一宮氷川神社)より
勧請して社殿を建てたといわれています。
なので
ご祭神は武蔵国一宮氷川神社と同じ素戔嗚尊です。

扁額には氷川宮とあります。↓

拝殿の右脇には、何やら装置があります。↓

小型の気象観測器だそうです。
観測されたデータは鳥居の外の表示板に
映し出されるようになっています。↓

天気の電光掲示板は気象庁からの情報ではなかったんですね。
オリジナルだったとはスゴイ!

拝殿を横から見ようと移動したら
その奥に本殿がありました。↓

伊勢神宮を代表とする神明造(しんめいづくり)。
古代の倉をもとにしたとされ、
穀物庫(高床式倉庫)から発展したものと考えられています。

こちらが社務所であり授与所です。↓

お守りや御朱印はここで拝受できます。
この日もたくさんの方がいただいていました。

駅近の分かりやすいところに鎮座している気象神社(高円寺氷川神社)。
気象にまつわる日本で唯一の神社です。
天気は地球に住むすべての人に関係するもの。
今日も明日も明後日も素敵な天気に恵まれることを願って
ぜひ足を運んでみてください!

住所:東京都杉並区高円寺南4-44-19
アクセス:JR高円寺駅南口より徒歩約2分
https://koenji-hikawa.com/kisho_jinja/

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