【勝海舟神社の解決守】難題を抱えるリーダーに勝海舟のご神徳を

神奈川
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江戸城無血開城で町が焦土化するのを回避した勝海舟にあやかる

お守りコレクションblog
第226回目は神奈川県伊勢原市にある
勝海舟神社解決守です。
初穂料700円(授与時)。

大山阿夫利神社の末社、勝海舟を祀る勝海舟神社のお守りです。
2022年から頒布開始されました。
大山阿夫利神社の授与所でいただくことができますよ。

勝海舟は幕末の幕臣。
討幕軍の西郷隆盛と交渉して、
江戸城無血開城を実現させた人物。
もし交渉が決裂したら
江戸は火の海となり、
たくさんの人々が犠牲になったのではないかといわれています。
加えて
幕府にはフランス、明治政府軍にはイギリスがついていたため
内政介入を防いだという話もあります。

そのような事態を回避し、
平和的に難題を解決したという史実にあやかって
奉製されたのが解決守なのであります。

解決守と書かれた背後には
六角形があり、その中にと書かれています。
勝海舟ですね。
さらに
右上には
右下には
左上には
左下には
と入っています。
相州大山ですね。
相州とは相模国の別称
大山は大山阿夫利神社が鎮座する山の名前です。

武士らしいカッコいいデザインですね!

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神社名の背後に見えるジャカード編みには意味がある

裏面です。

中央に勝海舟神社とあり、
その右側には
紐で隠れていますが相州大山と書かれています。

その背後にある丸いマークは何でしょうか?
暗めに撮影すると、その存在が明確になります。↓

丸いマークの正体はこちら。↓

丸に剣花菱(まるにけんはなびし)といい、
勝海舟の家紋になります。
家紋をしっかりと登場させるあたり、
抜かりないですね!

その下の槍みたいなものと水色は何でしょうか?↓

おそらく咸臨丸(かんりんまる)ではないでしょうか。
そう思う根拠がこちら。↓

田中一貞 編『万延元年遣米使節図録』1920年 国立国会図書館デジタルコレクション

『万延元年遣米使節図録』に収められている一枚。
勝海舟一行を乗せた咸臨丸
アメリカへ向けて太平洋を航海している様子を描いた作品になります。
日の丸の位置が左右反対になっているので、
お守りの絵柄はこの絵を反転させたものと推測します。

やっぱりこのお守りは凝っていますね!

何気ないお守りに見えますが
実は勝海舟が濃縮されているわけです。

勝海舟神社は大山阿夫利神社の末社。
小ブログでは大山阿夫利神社の健康守を紹介しています。
ぜひこちらをチェックしてください。↓

【大山阿夫利神社の健康守】関東総鎮護の力をいただき健康を祈願
お守りの柄は大山阿夫利神社から見える景色お守りコレクションblog第155回目は神奈川県伊勢原市にある大山阿夫利神社の「健康守」です。初穂料700円(授与時)。美しい景色が描かれた「健康守」。これは大山阿夫利神社から眺められる風景です。実際...

勝海舟神社の本社である
大山阿夫利神社とは以下のようなところです。↓

大山阿夫利神社
関東総鎮護大山阿夫利神社公式HPです。神奈川県伊勢原市。ご祈願・各種行事・アクセスガイド・大山のハイキングコースなどについてご紹介しております。
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大山阿夫利神社の末社ではあるが境内にはない勝海舟神社

勝海舟神社は
東京の洗足池にあった勝海舟別邸内に祀られていた祠を、
戦後、神奈川県の大山に移築することで誕生しました。
移築の理由は道路拡張工事による取り壊し。
関係者から話を伺った大山阿夫利神社の時の宮司らが相談し、
大山へ移すことになったということです。
その際、
勝海舟の功績を称えてご祭神とし、
祠に神格を与えて勝海舟神社と名付け、
大山阿夫利神社末社に位置づけしました。

末社ですが境内にはなく、
1km以上離れた社務局の敷地内にあります。
大山阿夫利神社の玄関口である
大山観光電鉄「大山ケーブル駅」からですと
約1.5km。徒歩で約22分です。↓

近くはないですね。
社務局はこちらになります。↓

正面に見えるのは修祓祈祷殿。
その奥に社務局があります。

門を入り、右へ進むと
駐車場が広がっています。↓

奥に見える建物は清岳殿という能楽殿。
勝海舟神社は能楽殿を回り込んだところにあります。↓

本当に小さいお社で、
立派なお守りとのギャップに思わずのけぞってしまいます。
でも、
もしかしたら勝海舟という人間は
こういった感じの人だったのかもしれません。
功績は偉大だけど質素な人物。
その証拠に
勝海舟の実家は旗本とはいえど役職はなく、
庶民的な暮らしをしていたといいます。

勝海舟は1823年(文政6)に
現在の墨田区で生まれました。
1855年、長崎海軍伝習所に入門し、海軍卿教監を勤めたのち、
1860年に咸臨丸で渡米して、日本人初の太平洋横断に成功。
帰国後は軍艦奉行並となり、
江戸城無血開城を経て、明治維新後に海軍卿に就きます。
このような経歴から
日本海軍の生みの親とも称されています。

あの坂本龍馬が師と仰ぎ、
歴史好きの間でもファンが多い勝海舟。
そんな偉人のお守りを
ぜひいただいてほしいと思います。
特に難題を向き合うことの多いリーダーにはオススメですよ!

住所:神奈川県伊勢原市大山348
アクセス:小田急線 伊勢原駅北口4番より「大山ケーブル」行きに乗って、
     「社務局入口」にて下車。徒歩ですぐ。
https://www.afuri.or.jp/

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