【阿蘇神社の御守】復興の底力を込めた強運お守り

熊本
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優しい色合いの中に金色の楼門が神々しく輝く

お守りコレクションblog
第239回目は熊本県阿蘇市にある
阿蘇神社御守です。
初穂料800円(授与時)。

金色の楼門が大きく描かれています。
薄桃色の背景に青空色の雲流が
何ともいえず美しくて、拝受に至りました。

モチーフになった楼門がこちら。↓

シャープな屋根の造りなど、
お守りに上手に描かれています。

お守りの表面がボコボコしているように見えますが、
これは柔らかみのある縦糸と
光沢のある横糸を編み込むことによってできた風合い。
見事な立体感も演出されて
クオリティの高さを感じます。

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社紋は九州でなじみ深い”違い鷹の羽”

裏面です。

表面と同じく薄桃色ベースに
青空色の雲流がコントラストとなり
うっとりとさせるデザインです。

阿蘇神社は肥後一之宮
神紋は二枚の鷹の羽が交差する違い鷹の羽
その昔、九州で名を馳せた菊池一族も鷹の羽を家紋としており
鷹の羽は熊本県を中心とした九州地方でよく見られる紋章だそうです。

阿蘇神社とは以下のようなところです。↓

阿蘇神社
阿蘇神社は、神武天皇の孫神で阿蘇を開拓した健磐龍命たけいわたつのみことをはじめ家族神12神を祀り、2000年以上の歴史を有する古社です。古来、阿蘇山火口をご神体とする火山信仰と融合し、肥後国一の宮として崇敬をあつめてきました。宮司職を世襲す...
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日本三大楼門としての迫力と威厳は圧巻

改めて
楼門です。↓

日本三大楼門の一つであり、他二つは
鹿島神宮(茨城県)と筥崎宮(福岡県)といわれています。

高さは18m九州最大の楼門です。
近くで見上げた時の貫禄も圧巻ですが
写真のように少し離れた位置から全貌を見ると
その大きさをさらに感じられると思います。

注連縄も立派です!↓

扁額も大きく、神々しさがありました。↓

一礼して、境内へ……。

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阿蘇の総本社は三つの神殿で構成されている

拝殿です。↓

全国に約五百社ある阿蘇神社の総本社となります。
神武天皇の孫神で阿蘇を開拓した健磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ
家族神12神を祀っています。
阿蘇神社の創立は紀元前282年と伝えられ、
約2300年の長い長い歴史を紡いできました。

当初は阿蘇山火口近くに建てられ、
現在そこには阿蘇山上神社が鎮座しています。
今の場所に移ってきたのは
はっきりと明記した文献は残っていないのですが、
『続日本後紀』『阿蘇神社縁起』『肥後国阿蘇神考』などの資料を
読み解き分析すると、
8世紀前半〜9世紀初頭(おおよそ1300年前)ではないかといわれています。

拝殿の後方を回ることができ
一の神殿、二の神殿、三の神殿を拝見することができます。↓

阿蘇神社の社殿群は国重要文化財です。
壮厳な佇まいは息をのむほど。
ご自身の玉砂利の足音を聞きながら
ゆっくりと一周してみてくださいね。

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建材のコントラストで復興された新旧の跡を見る

2016年4月、震度7の大地震を記録した熊本地震。
阿蘇神社も甚大な被害を被りました。
災害復旧事業の寄付を募り、熊本はもちろん全国各地からの
温かい支援のお陰で、2023年12月に復旧と再建が完了しました。

木の色合いが異なる理由は使用できる材木は再利用して
新たに阿蘇の桧(ひのき)などを使用して築いているから。↓

近くで見るとその違いがよくわかります。↓

補強として太い鉄の柱で支えられています。↓

階段コンクリート部分も色が異なっています。↓

授与所も新しく建て替えられたようです。↓

駐車場から楼門へ向かう途中に
これまでの復興の経緯が記された看板がありました。↓

こちらを見られてから参拝すると
感慨もひとしおかもしれません。

ご利益のあるパワースポットが境内のあちこちに点在!

今回わたくしの中で一番印象に残ったのが
こちらの狛犬さんです!!↓

神様の眷属(けんぞく)にこのように感じるのは失礼とわかりつつ
ユニーク!!
みっしりと並ぶ歯とピーンと伸ばした前足が
ゆるキャラっぽくて、思わずニヤリ。
でもしっかりと境内一帯を護っているぞ!という威厳も感じました。

拝殿の右側は見逃せない注目スポットが。
えんむすびの松です。↓

女性は右より2回、男性は左より2回
回ることにより、結びのご利益があります。

こちらは願掛け石。↓

まず心の中で願い事を唱え
そのあと3度石を撫で
願い事を声に出して唱えると願いが叶うと言われています。

拝殿の左側に鎮座する山王社庚申社。↓

1650年に境内末社として創立され
大国主命と猿田彦命を祀り
主に子供の守り神として地元の人々に愛されています。
どうりでお子さん連れのご家族が
ひっきりなしに参拝されているはずです。

おみくじも種類豊富に揃っていました。↓

阿蘇神社よりも歴史あり格式が高い阿蘇山上神社

阿蘇神社から20キロほど離れた阿蘇山火口の近くには
阿蘇神社の奥宮、上社と称される阿蘇山上神社が鎮座しています。↓

こちらが紀元前282年の創建された
前の阿蘇神社と伝えられています。

阿蘇山頂の火口湯溜まりは、古より神池と呼ばれ、
阿蘇神のご神体とされてきました。↓

火口までは行けない人々のため町に建立されたのが
今回紹介している阿蘇神社で
歴史が深く格が高いのは、実は阿蘇山上神社なのです。

ですが……。
少し寂しい佇まいのせいか
阿蘇山にはたくさんの観光客であふれているのに
阿蘇山上神社へ参拝する人の姿はほとんど見られませんでした。↓

昨今、阿蘇山周辺のソーラーパネル問題などもあり
阿蘇山の神様が怒り心頭にならないか心配になりました。

わたくしは祝詞をあげて、阿蘇の平安を心より祈願しました。
どうか阿蘇山へ行かれた際は阿蘇山上神社へも参拝し
阿蘇山の自然環境がこれ以上破壊されないよう
一人でも多くの方々が手を合わせ、願ってくださればと思っています。↓

阿蘇は火のパワーに満ちています。
身の回りに取り巻く邪気や心の澱を払拭したい方は
阿蘇へぜひ一度訪れてみてください。

住所:熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
アクセス:JR豊肥本線 宮地駅から徒歩15分
https://asojinja.or.jp/

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