【普天満宮の開運守】木のぬくもりとともに万福をその手の中に

沖縄
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立体造りの型抜きに込められた幸せのシンボル

お守りコレクションblog
第257回目は沖縄県宜野湾市にある
普天満宮(ふてんまぐう)開運守です。
初穂料1500円(授与時)。

台紙を外した状態がこちらです。↓

最近はお守り袋以外のものも増えており、
今回の開運守木板切り抜き土台アクリルという
お守りの概念を払拭する素材が使用されています。
横から見ると分かりやすいかと思います。↓

繰り抜かれた部分にデザインされているのが特徴です!
まず右上は開運守の名称。
左上の円型は普天満宮の神紋です。
中央はおそらく普天間宮洞穴の拝殿
右下はサンダンカ
左下は普天満宮の神印となっています。

サンダンカは台紙にもデザインされていて、
宜野湾市の市花木でもあります。
赤やオレンジ、ピンクや黄色など
明るい色を基調とした可憐な花です。↓

花言葉は熱意と喜び
開運守りにはぴったりですね。
沖縄ではあちらこちらで見かけることができるサンダンカ。
開花期間が非常に長く、一度咲き始めると次々に新しい花を咲かせます。
この絶え間なく咲き続ける性質が
幸せや繁栄が長続する象徴のように感じます。

裏面です。

開運守の名称、神紋神印は透かしになっていて、
裏側から見ると
鏡で映したように反対になっています。

白い部分は洞穴の拝殿サンダンカ。
まるでアニメのセル画のようですね。
多色使いのため、このように仕上げたのだと思います。

開運とは裏側を見ることではないはず。
表側の美しい部分を見て前向きに進んでいきましょう!
……と、私の解釈です(笑)。

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地元の人々に信仰される宜野湾市で唯一の神社

那覇市街からバスで約1時間の場所にある普天満宮
「ふてんま ぐう」であって、「ふ てんまんぐう」では
ありませんのでお気を付けください。
参拝へ上がっても菅原道真公は祀られていません。
ただ、もともとは「普天間宮」だったようです。

窓から見える景色が観光地から市民の営みを
垣間見せるものへ移り変わってきたな~と思う頃
最寄りのバス停普天間に到着です。↓

整備された普天間門前広場が左手に見えたらもう目の前です。↓

参拝した時期は新年が明け、少し経った頃。
ほんのりお正月の雰囲気が残りつつ
門前左手の緋寒桜は、我先にと花開くものもチラホラ。

普天満宮は別称婦天満権現(ふてんまごんげん)ともいい、
琉球八社の一つでもあります。↓

階段を上りながら拝殿を見ると全体が一望できます。↓

赤い瓦屋根は一枚一枚を白い漆喰で塗り固める
沖縄固有の伝統技法漆喰留め(しっくいどめ)が駆使されています。
これにより台風の強い風にも耐えることができるのです。

それにしても
赤瓦と青空の美しいコントラストに心奪われます。↓

観光客、というより地元の方々が
「少し遅めの初詣に来ました」といった感じで賑わっています。
左手にあった手水舎が混んでいたので
わたくしは参道右側に設置されていた手水を使わせて頂きました。↓

授与所は新しい年に向けてお守りを授与する人が多く↓

この時期ならではと思われる縁起物も
ズラリと展示されていました。↓

今回わたくしが授与したお守り、
こんな感じで壁にポスターが貼られていました。↓

19は番号で、授与所では番号を言うシステムでした。
お守りはほとんどが漢字で書かれ、
読みずらいことなどもありますよね。

絵馬掛所にはたくさんの絵馬が掛けられていました。↓

願掛けされた皆さんの思いが成就しますように!

絵馬といえばこちら。↓

人気の撮影スポットになっていて
わたくしも卒業旅行と思われる3人組に記念撮影を頼まれました。
礼儀正い言葉使いと仲の良さそうな雰囲気に
つい調子に乗って、何枚もシャッターを切りました。
良い思い出となる写真が撮れていたらいいなぁ。

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細部にわたる琉球の伝統と日本の木造建築美に心奪われる

まずは左右の狛犬……
いや、沖縄ですからシーサーへご挨拶を。
おや?
阿形(あぎょう)が左で↓

吽形(うんぎょう)が右ですね。↓

一般的には阿形が右で、吽形が左なのですが……。
狛犬やシーサーは
右の口を開けているのがオス(福を招き入れる)、
左の口を閉じているのがメス(福を逃がさない)
とした左右セットが一般的です。
この土地特有の伝承に基づいてかもと調べたのですが、
はっきりとは分かりませんでした。

もしかすると
「どっちでも、なんくるないさ~」というシンプルな理由?
シーサーのお顔を見ていると和んできて
わたくしもそんな気持ちになりました。

拝殿です。↓

精巧な仕立ては2005年、平成の御造営にて新築されました。
琉球の赤瓦と本土の木造建築が融和した、唯一無二の佇まい。

すばらしい!
ちょっと横からも見てみましょう。

側面は格子戸が連なり↓

屋根の内側は化粧垂木(けしょうだるき)で仕上げています。↓

彫刻が施された扁額は
縁が金塗りされており荘厳さに溢れています。↓

許可を頂き、拝殿の中を撮影させて頂きました。↓

伝統的な格子天井と照明を組み合わせた空間は
居るだけで厳粛な気持ちになれそうです。
こちらで結婚式なども行われるとのことです。

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熊野権現と琉球古神道神のルーツに想いを馳せる

普天満宮のご祭神は2つのルーツが存在します。
こちらの地で最初に祀られていたのが琉球古神道神
日の神
竜宮神(ニライカナイ神)
普天満女神(グジー神)
天神
地神
海神
の6神です。↓

のちに尚金福王から尚泰久王の時代、熊野権現を合祀したと伝えられ、
伊弉冉尊(いざなみのみこと)
速玉男命(はやたまのおのみこと)
事解男命(ことさかのおのみこと)
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
家都御子神(けつみこのかみ)
の神々も祀られるようになりました。

その当時、本土では和歌山の熊野三山が信仰を集めており、
紀州から黒潮に乗って多くの修験者や僧侶が琉球に渡ってきたといわれています。
彼らが伝えた熊野権現の霊力は、当時の王府にとって
最新かつ最強の守護エネルギーとして映ったのかもしれません。

そして今回、撮影はできなかったのですが
普天満宮洞穴に祀られているのは
普天満権現
日の神(てぃだのかみ)
竜宮神(りゅうぐうしん)
普天満女神(ふてんまめがみ)
が古くから洞穴に宿ると信じられてきた、
普天満宮固有の神々となります。

普天満女神には以下のような伝説があります。
昔首里に非常に信心深く、慎み深い美しい女性が住んでいました。
自分の姿を他人に見られることを嫌い、常に籠もって生活していました。
しかしある時、その姿を覗き見られてしまいます。
彼女はそれを深く恥じ、普天満の洞窟(ガマ)へと逃げ込みました。
家族が追いかけた時にはすでにその姿はなく、彼女は女神となって
洞窟の奥深くへと消えていったと伝えられています。

普天満女神は美や生命などを司ると思われますが
わたくし的には人間から女神へ変換したことに
強い意味とパワーがあるのではと感じました。

生まれ変わった気持ちで人生を構築したい
真っさらになって出直したい
そんな人にはとてつもない恩恵と
変化のきっかけを与えてくれる神様なんだろうなと思います。

今回拝受した開運守に
普天満宮のエネルギーをいっぱいに詰め込みたく
こんな写真や↓

シーサーとの2ショットなども
撮影させて頂きました。↓

那覇からは少し離れた場所になりますが
バスが頻繁に通る場所でもあるので
車がなくても大丈夫。
沖縄へ行かれた際は
少し足を延ばして参拝してみてくださいね。

住所:沖縄県宜野湾市普天間1-27-10
アクセス:バス停「普天間」下車 徒歩3分

普天満宮のHPはこちら。↓

普天満宮 公式サイト
琉球王国において「琉球八社(官社)の制」により、王府から特別の扱いを受けた琉球沖縄八社の一つです。

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