透き通るご神体から、澄んだ音を連想させる
お守りコレクションblog
第259回目は京都市左京区にある
下鴨神社(賀茂御祖神社)の鴨の音守です。
初穂料1500円(授与時)。

透明のアクリル樹脂板の中に小さな護符。
それをレース素材で包み込んだ
涼し気なデザインです。
水色と銀・黄緑の波紋が
優しい音を表現しているようです。
このお守りは
人の出す楽器の音や声、歌が
美しく健やかであるように祈願した御守です。
歌や楽器だけでなく、声のお仕事
例えば声優やアナウンサー業のような
声に関連する全てにご加護があると思います。
光にかざすことで倍増する目には見えぬエネルギー
裏面です。

レースの縫込みで縦に銀糸で下鴨神社と記されています。↓

(見づらくて申し訳ないです)
縁取りも同じく銀色で半円ステッチが施されています。
レース守は可愛らしいの一言です!
太陽にかざすと…… ↓

キラキラとした光が生み出され
音の波紋と共に良いエネルギーが広がっていくようですね。
鴨の音というお守りの名称は単に鴨の鳴き声を指すのではなく
下鴨神社からの目に見えないエネルギーを
音という言葉で表したのがこのお守りの本質であるように感じます。
下鴨神社とは以下のようなところです。
降りるバス停によって境内へのルートが変わる
京都駅から市バスや京都バスに乗車し
下鴨神社前バス停で下車。

←道角に看板が立っていますので
矢印方向へお進みください。

←少し進むとまた看板。
歩行者なので直進します。
まず最初に大炊殿(おおいどの)が左手に見えてきます。
古くはこの社殿にて、ご飯・餅・まがり(お菓子)などの
穀物類が調理されていました。↓

料理に関連したお仕事をされている方は
門前にて手を合わせるとご利益がありそうです。
国の重要文化財に指定されています。
すぐに朱塗りの鳥居が目に入ります。↓

午前の光が差し込んで、眩しい光が注ぎます。
鳥居前で一礼し進むと
左手に見えてくるのが三井神社です。↓

下鴨神社の主祭神である
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と
妻の伊賀古夜日売命(いかこやひめのみこと)
娘の玉依媛命(たまよりひめのみこと)
の、父母娘の三柱が並んで祀られています。
山城国風土記などの古記録にも
その名が見えるほど、歴史の古いお社です。
わたくしは、この辺りで
「あれ? 正面からではなく北側から入ってしまったかな?」
と気付きました。
どうやら
バス停の下鴨神社前から案内看板に従って進むと
こちらの北側ルートになるようです。
南口大鳥居から入りたい方は
糺の森バス停で下車するのをおススメします。
わたくしもこのあとぐるっと回って
南口鳥居からスタートしました。↓

世界文化遺産 山城国一之宮のご利益スポットへ
大鳥居をくぐるとすぐに楼門が見えてきます。↓

青空の下、朱色の神聖さが際立ちます。
広々とした境内ですね。↓

この神域の中心に舞殿があります。↓

毎年5月の葵祭(賀茂祭)にて、
東遊(あずまあそび)などの舞が奉納される場所です。
舞殿の左側に神服殿があります。↓

神様の衣服に深く関わる格式高いお社で
古来より季節に合わせて神様の衣服を新調し
着せ替える儀式が行われてきました。
神服殿の裏手には
開運厄除けにご利益のある比良木社(ひらぎしゃ)が鎮座しています。↓

ご祭神は建速須佐乃男命(たけはやすさのおのみこと)。
正式名称は出雲井於神社(いずもいのへのじんじゃ)です。
このお社がひらぎ=ひいらぎと、
広くその名が親しまれているのにはとある伝承があり
この社の周囲に献木された、本来葉にトゲがない木が、
いつの間にか葉の縁にトゲを生じ、
柊(ひいらぎ)の葉ように変化してしまう
ということからこの名が定着したのだそうです。
柊のトゲは古来より魔除けの象徴です。
この伝承は下鴨神社 京の七不思議のひとつでもあります。

←節分に玄関に飾るなどでトゲトゲした
葉が柊です。
拝殿へ向かう前に
比良木社で厄落としの参拝をされるのもよいかと思います。
十二支と父娘のご祭神が身近な存在に感じる
中門をくぐると↓

本殿の手前に
干支の神様 言社(ことしゃ)が並びます。
言社は、全部で7つのお社から構成されています。
一言社は子 大国主神(おおくにぬしのかみ)
二言社は丑・亥 大物主神(おおものぬしのかみ)


三言社は寅・戌 大己貴神(おおなむちのかみ)
四言社は卯・酉 志固男神(しこおのかみ)
五言社は辰・申 大国魂神(おおくにたまのかみ)
六言社は巳・未 顕国魂神
(うつしくにたまのかみ)


七言社は午 八千矛神(やちほこのかみ)
干支ごとにたくさんの神様のお名前が並びますが
実はすべて大国主命の別名なんですよ。↓

本殿への参拝の前に
ご自分の生まれた干支のお社に手を合わせると
守護の力が強化され、厄や災難に流されない
強い芯が作られるそうです。
こちらが御本殿参拝場所です。↓

ここからははっきり見ることはできませんが
奥には西御本宮と東御本宮が鎮座しており
それぞれ
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと) 西殿
玉依媛命 (たまよりひめのみこと) 東殿
が、ご祭神として祀られています。
父親と娘という間柄です。
賀茂建角身命は、古代の京都をひらかれた神様でもあります。
そして、金鵄八咫烏に化身し神武天皇を勝利に導き
日本の建国に力を尽くした神様でもあります。
京都の守護神としてはもちろん、
勝利や物事の始まりの守護、導きの神として崇敬されています。
一方、玉依媛命は鴨川で禊をされているときに、
上流より流れ来た丹塗の矢を拾われたところご懐妊され
賀茂別雷大神をお産みになったと伝えられています。
その伝承から縁結び、妊娠・出産・子育てなど、
女性守護の神様として信仰されています。
清めの御手洗社で瀬織津姫命に祈りをささげる
下鴨神社へ参拝される方の中には
わたくしのように御手洗社(みたらししゃ)へ
行かれることを目的の一つとしている方も
少なくないのではないでしょうか?
まずは本殿の東側、赤い太鼓橋を見つけて↓

結界の縄が張られてますので、渡ることはできません。↓

御手洗川を上流へと向かえば
美しい御手洗池が広がります。↓

御手洗社の拝殿です。↓

御手洗社は井戸の上に祀られていることから
井上社(いのうえしゃ)とも呼ばれています。
たくさんの方が参拝される理由の一つに
ご祭神が瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)と
正式に記載されているところにもあると思われます。
瀬織津姫命は古事記や日本書紀に名前が登場しないことから
隠された神といわれることがあります。↓

一方で、大祓詞には浄化の女神として
はっきりとその名が刻まれています。
そんな謎に包まれた神秘的な神様に
惹かれる方もとても多いようです。
罪・穢れを祓い清める祓戸四神の一柱であり
災厄抜除、安産の神としてのご神徳があります。

←水みくじも人気で
修学旅行生が御手洗池におみくじを浮かべ
楽しそうな様子です。
これまた下鴨神社 京の七不思議のひとつなのですが
夏の土用の頃になると、御手洗池の底から
玉のような泡が湧き上がってくるそうで
その水泡をかたどって作られたのが
みたらし団子の始まりとされています。
……お腹が空いてきましたね(笑)。
縄文から続く植物の営みに浸り自然の音に耳を澄ます
下鴨神社に行かれた方なら
美しい参道が通る糺の森(ただすのもり)に
一度は心震わせたことがあるのではないでしょうか。↓

公的資料にも
縄文時代から生き続ける広さ3万6千坪の森と明記されており
縄文時代!? と思ってしまうような、その歴史の深さに驚嘆します。

3万6千坪は東京ドーム約3個分と膨大な広さですが
平安時代には150万坪あったとの説もあります。
糺の森へ進む前に
様々なご縁をに関する御利益のある
相生社(あいおいのやしろ)へ参拝です。
楼門を出て、右手に鎮座しています。
隣に大きな授与所があるのが目印です。↓


←ご祭神は産霊神(むすひのかみ)で
宇宙の生成力を神格化したものとされ
産(ムス)は苔むすのムスと同じく生成の義であり
霊(ヒ)は日・火と共通の意味をもち
霊妙な物を表わす語と考えられています。
→下鴨神社の七不思議のひとつ
連理の賢木(れんりのさかき)
が祀られているます。


←2本の木が1本に結ばれ、その根元に、子供の木が芽ばえています。
縁結びや安産・育児・家庭円満などを縁に関する全般に霊験あらたかです。
賢木を撮影したら
太陽の光が反射して光の環が描かれました。
今度は楼門の塀沿いを左手に進んでいくと
御祈祷所(鴨社 禮殿)という看板が見えますので↓

矢印に沿って進んでいきます。
真新しい建物は御祈禱殿(きとうでん)です。↓

令和6年7月に新築されました。
祈願、厄除などの御祈祷はこちらで受け付けているそうです。

←参道と泉川散策路に分かれる看板がありましたので散策路の中を歩くことにしました。

←たまたまだと思うのですが
泉川散策路は人もほとんど通らず独占状態です。

←徐々に喧騒から切り離され
自然の音の中に静寂を見出します。

←聞こえてくる微かな音は、小川のせせらぎと
吹き抜ける風が木の葉を揺らす音だけです。
本当に縄文の時代に戻ったような
不思議な気持ちになりました。
参道に戻ります。
こちらは観光客や地元の方々で賑わっています。
ラグビーの神様で有名な雑太社(さわたしゃ)。↓

神魂命(かんたまのみこと)を祭神としています。
そして美麗の神として深く信仰されている河合神社です。↓

ご祭神には神武天皇の母、玉依姫命をお祀りしています。
→玉のように美しいと伝わる玉依姫命に
あやかりたい美を求める人たちに人気で
す。

賑やかな参道と静寂の散策路。
どちらも糺の森のパワーに満ちています。
糺の森の中で聞こえる喧騒も微かな音も
全てが太古からのメッセージかもしれません。
わたくしが授かった鴨の音守には、
過去の英知と共鳴し、未来の福音へと導くご利益を授かれる
力があるように感じました。
皆さんもぜひ糺の森でもゆっくり時間を過ごし
パワーをチャージしてください。

住所:京都市左京区下鴨泉川町59
アクセス:バス停下鴨神社前または糺ノ森前下車 徒歩3分




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