発色が美しい「心願成就」と「金色堂守」の黄金の文字
お守りコレクションblog
第268回目は岩手県西磐井郡平泉町にある
中尊寺金色堂の中尊寺 金色堂守 心願成就です。
お守り代1500円(授与時)。

見るからに金色堂を彷彿させる煌びやかなお守りです。
実物はもう少し金色が抑え気味ですが、
明るめに撮影するとこのようにキラキラ輝いて見えます。
真ん中で存在感を放つ心願成就の文字、
負けじと左下で輝く金色堂守の文字。
あまりにもキラキラしているため、上記の写真では見づらいかもしれません。
トーンを落として撮影してみました。
それがこちらです。↓

もっと見づらい。。
下に敷いた白い紙がグレーに見えるくらいトーンを下げたのですが。。
そのくらい輝いているということで、ご理解いただければと思います。
文字以外の柄がくすんでしまったのがつらいところです。
中尊寺 金色堂守 心願成就は金色を纏った
ひときわ高貴なお守りだけあって、
桐の箱に納められています。↓

ふたを開け、くるんであった半透明の和紙を広げると、このようになっています。↓

「おお!」というため息が漏れる瞬間ですね。
上の写真もトーンを落として撮影していますが、
やっぱり文字が見えづらです。
ここまでくるとスゴイを超えてエグイですね!
背景の文様は蓮をイメージしたものか!?
裏面です。

裏面の文字「中尊寺」も金色の発色が強すぎ!
「中」の字が飛んでしまいました。
なので、
再度トーンを下げて撮影しました。
それがこちらです。↓

裏面の文字もやはり神々しいです!
背景に描かれた文様は何でしょうか?
植物なのは間違いありません。
金色堂のご本尊は阿弥陀如来。
阿弥陀如来と深く結び付いている植物といえば蓮(はす・蓮華)ですね 。
これは蓮なのでしょうか?
写真を見てみましょう。↓

お守りに描かれた植物の蔓の伸び具合が、蓮のそれと似ているような。
黒(or紺)の文様が蓮の花のデフォルメだとしたら。
お守りの背景柄が蓮である可能性は十分ありそうです。
阿弥陀如来が住むとされる極楽浄土は、
仏典『阿弥陀経』において「池の中に蓮華が咲いている世界」として描かれ、
阿弥陀如来像の多くは、蓮華をかたどった台座(蓮台・蓮華座)の上に坐っています。
お守りの柄はもちろん蓮ではなく、
違う植物の可能性もありますし、
架空の可能性だってあります。
架空の植物というのは、
お守りの柄では意外と多いと聞いたことがありますし。
しかし
中尊寺 金色堂守 心願成就に関連付けて推測するならば
蓮ではないかという説は十分に成り立つのではないでしょか。
こういう楽しみ方ができるのがお守りの良いところでもあると、
わたくし自身思っています!
中尊寺金色堂は以下のようなところです。
金色堂へたどり着くまでに見どころが盛りだくさん!
参拝に訪れた日はあいにくの雨。
ときより小雨になったり大雨になったりと、
心が揺さぶられる天候でした……。
そんな中、辿り着いた中尊寺でありました。↓

石碑に関山中尊寺とあります。
関山(かんざん)とは山号です。
中尊寺が建てられた場所は、かつて衣関(ころものせき)という
関所(せきしょ)=があった交通の要衝でした。
そのため、この地は関山と呼ばれるようになったといわれています。
今回の記事は金色堂がメインですので、
たどり着くまでにあったさまざまなお堂は
ダイジェストにてお送りします。
弁慶堂です。↓

実際訪れると、弁慶堂ではなく辨慶堂と書いてありました。
地蔵堂です。↓

観音堂です。↓

峯薬師堂です。↓

不動堂です。↓

本堂です。↓

中尊寺の中心はここになります。ご本尊は釈迦如来です。
大日堂です。↓

辨財天堂です。↓

そしてついに金色堂へ到着です。↓

広いですねえ。
ここまで見どころがたくさんありすぎるので、
1つ1つをあせらずじっくり拝観するためにも
はやめに中尊寺へ訪れることをオススメします!
金色堂は有料です。
大人1000円
高校生700円
中学生500円
小学生300円
団体割引は30人以上1割引
障がい者手帳を持っている方は、拝観券発行所で手帳を提示すると料金が半額となります。
拝観券で、讃衡蔵・金色堂・経蔵・旧覆堂を拝観できます。
金色堂内は撮影禁止。豪華絢爛な仏像を心に写真に焼きつけて!
料金を払い、有料エリアへと入ると、
登り坂を上がったところにグレー(白?)の堂宇が見えます。↓

あの建物が金色堂です。
いや、正式には覆堂(おおいどう) です。
多くの方が「金色堂を見た」と思っている建物は、
実は外側の覆堂で、その内部に本当の金色堂があります。
風雪から金色堂を護るために造られました。
ここは東北みちのくですからね。雪がたくさん降るのでしょう。
堂内は撮影禁止ですので、内部の写真はありません。↓

堂内は薄暗く、ガラス越しに
金色堂の須弥壇(しゅみだん)だけが黄金に光り輝き、
まるで別世界のよう。
それもそのはずです。
奥州藤原氏初代清衡(きよひら)が極楽浄土の有様を具現化するために
当時の工芸技術を集約させて造らせたわけですから。
須弥壇の中央にはご本尊の阿弥陀如来像。
両脇には観音勢至菩薩、
さらに六体の地蔵菩薩、持国天、増長天を従えています。
これは類い稀な仏像構成になっているといわれています。
ちなみに
覆堂の中に授与所があり、そこでお守りをいただきました。
堂を出ると目の前にお礼所が見えます。
ここも有料エリアで、金色堂前札所という名称だそうです。↓

数珠、木札、扇子などが売られていました。
おみくじもありましたよ。
売店を見ながら左奥のほうへと進むのが道順のようです。
金色堂のすぐ近くに中尊寺経堂という建物がありました。↓

このとき、とても強く雨が降ってきました。
写真を見ると、霧がかっているようで
雨によって浄化されているような雰囲気です。
経蔵は、藤原氏三代によって奉納された中尊寺経(国宝)などの経典を
収蔵するための建物だったそうです。
現在、それらはすべて境内の讃衡蔵(さんこうぞう)に移されています。
中尊寺建立供養願文によると、当初は2階瓦葺(かわらぶき)でした。
1337年(建武4年)の火災で上層部が焼失し、
その後、修理を重ねて、現在は銅板単層となっています。
完成当時の鮮やかな彩りや飾りは長い歳月によって変化し、
金色堂とのコントラストを楽しめるということです。
掲示板にはそのほかの貴重な情報が書かれてあります。↓

経蔵の扁額です。↓

「蔵経〇」の〇の部分が何と書いてあるのか不明です。。
樂という字にも見えますが、どうなのでしょうか。。
旧覆堂です。↓

かつてはこの中に金色堂がありました。
旧覆堂は約9m四方(約50畳分の広さ)のお堂です。
1288年(正応元年)に鎌倉幕府によって
建てられたといわれています。
が、最近の調査では、
金色堂建立50年が経ったくらいのときに
簡素な覆い屋根がかけられ、増改築を経て、室町時代中期(16世紀)に
現在の旧覆堂になったと思われています。
1963年(昭和38年)、今の新覆堂の建築にともない
現在地に移築されました。
こちらが有料エリアの出口となります。↓

城門のようで武士の威厳を感じます。
金色堂の須弥壇の中には
初代清衡、二代基衡、三代秀衡、四代泰衡の亡骸が
金色の棺に納められ安置されています。
中尊寺の中でもとりわけ神聖なお堂である金色堂。
ここでいただいたお守りは心願成就のご利益と奥州藤原氏の威光を兼ね備えた
大切な記念品となりました。
住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202
アクセス:JR平泉駅より徒歩約37分、タクシーで約5分



コメント