サムライブルーは藍色であり、勝色ともいわれている
お守りコレクションblog
第267回目は神奈川県横浜市港北区にある
師岡熊野神社のサッカー御守です。
初穂料1000円(授与時)。

サッカー日本代表のエンブレムをあしらったお守りです。
正面の動物は八咫烏(やたがらす)。
白×赤の配色は日の丸をイメージしています。
エンブレム内にあるJFAとはJapan Football Association、
日本サッカー協会のことです。
正式には、八咫烏のエンブレムはサッカー日本代表ではなく、
日本サッカー協会のシンボルマークです。
お守りのベースカラーは青。
ユニフォームと同じようにサムライブルーといったほうがイイですね!
サムライブルーとは、一般的には藍色を指すといわれています。
もともと藍染めの工程で布を砧(きぬた)などで打ち、
染めを定着させることを搗つ(かつ)と呼びました。
搗つは勝つに通じるとして
藍色は縁起を担ぐ武士たちに好まれていきました。
そのため勝色(かちいろ)ともいわれています。
勝つための色
勝ちを目指す色
勝ちにこだわる色
そのような意味合いがサムライブルーには込められています。
サッカー御守のご利益は
チームの必勝と選手の健康となっています。
ただ一つややこしいところがあり、
勝色には褐色(かちいろ)という漢字が当てられるため、
日焼けしたお肌を表現するときの褐色(かっしょく)と勘違いされがちです。
褐色(かちいろ/勝色)……濃い藍色系
褐色(かっしょく)…………茶色系
と、まったく別の色を指しますので、気をつけたいポイントです。
台紙の下に書いてあるAll RIGHTS RESERVED JFAは
すべての権利はJFAに帰属しますという意味です。
師岡熊野神社は日韓ワールドカップ決勝の地の氏神様
裏面です。

台紙はおもて面のまま
お守りだけくるっと返した状態になっています。
師岡熊野神社と金糸で入っています。
ちなみに
サッカー御守は大小2種類あります。↓

大、小どちらも1000円です。
なぜ師岡熊野神社にJFAオフィシャルのサッカー御守があるのでしょうか?
すでにお分かりだと思いますが、
八咫烏は全国にある熊野神社の神使であり、熊野信仰の霊鳥。
八咫烏とのつながりでサッカー御守があります。
それだけでなく、
師岡熊野神社は2002年日韓共催ワ-ルドカップにあたり、
メインスタジアムとして新設された
横浜国際総合競技場(日産スタジアム)がある地域の横浜北部総鎮守。
その縁がもとになっているという部分も大いにあるのです。
そもそもJFAはなぜ八咫烏をシンボルとしたのでしょうか?
日本にサッカーを広めた人物といわれる中村覚之助氏(1878年~1906年)の
出身地が熊野那智大社が鎮座する和歌山県東牟婁郡那智町浜ノ宮(現・那智勝浦町)であった、
というところからきているそうです。
1921年に日本サッカー協会が創設され、1931年(昭和6年)に
協会のマークを作ろうという話になったとき、
中村氏にちなんだものにしようということで八咫烏に決まりました。
神武天皇を正しく大和(現・奈良県)へ先導したように、
日本サッカーを正しい道へ導いてほしいという願いのもとに
八咫烏がシンボルマークとなったという話もありますが、
どうやら後付けみたいですね。
師岡熊野神社にはほかにもたくさんのお守りがあります。↓





いろいろほしくなっちゃいますね!
師岡熊野神社とは以下のようなところです。
師岡熊野神社の創建は724年。関東でも特に古い熊野信仰の神社
師岡熊野神社は先述したとおり横浜北部総鎮守。
エリアの中には約3.3km離れた日産スタジアムも含まれます。
当然同じ最寄り駅かと思っていたらまったく違い、
日産スタジアムはJR小机駅またはJR新横浜駅で、
師岡熊野神社は東急東横線の大倉山駅となっています。
大倉山駅の東口を降り、約800m先、歩いて約10分のところに
師岡熊野神社は鎮座しています。
レモンロード商店街を過ぎ、東海道新幹線の高架下をくぐり、
大倉山の信号機を左へ曲がって綱島街道をずっと進んでいくと、
右側に石碑が見え、目印となっています。↓

この石碑の地点から右へ曲がり、歩を進めていきますと
師岡熊野神社へ到着します。↓

正面から見たところがこちらです。↓

神社を守る狛犬が勇ましい印象です。↓


子取り狛犬(左)と玉取り狛犬(右)。
子取り → 子孫繁栄・生命力
玉取り → 智慧・霊力・守護
を表しているといわれています。
今回の場合は
サッカー上達を願う狛犬と、
それを見守る親狛犬みたいな
解釈もありですね!
鳥居の扁額には関東随一大霊験所熊埜宮(かんとうずいいち だいれいげんじょ くまののみや)
と書かれてあります。↓

関東随一大霊験所熊埜宮はどういう意味かというと、
関東で最も霊験あらたかな熊野の神社
または
関東第一の熊野霊場
だそうです。
885年(仁和元年)に光孝天皇の勅命によって社殿が造営された際、
ご本人直筆の勅額が下賜(かし)されたといいます。
しかし、1923年の関東大震災で破損し、
現在掲げられているものはその写しなのだそうです。
鳥居を入るとすぐに階段があります。↓

階段を上り切ると目の前に拝殿が。↓

社伝によると師岡熊野神社の創建は724年(神亀元年)。
全寿仙人(ぜんじゅせんにん)によって開かれ、
和歌山の熊野三山の神々を勧請した、
関東でも特に古い熊野信仰の神社といわれています。
現在の本殿は1712年(正徳2年)に建立されたもので、
その後も平成の大修造などを経て現在に至っています。
ご祭神は
伊邪那美尊(いざなみのみこと)
日本神話において国生み・神生みを行った女神
和歌山県の熊野三山では、熊野那智大社の熊野夫須美大神に対応
事解之男命(ことさかのおのみこと)
事を解く神(災厄や縁のもつれ、さまざまな問題を解決する神)
熊野三山の神格の一つ
速玉之男命(はやたまのおのみこと)
熊野速玉大神にあたり、生命力や再生の力を象徴する神
伊弉諾尊に対応
拝殿にはサッカー日本代表の巨大絵馬がありました。
エンブレム大絵馬という名前です。↓

サッカー御守を授与された方のみが応援メッセージを書くことができます。
JFAのクレジットが付いていますので、公認のものになりますね!
サッカー日本代表に対する熱いメッセージがたくさんありました。
わたくしも書かせてもらいました。↓

もっと字がうまくなりたい!
社殿の裏手にも見どころがたくさん!
裏詣をしようと拝殿の横側を歩いていますと
拝殿の扉の向こうにJFAのエンブレムが見えました。↓

エンブレムのまわりにはサインのようなものが。
選手たちの必勝絵馬です!
これは貴重ですね!
拝殿の奥に鎮座する本殿を
横から見たところです。↓

覆屋(おおいや)が設けられ、その中に本殿あります。↓




価値のある建物なので保護するために造られたということでしょう。
立体構造みたいになっていてカッコイイですね!
本殿の裏側へとやって来ました。↓

ちゃんとお賽銭箱があります。
神様から最も近い位置から祈願できる裏詣。↓

お賽銭箱にお金を入れたとき、
「ガサッ」と小銭がたくさん入っているような音がしましたので
裏詣を行う人が大勢いるということなのでしょう。
本殿裏を引きで撮影した写真がこちらです。↓

厳かな雰囲気で背筋がピンと伸びてしまいます。
本殿の裏側は庭のようになっており、
臥龍の瀬と称する水流があります。↓

天満社、天王社、稲荷社などの境内社もズラリと並んでいます。↓

その中での注目が「の」の池。↓

こちらの水は禅定水と呼ばれ、どんな干ばつでも枯れることがなく、
大雨でも溢れることがないといわれています。
南北朝期の落雷による火災で社殿が焼失したとき、
神宝、神体をこの池に投げ入れて炎から守ったそうです。
毎年1月14日に行われる年占神事、筒粥(つつがゆ)は
「の」の池の水を使って行われます。
みくまの五木を探してご利益をいただこう!
境内にはみくまの五木(いつき)と呼ばれる、
5本の代表的な古木があり、それぞれにご利益が込められています。
散らばって植えられてあるので、ぜひ探してみましょう!
スダジイ(子孫繁栄・厄除招福)。↓

イヌシデ(五穀豊穣・開運)。↓

アカガシ(恋愛成就・身体健全)。↓

シラカシ(病気平癒・火伏せ)。↓

イチョウ(繁栄長寿・無病息災)。↓

みくまの五木(いつき)のみくまのとは、
熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三社(熊野三山)の総称。
つまり
三熊野という意味です。
八咫烏を見つけよう!
八咫烏というJFAのシンボルにもなっている霊鳥を
神使として持つ熊野神社。
せっかくなので境内にどのくらい隠れているか探してみました。
提灯にいました。↓

手水鉢にも見っけ。↓

絵馬になっていました。↓

当然、お守りにもなっています。
八咫烏御守です。↓

八咫烏みくじというものがありました。↓

すでに紹介済みのエンブレム大絵馬。↓

お賽銭箱に発見。↓

拝殿の向拝(こうはい/参拝する前方に突き出た部分)の部分に取り付けられた
懸魚(げぎょ)に八咫烏?↓

授与所の鬼瓦にもいました。↓

そして、そして……
境内の木の上に八咫烏が?↓

カラスがこんなに尊く感じたことはありません。
最後に神使つながりでこんな生き物も。↓


蛇です。
たまに裏山から下りてくるそうです。
蛇は神聖な生き物ですから、神社で見ることができるなんてラッキー!
蛇を見つけた参拝客は「うわっ」と全員が一瞬たじろぎ、
その後、スマホで撮影していました。
サッカー神社ともいわれる師岡熊野神社。
サッカー日本代表の勝利と発展を願って
ぜひ参拝へお出かけしてみてください!
住所/神奈川県横浜市港北区師岡町1137
アクセス/東急東横線『大倉山』駅より徒歩10分
公式HPはこちらです。↓




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