芸道を貫くひたむきな心に天鈿女命の力が宿る
お守りコレクションblog
第271回目は宮崎県西臼杵郡高千穂町にある
荒立神社の芸道守です。
初穂料500円(授与時)。

白地に金で三つ盛り亀甲と菱文様がデザインされ
黒字で芸道守と刻まれています。
とてもしっかりとした厚手の布地です。
布袋の口を紐で閉じた
シンプルですがあまりお見かけしない
形状となっています。
大きさは縦約9cm、横約6cmと
通常のお守りより大きめなのも特徴です。
※お守りは縦7.5cm、横4.5cmの大きさが一般的に多いです。
芸道守にはご祭神でもある
天鈿女命(あめのうずめのみこと)のお力が込められています。
名の知れた芸能人が何度も参拝されるなど
そのパワーは言わずもがなです。
裏面です。

同じく白地に三つ盛り亀甲と菱文様の布地に
縦に黒字で荒立神社と記されています。
さわった感じは?
中心部にフワッとしたものを感じます。
上部の紐を解けば、中の神様が見えるかもしれないと
少しいじってみたのですが……、

何だか急に両肩が重痛くなってきたので
即座に手を止めました。
気のせいだとは思いますが
やはりお守りの中身を見るのは
よろしくないことのようです。
夫婦神の出し惜しみのない愛が訪れし者に力を与える
高千穂バスセンターからは徒歩15分。↓

神社前には無料の駐車場もあるので
車やタクシーで行かれる方も多いようです。
木製の鳥居の変額には
元宮 荒立宮 と描かれています。↓

この日の高千穂は
青空が見える良い天気だったのですが
ぽつぽつと雨が降ってきました。
鳥居をくぐり5段の階段を登ると
正面に拝殿がお目見えします。↓

境内は杉の木に囲まれ
霧も立ち込める幻想的な雰囲気です。
荒立神社の創建は不詳ですが、
古くから神社のご神体として伝わってきた
木造神像が平安時代末期より現存していることから
当時より神社が存在していたと考えられています。
その木造神像、現在は高千穂神社に移され
2020年(令和2年)に国の重要文化財に指定されました。
一般公開はしていませんが
精巧なレプリカ(複製品)は、
高千穂町歴史民俗資料館に展示されています。
また、高千穂神社についての詳しい情報はこちらをご覧ください。

拝殿には外陣(げじん)が設けられ
参拝者が雨風をしのぎながら、
神様に向かって祈りを捧げることができます。↓

ご祭神は
天孫降臨の道案内をした猿田彦命(さるたひこのみこと)と
天岩戸の前で舞を踊った天鈿女命(あめのうずめのみこと)の
日本神話において非常に重要な役割を果たした
夫婦二柱が祀られています。
二神は出会ってすぐに惹かれ合い結婚を決めました。
その際、周囲の山から切り出したばかりの荒木(あらき)を使い
急いで住まいを建てたことが
荒立(荒建)神社という名の由来となっているそうです。
熱愛ぶりが想像できる
睦ましいエピソードですね。
ご利益は
夫婦和合
恋愛成就
そして
猿田彦命からの導きのご利益や
天鈿女命にあやかり芸能上達などがあり
名だたる芸能人がお忍びで訪れているそうです。
令和の物価高に20円?? 気分はタイムトラベラー
では拝殿の中におじゃまして撮影。↓

奥が神殿となっています。
中央手前に賽銭箱がありますので
こちらで手を合わせます。↓

その賽銭箱の前におみくじ箱が置かれ
右から
こどもみくじ
恋みくじ
おみくじ
の3種類あります。↓

……ええ???

に、20円って!!
本気で過去に時間跳躍したのかと思いました。
ここは高千穂、神秘の里
何があっても不思議ではありません。
普段おみくじはしないのですが
このときは記念に1枚引いてみました。
でも消えてしまったんですよ……。
深く考えないようにします。
拝殿の中には
まが玉 250円
まが玉(台紙あり)350円↓

夫婦守500円↓

などが置かれており
お金はお賽銭箱へ投入するシステムとなっています。
狭い境内と侮るなかれ! 遊び心とご利益が満載
では拝殿以外の境内の様子を紹介します。
鳥居をくぐると左手に手水舎。↓

右手におみくじ結びを兼ねた絵馬掛け処。↓

絵馬は芸能関係のお願い事が多そうです。
絵馬掛け処のすぐ横に
荒立神社で人気のアトラクションスポット(?)
神漏岐山(かむろぎやま) 七福徳寿板木があります。↓

神漏岐山とは
荒立神社の社殿の裏手のくしふるの峰を含む
周辺一帯へと広がる神聖な山域を指しています。
案内板には
七福徳寿板木
この板木を心をこめて
力強く七ツ打って御祈願なされますと
荒立宮の御祭神当神の御神徳をはじめ
天照大神降臨の八百万神様などの
七ツの御神恵を拝受する事が出来ます
と記されています。
1回目は五穀豊穣
2回目は交通安全
3回目は商売繁盛
4回目は家運繁栄
5回目は縁結び安産長寿
6回目は厄除け
7回目は芸能 武道 学業成就
という特別な御利益が
1打ごとに込められているので
心を込めて木板を鳴らしてみましょう。
周囲の静寂に染みわたるように良い音がしますよ。
境内右手奥に歳神様が祀られています。↓

鉄製の黒鳥居は
令和3年7月に建立されました。
歳神様にお参りすると
食べ物に困らない豊かな暮らし 五穀豊穣や
家族が元気に過ごせるパワー 家内安全を
授かることができます。
拝殿の右隣に授与所があります。↓

この日、伺ったときは受付の方は不在で
格子のガラス戸が閉まっていました。↓

わたくしが拝受した芸道御守500円や↓

御守護御守500円↓

赤と青の2種類があります。
写真以外にも各種お守りがありました。
ガラス戸をみずから開けて
お守りを拝受したら
代金はこちらの木箱へ入れてくださいね。↓

荒立神社の裏手にあるパワースポット! くしふるの峰とは?
荒立神社の社殿のすぐ裏手には
日本神話の重要な聖地である
くしふるの峰(槵觸の峰)へとつながる
神聖な空間が広がっています。
授与所の右隣に階段がありますので
そちらから入っていきます。↓

歩きやすいよう砂利道に整備されています。↓

令和元年に整備された荒立宮宮跡。↓

神話の時代、猿田彦命と天鈿女命が
荒木で急ごしらえの宮殿を建てて暮らしたという
伝説の舞台が、まさにここかもしれません。
くしふるの峰が神聖な場所だと知っているのでしょう。
境内よりもたくさんの人の姿が遠くに伺えます。↓

高千穂峡のような賑やかな観光とは違い
ここは静寂に包まれた異世界のよう。
訪れた人はみな深く息を吸い込んだり
大木を見上げたりしながら、
静かにパワーチャージをしています。↓

参拝を終え神社を離れるとき
雨足が一層強まってきました。↓

今回の旅でわたくしが高千穂で過ごす最後の場所が
ここ、荒立神社でした。
この地を去る寂しさが
まるでシンクロしたように
空の涙もなかなか止まず
胸の奥がギュッと痛くなったのが
今でも忘れられません。
神話が息づく高千穂の地。
限られた時間の中では
そのすべてを目にすることはできませんでした。
まだ見ぬ聖域に後ろ髪を引かれ
切なさを胸に残しながら
「いつか必ずここへ帰ってきます」と
高千穂の神々と心の中で約束を交わしたのでした。
荒立神社周辺の神社仏閣情報
天岩戸神社(高千穂町大字天岩戸)神楽開運御守

八大龍王水神(高千穂町大字岩戸)御守

高千穂神社(高千穂町大字三田井)神楽守

住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井667
アクセス:高千穂バスセンターから徒歩15分
公式HPはありません。
高千穂町観光協会↓




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