良い出来事の前に出現する鳳凰が勝利を暗示
お守りコレクションblog
第274回目は岩手県花巻市にある
花巻神社の勝守です。
初穂料800円(授与時)。

円形のお守りです。
カラーは勝利を願うにはピッタリの情熱を示す赤色。
中央に 勝 と入り、その背景には鳳凰が。
鳳凰……、なぜ?。
鳳凰は良い出来事が起こる前に現れる、
最も縁起の良い瑞鳥といわれています。
直接、勝利と関係性のある霊鳥ではないはずですが。
しかし、
その良い出来事が勝利だとしたら、
鳳凰が出現したら勝つこと間違いなしという解釈が成り立ちますよね。
”出現したら”と書きましたが、
すでにお守りに描かれ、いつでも出現しているわけですので
1度きりの勝利ではなく、常勝といいますか、
これはもう単なる勝守ではない力強さを感じます。
そういえば、花巻といえば、
高校野球の名門、花巻東高校がありますよね。
岩手県内では常勝を宿命づけられた学校でもありますので、
花巻東ナインに向けてのエール的なお守りなのではないかという気もします。
いや、絶対にそうでしょう!
野球ボールのように丸いフォルムをしていますからね。
(球体ではありませんが)
そもそも鳳凰は平和や天下泰平を願うシンボルともいわれている幻の鳥です。
上記の”わたくし流推測的解釈”とは、別の意味があるのかも知れませんし、
実は違う鳥の可能性もあります。
あくまで勝ちと鳳凰を結びつけた場合の意味合いを
一個人が自由に解釈しているだけですので、
ご了承ください。
花巻はなぜ花巻? 諸説あるようです
裏面です。

真ん中に花巻神社とあるのみのシンプルなデザイン。
白く縁どられているので日の丸にも見えます。
日の丸を背負って勝つ、という意味ならば
ここ花巻から世界へと羽ばたいた
大谷翔平さんや菊池雄星さんをイメージしているのかも知れませんね。
そもそも花巻神社の花巻って美しい名前ですよね。
その由来については複数の説があるようです。
1.「花の牧(はなのまき)」説
この地域に「花の牧」と呼ばれる名馬を育てる牧場があったことから
牧(まき)が巻と表記されるようになったという説。
2.北上川の花びら説
春になると、北上川の渦に桜の花びらが舞い集まり、美しい花の渦をつくったことから
「花巻」と呼ばれるようになったという説。
花が渦を巻く情景から生まれた、風情のある由来として広く知られているそうです。
3.アイヌ語の「パナマッケ」説
アイヌ語のパナマッケ(Panamatke)に由来するという説。
「パナマッケ」は「川下に開けた土地」という意味で、
時代とともにハナマキと変化したのではないかと考えられています。
花巻市自体も特定の説を支持しているわけでもないようですから、
雑学として覚えておくと楽しいかも知れませんね。
花巻神社とは以下のようなところです。
高台から花巻の里を見護る守護神
花巻神社はJR花巻駅から始まる釜石線の線路沿いある神社。↓

愛宕山という山の上に鎮座しているのですが、
山というよりかは高台といった表現のほうがピッタリな気がします。
石段は意外と勾配がきつくて、それほど高い山ではないのに
息切れしてしまいました。↓


きつい石段を上り切ったら
頂上からの景色というご褒美が待っています。↓

花巻ののんびり静かな町並みを望むことができます。
近くの民家、遠くの山々を眺めながら深呼吸。
フーハー、フーハー……。
何度深く息を吸って吐いても、またしたくなる。
まるでハッピーターンを一度食べたら止まらなくなるような、
中毒性のある景色です。
花巻東高出身のメジャーリーガー、大谷翔平さんや菊池雄星さんも
この景色を見ていたのかと思うと感慨深いものがあります。
自分も彼らのように偉大なる力を秘めた人間なのではないか、きっとそうだ!
そんな勇気をいただきました。
階段を上り切ると二の鳥居があり、
心地いい風が迎えてくれます。↓

二の鳥居をくぐると
すぐに三の鳥居があります。↓

拝殿に近づくにつれて
鳥居が簡素化されているのが分かります。
これは花巻神社に限ったことではなく、
参道を進むにつれて鳥居が境内の景観に溶け込むような形に
なっていることはよくあるそうです。
奥へ進んで神前へ近づくという
神聖さを演出しているというわけです!
拝殿です。↓

はるか昔から里の人々の厚い信仰を受けていた
愛宕神社と稲荷神社の二社が
1955年(昭和30年)に合祀され、
現在の花巻神社に改められました。
その後、八坂神社を合祀して現在に至っています。
ご祭神は
迦具土命(かぐつちのみこと)
愛宕大神ともいい、軍神・火防の神様
豊受姫命(とようけひめのみこと)
五穀豊穣・万般の産業の守護神。稲荷大神という別称でも有名です。
建速須素男命(たけはやすさのをのみこと)
家内安全・疫病退散・五穀成就の神様。八坂大神ともいいます。
現在の社殿は1983年(昭和58年)に建てられたものです。
境内社にも鎮座の意味が一つひとつある
拝殿の左手前に赤いきれいな石がありました。↓

お百度撫石(なでいし)です。
どのような石種なのかは不明ですが、
ツルツルして触り心地は良いですよ。
心を込めて願掛けしてください!
花巻神社には目を見張る境内社がいくつかありますので、
紹介したいと思います。
太子社です。↓

ご祭神は聖徳太子。
世界最古の木造建築である法隆寺の建設者として、
日本の建築技術を向上させたことから
地元の大工職人たちの神として祀られるようになりました。
龍神社です。↓

龍神社の底面に位置する火防の池は
日照りのときでも水が枯れることがなかったといわれています。
このことから、この池をお護りしている水神に感謝する意味を込めて
建てられました。
手前にある竹筒に彫られた龍がカッコイイです!
巳輪社(みわのやしろ)です。↓

2013年(平成25年)の癸巳(みずのとみ/きすいのみ)年に堂宇が建てられました。
奈良県にある大神神社の神様を勧請したもので、
ご祭神である大物主大神(おおものぬしのおおかみ)は
蛇体であったと伝えられています。
愛宕山という高台に鎮座する花巻神社。
木陰がたくさんあり、
涼みながらまったりした時間を過ごすには最高の神社です。
景色も美しいので、
ぜひとも足を運んでほしいと思います。
補足です。
新幹線が停車するJR新花巻駅には
地元からバリバリのメジャーリーガーとなった
大谷翔平さんや菊池雄星さんの
サインボールやユニフォームなどが展示されています。
神社とは直接関係はありませんが、
こちらも見どころですよ!




住所:岩手県花巻市愛宕町384-1
アクセス:JR花巻駅から徒歩約7分

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