【波上宮 紅型風守】麗しい花鳥風月に込めた美と平和の願い

沖縄
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琉球の伝統工芸をまとう、鮮やかな紅型風御守

お守りコレクションblog
第279回目は沖縄県那覇市にある
波上宮紅型風守(びんがたふうまもり)です。
初穂料800円(授与時)。

白地に引き立つ色彩は琉球から引き継がれる紅型(びんがた)デザイン。
松竹梅と流水文様が鮮やかな色で描かれています。

よく見ると絵柄がグラデーションとなっています。↓

紅型は顔料と天然染料の両方を用いた技法。
大胆な色使いに秘めた繊細さを生みだすことができるのです。
このお守りは紅型風、ということでプリントではありますが
美しさは同等です。

生地の質感は厚みがあるちりめん調の化繊。
耐久性の高い実用的な素材となっています。

御守という青文字をしっかり主張させるため
文字と同色の青で四角二重囲みしています。

華やかさだけでなくお守りとしての主張も忘れていません。

裏面です。

同じく紅型の生地に
青字四角二重囲みで波上宮と描かれています。
鮮やかなデザインのなかに
波上宮の神紋も2つ、そっと秘められています。↓

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黄色の紅型守の鮮やかさの如く鮮明によみがえる記憶

紅型守は白と黄色の2種類があり
白は人気で授与できない日もあるそうです。

わたくしは白色を拝受したく
授与所が開く9時前から並んでみました。
御朱印希望の方も含め数組が並んでいます。

人気レストランのように
ラミネート加工されたメニュー表がありました。↓

メニュー表にはお札やお守りの表と

交通安全類の2種類が用意されており

受付の順番が回ってくる前に
どれを求めようか決めることができます。

実はわたくし、黄色い紅型守を
ちょうど10年前に、すでに授与しておりました。↓

当時は黄色だけの取り扱いだったと記憶しています。

黄味の強いイエローベースに
赤や青・緑の柄が沖縄らしいです。
何よりも素晴らしいのは、少しも色褪せていないところ。
このお守りを手にした時の場面がふっと蘇りました。
まだお守りコレクションblogを始める前でしたが
あの頃からお守りの美しさに魅了されていました。↓

これからも思い出とともに大切にしていきます。

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波上宮へ行くには「市街から一番近いビーチ」を目指すと良い

地元の人々からは親しみを込めなんみんさんと呼ばれる波上宮。
最寄りの旭橋駅からは徒歩15分ほどの距離です。
波の上ビーチ方面へ向かって進めば、あっという間に到着。

朝の8時台だったので当然まだ混んでないはず、
と高を括っていたら観光バスが2台停車していました。
手前にある駐車場にも車が入っていきます。
やはり沖縄総鎮守琉球八社の筆頭だけあります。
那覇市民に限らず、県内・国内各地はもちろん、
海外からも多くの人が訪れているようです。

こちらが一の鳥居です。↓

扁額にも沖縄総鎮守 波上宮と書かれています。↓

よく見ると左側に皇族の有栖川宮威仁親王謹書と記されており
波上宮がいかに高い格式を持つ神社かがわかります。

右は駐車場、歩行者は左側の階段を利用しましょう。↓

グレー色の二の鳥居を超えると、↓

左側に手水舎があります。↓

龍の口から流れる水で清めると恩徳も高そうです。↓

手水舎の奥に立つ明治天皇像
沖縄が返還される2年前の
1970年に建立されました。↓

右側の看板には五箇条の御誓文
明治天皇が詠まれた二首の和歌が記されています。

その一つ
目に見えぬ神に向かひてはぢざるは
人の心のまことなりけり


ものすごくザックリと解釈しますと
他人の目があるから真面目にするのではなく
誰も見ていない時や自分一人の時こそ
良心に従って正しく生きるのが人の心の誠だよ
という意味です。

アメリカの統治下……
パスポートなしには本土へ行けなかった時代。
復帰運動を続けるには強固な精神的支柱が必要でした。
困難に立ち向かった不撓不屈の明治天皇のお姿を
銅像にすることで自分たちを鼓舞し、励ます意図が
込められていたのではと推測されます。

改めて複雑な手続きなどなしで沖縄に来れたことが
どれだけ幸せかと噛み締めます。

そして明治天皇像に並ぶ
こちらの仮宮にもぜひお参りください。↓

右側が浮島神社です。
ご祭神は天照皇大神
配神として
豊受大神
天太玉神
大国主神
少彦名神
經津主神

が祀られています。

1944年、戦災で炎上してしまいましたが
1988年、波上宮内に仮宮として遷座されました。

左は世持神社(よもちじんじゃ)です。
ご祭神は沖縄を救い繁栄をもたらした三恩人が祀られており
具志頭文若命(ぐしちゃん ぶんじゃく の みこと)またの名を蔡温(さいおん)。
王府時代の沖縄を代表する政治家で
林政、河川の改修、漁業の振興、農政など
多岐にわたる施策を行いました。
これらの政策が後の沖縄の農業、林業の指針となっています。
ご利益:五穀豊穣家内安全

野国総管命(のぐにそうかん)。
琉球王国はたびたび激しい台風や干ばつに見舞われ
主食である米や粟が育たず多くの餓死者が出る
深刻な飢饉に苦しんでいました。
そんな中、中国からさつま芋の苗を持ち帰り
当時の飢饉から多くの人を救いました。
ご利益:産業振興技術向上

儀間眞常命(ぎましんじょう)。
野国総管命が持ち帰ったさつま芋の苗を繁殖させ
その栽培技法を琉球全土に普及させました。
またサトウキビから黒糖を作る製糖技術を導入するなど
農業を一大産業にした沖縄産業のパイオニアと称されています。
ご利益:商売繁盛事業成就学問成就

これらの徳を仰ぎ1937年に創建されました。
沖縄の地が独自の文化を発展・繁栄させてきたのは
この三恩人のお力あってなのです。
目立たない場所で見逃しがちですが
どうか波上宮へ訪れた際は手を合わせて頂けますと
その想いが沖縄の地へのエールとなるかもしれません。↓

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神様はいつも見守っている、小さな奇跡を見逃がさない

沖縄だから当然と言えば当然ですが
狛犬はシーサーです。↓

シーサーは目玉と牙に特徴がありますね。
勇ましいのにチャーミングです。
1993年に建立され、以降お宮の安全を見守っています。

拝殿の右手前にある、ガジュマルです。↓

垂れさがる根のようなものは気根(きこん)といい
空気中の水分を吸収し、自らを支えるために発達した独自の根です。
土に到達すると支柱根(しちゅうこん)に変わり、
地中から本格的に水分を吸い上げ始めます。
年月を経ると木をガッチリ支える太い幹になるそうです。
すごい生命力! 葉っぱのツヤからもエネルギーを感じます。↓

昔からこの木にはキムジナーという妖精が
宿っているといわれています。
赤髪で人間の子どもぐらいの大きさなんだそう。
心の美しい人には姿を見せるそうです。
(残念ですが、見ることができませんでした)

曇っていた空から朝の光がこぼれてきました。↓

もしかするとキムジナーの
粋な計らいだったのかも? しれません。
ではご本殿へ参拝です。

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生半可でない気持ちで訪れた人に再生の力をもたらす

拝殿です。↓

ご祭神は
伊弉冉尊 (いざなみのみこと)万物を生み出す
速玉男尊 (はやたまをのみこと)約束・誓いを固める神
事解男尊 (ことさかをのみこと)物事を整理し決着をつける神

波上宮の雰囲気は、とても穏やかな感じですが
実はとても毅然とした三神であることがわかります。

固い意志を持って何かをしたい人
何かに決着をつけようと思っている人
人生を再スタートさせようとしている人
にとって、指針となるご利益がありそうです。

別鎮斎として
火神(ヒヌカン)
産土神(うぶすなのかみ)
少彦名神(すくなひこなのかみ)
も祀られています。

拝殿の屋根の上に虹がかかっています!↓

神社で起こる自然現象は歓迎のサイン。
虹に向かって改めて手を合わせました。

この後、虹に気付いた他の参拝者たちは
大いに盛り上がって虹の撮影会になりました。

沖縄に古くから伝わるニライカナイ信仰

参拝を終え、授与所でお守りを授与したら
必ずセットで訪れてほしい場所があります。

社務所の裏側へ回り、下っていくと
1分とかからず旭ヶ丘公園に出ます。↓

バスケットコートもあり、市民憩いの広場です。
ここまでくると、目線の先に青い海が見えます。↓

こちらが波の上ビーチです。↓

那覇市内で唯一の海水浴場だそうです。
目の前を横切る大きな橋は波の上橋(なみのうえばし)。↓

市街地でありながら、この海水の透明感!↓

寄せては返す波の音にだけ耳を澄ませ深呼吸すると
体と空間が繋がるような気がします。

ビーチで海風を浴びたり、波に足を浸したりすることで
マイナスエネルギーを洗い流すという実質的な禊となります。
海水は心身の穢れを洗い流す力が強いといわれているからです。↓

波上宮には、決別や清算を司る神様
速玉男尊(約束・誓いを固める神→決別ともつながる)
事解男尊(物事を整理し決着をつける神→清算ともつながる)
が祀られていますので
参拝と海の相乗効果で浄化すること間違いなしです。

向かって左手に波之上ガマ(波の上のガマ)
と呼ばれる神聖な天然の洞窟があります。↓

こちらは古くから海の神様を祀る竜宮の拝所(ウガンジュ)として、
洞窟の上に波上宮が建立する以前から
地元の人々に大切に守られてきたパワースポットです。

沖縄には古くからニライカナイ信仰があります。
ニライカナイとは沖縄や奄美群島に古くから伝わる
海の彼方にある生命と豊穣の理想郷のことです。↓

そのニライカナイと波之上ガマは
繋がっていると信じられてきたのです。

こんな市街地近くにありながら
歴史ある神聖な場所であるというコントラストに
現代と古代の融合を感じます。

信仰などは抜きにして
沖縄の海をリアルに体験するだけでも
心身と運気に良い効果が得られると思います。↓

住所:沖縄県那覇市若狭1-25-11
アクセス:ゆいレール旭橋駅から徒歩約15分

波上宮

「母ちゃんのみそ汁また食べに帰るよ」と言いたくなる名店

補足です。

波上宮へ通う道中、
朝御飯を食べに立ち寄った玉城豆腐のみそ汁屋
こちらのお店がとても良かったので少しだけ紹介です。

みそゆし、みそ汁などの定食を
1000円前後で食すことができます。↓

朝に豆腐と野菜たっぷりの味噌汁って
五臓六腑に染みわたる幸福感をもたらします。
みそゆし定食(大) 1050円です。↓

店内は主にカウンター席で一人でも安心です。
奥には二人組やグループでも利用できそうな
テーブル席と小上がり席もありました。

ホテルのビュッフェは胃に重すぎる。
沖縄の家庭料理っぽい朝ごはんを食べてみたい。
そんな方にこちらのお店をご利用してほしいです。

実は参拝の前日もこちらのお店にお伺いして
みそ汁定食(並)950円をいただきました。↓

お店の方の対応が爽やかで明るい!
店員さんが素敵なお店で食事をすると
良い波動も同時に取り込める気がします。

上之蔵大通りに面し、お店の前に上之蔵バス停があります。
オープンは朝7時からなので早朝参拝にはぴったりです。

参拝旅は、その地で採れた食材や郷土料理を
いただくことも楽しみであり、運気向上にもつながります。
那覇へ訪れた際は
玉城豆腐の美味しさ、ぜひ堪能してみてください。

玉城豆腐のみそ汁屋

玉城豆腐のみそ汁屋 | じぶん家のように、ほっこりしてもらいたい。 そんな一杯です。
じぶん家のように、ほっこりしてもらいたい。 そんな一杯です。

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