【亀ヶ池八幡宮の八方末広御守】末広がりの文字で運も末広がり

神奈川
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「八方除け」と「運の末広がり」が融合したお守り

第8回目は神奈川県相模原市にある
亀ヶ池八幡宮八方末広御守です。
初穂料1000円(授与時)

漢字には「とめ・はね・はらい」がありますが、
こちらのお守りは「はらい」まくりです!

「今年の漢字」の発表で、
偉いお坊さんがガガガズズズと書きそうな力強さ、
突然習字にハマってしまった小学生が
これ見よがしに書きそうな躍動感、
達筆なお爺さんが
年賀状は俺の腕の見せ所と
言わんばかりに書きそうな質実剛健さ。
書初めで思わず書いてみたくなるが
ごとくの四文字熟語。
(実際には四文字熟語ではありません)

これだけはらっていると、「はらい」が「祓い」になって、
最高の運をもたらせてくれそうです。

もともとこちらのお守りは、
八方除けと開運のご利益が2つ合わさったもの
これだけでも贅沢なんですが、
黄色い地色とのコラボで、めでたさがグレードアップ!

さらに、背景には亀ヶ池八幡宮にちなんで亀が描かれており、
それがまた縁起がいい!

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「八」を富士山と見立てるなら、これまためでたい!

裏面です。

表面同様、八幡宮の「八」が凄いことになっています。
ここまで大胆だと、富士山をデフォルメしているのではと思いたくなります。
だと仮定するのなら、
これまためでたいのではないでしょうか!
ちなみに裏面にも亀が描かれております。

触ってみると、若干薄いのですが、
振ると、木札がカチャカチャと音がします。
とにもかくにもこれだけ「めだたい」が集まっていると、
テンションが上がりますね!

授与されて正解なお守りです。

お守りの錦袋の中にはなにが入っているのでしょう?
紙のお札(ふだ)、木札、金属製の仏像など、御神体が入っています。
これを護符(ごふ)といったり、内符(ないふ)といったりします。

中を開けてみたいという衝動に駆られることもあるでしょう。
しかし、神社のお守りの場合は、開けることはおすすめされていません。
神道では、神様を直接見る行為は失礼であるとされ、
あえて夜に行われる神事があるくらいです。
そのことを踏まえると、
お守りの中に納められた神様を見るのはタブーなわけです。

一方、仏教では、
中身を取り出したり、見ることに対しては寛大です。
信じる心が重要であるといいます。
見たとしても「ご利益がありそう」という気持ちが揺るがなければ
問題ないし、「イメージと違った」「ご利益なさそう」と
思ってしまうのであれば、お守りのご利益はなくなるというわけです。

そう考えるなら、神社、お寺ともに
お守りの中身を見ないほうが賢明なのではないかと思います。

亀ヶ池八幡宮は以下のようなところです。

亀ヶ池八幡宮公式サイト 相模原市の神社 上溝鎮座
神奈川県相模原市中央区上溝鎮座北相模総守護社・亀ヶ池八幡宮です。安産祈願・初宮参り・七五三・地鎮祭等の祭儀を申し受けております。
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神社近くの池にたくさんの亀がいたから亀ヶ池

亀ヶ池八幡宮は古くより上溝の地に鎮座し、
北相模の農耕開拓の守護神として信仰されていました。
創建は不明となっています。

中世以降、武士の崇敬が篤く、
鎌倉時代に幕府の武将であった和田義盛
亀ヶ池八幡宮近くの横山城に向かう際に、
立ち寄ったという記録が残っています。

元弘・文禄・明暦・延宝・宝暦と社殿を再建。
1649年(慶安2年)には江戸幕府より朱印地
(=神社・寺院の領有権を承認された土地)を賜っています。

1869年(明治2年)に現在の亀ヶ池八幡宮という名前になりました。
それ以前は八幡宮大菩薩と呼ばれていました。

神社名の由来は、神社の東側にあった池に亀がたくさん生息していたから。
2015年(平成27年)に、神社の西側に「御神苑」という日本庭園が設けられ、
「亀ヶ池」という池が造成されています。

和田義盛(1147年~1213年)は鎌倉幕府初期の武将・御家人。
初代侍所別当を務めた人物でもあります。源平合戦や奥州藤原氏との戦で武功を立てました。
源頼朝の死後、「梶原景時の変」で景時追放の中心的役割を果たし、
「比企能員の変」や「畠山重忠の乱」では北条氏側につきます。
しかし、2代目執権・北条義時の挑発を受けて挙兵に追い込まれ、
鎌倉で幕府軍と戦い敗死。和田一族も滅亡しました。
この戦いを和田合戦といいます。

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八幡様を主祭神として8柱の神が祀られている

亀ヶ池八幡宮の御祭神は、15代天皇の応神天皇
応神天皇とは、八幡様を指します。

品陀和気命(ほんだわけのみこと/古事記)
大鞆和気命(おおともわけのみこと/古事記)
誉田別命(ほんだわけのみこと/日本書紀)
譽田天皇(ほんだすめらみこと/日本書紀)
応神天皇
胎中天皇(たいちゅうてんのう/応神天皇の異称)
八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ/神仏習合名)

すべて同一柱です。

鎌倉時代、八幡様は武士の中でもとりわけ源氏において、
守護神として祀られ、国家安泰・戦勝・武運長久の神として信仰されてきました。
時代の経過に伴い、武家から民衆の神様(村の鎮守様)となり、
様々なご利益を持つ神として崇められるようになりました。

亀ヶ池八幡宮では、子育ての神として崇敬されています。

主祭神である八幡様の他にも、

・神功皇后(じんぐうこうごう) 
 子宝・安産守護・勝運
・比売神(ひめかみ)
 子宝・安産 
・天照皇大神(あまてらすすめおおみかみ)
 国家・国民安泰・繁栄 五穀豊穣
・素戔嗚尊(すさのをのみこと)
 疫病退散 災難除け 
・建御名方神(たけみなかたのかみ)
 五穀豊穣 盛業繁栄 武運長久 風害除け
・保食神(うけもちのかみ)
 養蚕守護 五穀豊穣 産業繁栄
・火産皇神(ほむすびのかみ)
 火難除け(鎮火・防火)

が祀られています。

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亀ヶ池八幡宮は行けば楽しめるエンタメ神社

亀ヶ池八幡宮は広い境内に見どころがたくさん詰まっています。
主なところを紹介します。

御神木の夫婦銀杏(めおといちょう)。↓

門のようになっているのが粋な感じ。
樹齢は約350年。
創建後、鳥居のなかった時代に植えられたといわれており、
夫婦和合、長寿、子宝、縁結びのご利益で親しまれています。
ここをくぐって神門&社殿へ向かいます。
くぐっているときは、感動すら覚えます。

社殿です。↓

社殿は木造建築なのですが、なぜか輝いている印象。
柱や梁すべて檜。
木材に色付けや装飾を施していない白木造りです。
屋根は銅板で葺かれています。
金箔押しの金具が、堂々たる社殿と見事に調和。
社殿は、
2014年(平成26年)に
鎮座800年を記念して竣功されました。

ゴールド神社です。↓

無事故無違反のゴールド免許をイメージしたお社です。
お社の前で車のお祓いを行い、交通安全を祈願。
ゴールドだからてっきり「金運」かと思ったら、違っていました。。

社務所にはお守りがたくさん。↓

お守りがこんなにたくさんあると目移りします。
ドラゴンボール悟空守や機関車トーマスのトーマス守
なんていうのもありました。
すべて授与されたい!

手水舎の屋根の裏に、、

亀が!
このディテールに「人々を楽しませたい」という神社の気持ちが伝わってきます。

一か所七福神も見どころの大きな一つ

七福神が一か所ですべて廻れるのがうれしいです。

大黒天(開運招福、富貴、財福のご利益)↓

毘沙門天(魔除け、勇気、勝利、財福)↓

布袋尊(和合、家庭円満)↓

弁財天(諸芸上達、学問、美容、財福)↓

寿老人(延命、不老長寿)↓

恵比寿(商売繁盛、大量満足、福徳)↓

福禄寿(幸福、家禄、長寿)↓

亀ヶ池八幡宮はとても静かなところにある神社です。
でも、とてもアクティブで「動」を感じます。
元気をもらえそうです。
ぜひ行ってみてください!

住所:神奈川県相模原市中央区上溝1678
アクセス:JR相模線上溝駅より徒歩約12分
https://kamegaike.jp/

神奈川
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