【函館護国神社 ふくろう和紙お守り】不苦労と福朗を呼び入れる

北海道
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同じものが2体とない和紙を使用したお守り

第55回目は北海道函館市にある
函館護国神社の「ふくろう和紙お守り」です。
初穂料700円(授与時)。

かわいいふくろうがあしらわれたお守りです。
柄は和紙で作られており、
手作りであることから、
同じものが2体とありません。

今回、いただいた「ふくろう和紙御守り」は
赤、紫、緑、青などの色が
ブロックで使い分けられ、
境界線や植物の縁取りに
金色が用いられた
賑やかなデザイン。

まるで和モダンの作品を見ているようです。

ちなみに
見本として展示されている「ふくろう和紙お守り」
はこのような柄です。↓

いただくときは
たくさんの中から選ばせてくれるので、
気に入った柄を授与できるのが
ありがたいです。

ふくろうのお腹部分には
「函館護国」という文字があり、
右に「不苦労」
左に「福朗」
と書かれています。
ふくろうにかかった言葉で、
こうして当て漢字を見ていると、
言葉どおりのご利益が
ありそうに気がしてきます。

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アート作品を見ているかのような柄がすばらしい

裏面です。

ふくろうのお尻部分にあるのは
牡丹の花でしょうか。
本来、紫色の花を咲かせることは
ないようですが、
そこはアートの世界なので、
突っ込みを入れるのは野暮です。

松の葉の色も緑ではなく
金、白、水色とさまざま。

複雑に絡み合う色のコラボレーション。
違和感がなく、
やりすぎ感がなく、
色同士がケンカすることがなく、
手と手を取り合って
1つの作品としてチームプレーに徹している。
これを実現させた作り手のセンスを感じます。

函館護国神社のお守り紹介はこちら

函館護国神社とは以下のようなところです。

函館護國神社
北海道函館護国神社(Hakodate Gokoku Shrine) -人々の幸せ、郷土の繁栄、祖国の平和の守り神-
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ふくろうの像を撫でて「不苦労」「福朗」

函館には18の坂があり、
総称して函館18坂といわれています。
その中の一つ、
護国神社坂をのぼったところにあるのが
函館護国神社です。
神社から見下ろすとこのような景色が。↓

写真では緩やかな坂に見えていますが、
なかなかなのハードさです。

入り口となる鳥居がこちらです。↓

坂を上り切り、
さらに階段を上がるとあります。

鳥居をくぐれば、正面に拝殿があります。↓

三角形の屋根が曲線的でありながら鋭く、
建物自体が力強く凛としている印象です。

函館といえば函館戦争。
明治新政府軍と旧江戸幕府軍との一連の戦いにおける
最後の舞台となりました。

明治新政府軍の墓地があります。↓

この戦いで亡くなられた弘前藩、大野藩、備後福山藩などの
将士を葬っているお墓です。

他にも、
戊辰戦争で戦没した薩摩藩の将士を
追悼する戊辰薩藩戦死者墓、

箱館戦争で戦没した将士の人名を
刻んだ陸海軍戦死者人名碑、

新政府軍艦船に乗り、
戦没した将士の弔碑、

さらには
清国との戦争で戦没した将士の弔碑、

太平洋戦争中、南太平洋地区、西イリアン、
東ニューギニア・ソロモン群島周辺で
戦没した将士の慰霊碑
などが建てられています。

戦没された方々をお祀りするのは
護国神社の特徴であり、
使命でもあります。

戦争から離れまして。

函館護国神社の人気スポットが
「なでふくろう」です。↓

社務所前にあり、
優しくなでると、
「不苦労」「福朗」のご利益があるのだそう。
当然、撫でてきました。

函館護国神社は
縁結びのご利益がある
神社としても有名です。↓

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戦死した1万3000余柱の若い男女が御祭神

函館護國神社は、
約150年前の戊辰戦争から日清戦争、日露戦争、
満州事変、支那事変、大東亜戦争などにおいて、
極寒の地、灼熱の南の島々、太平洋の海上にて
尊い生命を捧げた
1万3000余柱の御霊をお祀りしている神社。

御祭神の多くは青壮年たち。
すべて庶民出身の兵士でほとんどが独身者でした。
また、
従軍看護婦として戦場に赴き
戦死された若い女性も祀られています。

若い独身の神々ということで、
永い歳月を経て、
若い女性やカップルの参拝が
次第に増えてきたといいます。

函館護国神社が縁結びで有名になったのは、
若い兵士達への熱い想いから
生まれたものともいわれています。

また、推測ですが、
ふくろうがシンボルとなっているのは
苦労を強いられ、若くして殉死された方々が
実現できなかった
「不苦労」や「福朗」を願うところから
やって来たのかもしれませんね。

今ある素晴らしい日々に感謝です!
2体とないお守りと出会えたことにも感謝です!

夕方に護国神社坂の下から撮影した写真です。↓

鳥居がデカデカと存在しています。

住所:北海道函館市青柳町9-23
アクセス:市電十字街駅または宝来町駅から徒歩10分
http://hakodate-gokoku.jp/

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