【手長神社の厄除御守】ボーダーの色1本1本にまでご利益を感じる

長野
スポンサーリンク

厄除け以外に色が持つ効果もプラスされている!?

第58回目は長野県諏訪市にある
手長神社の「厄除御守」です。
初穂料800円(授与時)。

ボーダー柄のお守りです。
珍しいと思い、いただきました。
白地に
ゴールド、紫、オレンジ、グリーンのラインが
バラバラの太さで
不規則な順番で入っています。

ポップな印象で
ファッション性を感じる
ルックスではないでしょうか。

制作側の意図があるかどうかは分かりませんが、
カラーセラピーという言葉があるように
色には意味があります。

お守りに使われている色には
どのような意味があるのでしょう。

ゴールド/豊かさ、裕福、富、輝き、成功など
/神秘的、癒し、直感、芸術的、高貴など
オレンジ/明るい、楽しい、陽気、健康、元気など
グリーン/平穏、安らぎ、成長、生命力、自然など

厄除お守りのご利益以外に、
色の持つ効果もプラスされているとしたら、
こんなありがたいことはありません!
いただいて良かったと実感します。

スポンサーリンク

裏面は表と雰囲気が一変して和テイストに

裏面です。

表側とは一変し、
和テイストになっています。
表と裏のギャップが
楽しいお守りではないでしょうか。

黄色い花は何でしょうか?
下を向いて咲いていることから
キングサリ(金鎖/別名:キバナフジ)
ではないかと考えます。
本来は
連なる鎖のようにたくさんの花を咲かせる植物ですが、
お守りでは一輪一輪をピックアップして
描かれています。
その名のとおり、
金の鎖ですから、
豊かさ、裕福、富、輝き、成功が
連なるという意味が隠れているのかもしれません。
※自己解釈です。

また
花の色が黄色で、
黄色はビタミンカラーともいわれ、
元気を象徴する色でもあります。
つまり
元気が連なる
という意味なのかもしれませんね。

ちなみに
キングサリの花言葉は
下向きに咲いていることから、
さみしい美しさ、はかない美
ということですが、
自分としては
イメージが結びつきません。

裏面の地色は
薄いグリーンです。
写真だと
光の影響で
グリーンっぽく写っているようにも
見えますが、
忠実に近い色みです。
表面の地色は白、
裏面は薄いグリーン
という二面性も
またおもしろいところだと思います。

手長神社のお守り紹介はこちら

手長神社とは以下のようなところです。

信州上諏訪 手長神社 | 諏訪大社上社末社 | 信濃國諏訪郡下桑原郷鎮守
スポンサーリンク

欅の木目を活かした重層な拝殿は諏訪の名工、初代立川和四郎冨棟による

長野県諏訪市といえば
諏訪大社が有名ですが、
隠れた名社が手長神社です。

駅前のご当地スーパー「ツルヤ」とは
徒歩約6分の距離にあります。

急階段を上った先に鳥居が見えます。
あちらは二の鳥居です。↓

一の鳥居はどこかといいますと、
今まさに写真を撮っている地点です。

なぜ一の鳥居を撮らなかったかといいますと、
目の前が一般道で
車が頻繁に通って危険なため
撮影できませんでした。

階段を上ると、
手長神社と書かれた石碑が登場。↓

しかし、ここが終着地点ではありません。
いうならば、踊り場的なところです。

また鳥居があります。三の鳥居です。↓

またしても階段があります。

階段を上っていくと、拝殿が見えてきます。↓

拝殿へ到着。↓

彫刻の細かさと立体感が目を引きます。
1788年(天明8年)、
諏訪の名工、初代立川和四郎冨棟による建築です。

ピリッと身が引き締まるような
厳か感があります。

海老虹梁(えびこうりょう)の登龍・下龍ほか、
唐獅子、波、雲、栄螺、鮑などの
彫刻が見どころでもあります。↓

まさに匠のなせる業です。

さえぎる壁がなく、風通しのいい拝殿。
清々しいです。↓

回廊にお洒落さを感じます。↓

古い木造建築だと
所々にトゲが出ていそうですが、
まったくなく、
ツルンとしています。
日頃からメンテナンスされているのだと思いました。

スポンサーリンク

末社の聖徳神社には狛犬ではなくシャチホコが座す

回廊をまっすぐ歩き、
抜けると道があります。
進んでいくとあるのが手長神社の末社、聖徳神社です。↓

聖徳神社の一番の注目点は
狛犬のように鎮座するシャチホコです。↓

力強く反っています。

以前、諏訪高島城の天守閣改修の話が持ち上がった際に、
諏訪の大工衆が作成したものだそう。
しかし、
改修計画はなくなり、聖徳神社に奉納されました。

シャチホコの目が上を向いているのが
なんだか笑ってしまいます。↓

社殿のほうへと戻って
通り過ぎると、むすひの大欅があります。↓

樹齢約400年。
二本の大欅が梢(こずえ)で結ばれていることから、
縁結びの神が宿っているといわれています。

スポンサーリンク

古くから諏訪大社上社の末社として存在

手長神社は下桑原(大和・小和田を除く上諏訪地区)の氏神、
手摩乳神(てなづちのかみ)を祀る古社。

起源の詳細は明らかではありませんが、
手摩乳神は古くから手長の丘を治めてきました。
しかし
建御名方神(たけみなかたのかみ=諏訪神)が
来られてからは
その力に従って
ともに諏訪の国造りに
尽くされたと伝わっています。

鎌倉時代の神楽歌の文書には
手長神社を「下桑原鎮守」と記載しており、
この時代にはすでに
諏訪神社上社の末社として
あったと考えられています。

手摩乳神は『古事記』の八俣大蛇の段に
登場する神様で、
大山祇神(山の神)の御子神。
また
足摩乳神(あしなづちのかみ)の妃神でもあります。
姫神の奇稲田姫(くしなだひめ)を
手撫で足撫でして育てたことから
夫婦円満、家内安全、子育て、ご縁、
生業繁栄、手先が器用になる、健康や幸せを守る
神様として親しまれています。

また、
社殿が裏鬼門(=南西)のほうに向かって建立されていること、
諏訪藩の居城である高島城(天正19年=1591築城)から見て
鬼門(=東南)の方角にあたることから
古くから鬼門除け・方位除けの
守護神としても
篤く信仰され、
現在では方位信仰に基づく
あらゆる禍から守る神として崇敬されております。

静かなで浄化された空気が漂う印象の手長神社。
諏訪大社同様、
諏訪にお出かけの際には
立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

住所:長野県諏訪市上諏訪茶臼山9556
アクセス:JR中央本線 上諏訪駅より徒歩15分
http://www.lcv.ne.jp/~tenaga/index.html

長野
スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました