【身照寺の幸福守】自分・家族すべての幸せを願う宮沢賢治のお守り

岩手
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その立ち姿にはモチーフとなった写真がある

お守りコレクションblog
第240回目は岩手県花巻市にある
身照寺幸福守です。
お守り代1500円(授与時)。

後ろで手を組み、
ややうつむき加減で佇む帽子をかぶった紳士。
何とも言えぬ哀愁を漂わせ、
物思いにふけっているような、
集中して何かを考えているような。
この人は誰?

彼こそは日本を代表する童話作家であり詩人。
花巻が生んだ才能。
宮沢賢治さん(1896年~1933年)です。

それならば
キラキラしている星群は銀河鉄道の夜からのインスパイアなのか!?
想像が膨らみますね。

お守りに描かれた宮沢賢治の立ち姿。
実はモチーフとなった写真があります。↓

田の中に立つ花巻農学校教諭時代のものだそうです。
ちなみに賢治さんは同校で先生をしているときに、
雑誌愛国婦人の12月号(1921年)と1月号(1922年)に
創作童話の雪渡りを発表しました。

偉大な作家がなぜ身照寺のお守りに?
身照寺は宮沢家の菩提寺で、
宮沢賢治が眠るお寺だからです。

幸福守はていねいに木箱に納められています。↓

彼を大切に想う身照寺の気持ちが伝わってくるようです。
ふたを開けると、↓

ご利益が書かれている紙が入っています。↓

家族みんなが幸せになると幸福
いつも健康でいられると幸福
願い事が叶うと幸福
試験に合格すると幸福
良縁に恵まれると幸福
こどもを授かると幸福
仕事が順調だと幸福
〇〇〇だと幸福
すべての幸福のお願いを込めて
賢治さんの墓前で祈願しました。
個人も、そして全体も幸福になりますように。

素敵なメッセージに心にジーンとします。

これは身照寺が勝手に作ったご利益ではなく、
賢治さん自身が『農民芸術概論綱要』の中で
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
と記しているところから生まれたものではないかと
思っています。
だからお守りの絵が花巻農学校教諭時代のものなんでしょうね。

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今この瞬間がすでにそうなのだと実感する幸福の文字

裏面です。

大きく幸福と書かれています。
しかも金色というのがいいですね。
見ているだけで幸福になれそうというか、
今現在が幸福なんだなあということを実感します。
それなのに幸福に気づかない日々を過ごしている自分。
そればかりか、もっともっととおねだりしている自分。
改めなくては……ですね。

左側には、地名の花巻と寺名である身照寺の文字。
左上と右下には、星がキラキラと輝いています。

幸福とは星のごとく。
意識しなければ見ることはないし、
意識すれば煌々と輝いているのが分かる。
星を眺めるのが好きな人は
幸せが今ここにあることを知っているのでしょうね。

身照寺とは以下のようなところです。↓

身延別院 遠光山 身照寺
ぜんたいが 個人が幸福でありますように◆お寺は今を生きている人の心のより所◆ 身照寺は…◆日蓮宗総本山身延山久遠寺 最古の身延別院を再興したお寺◆身延山寄進・久遠寺開基の南部家が 建立開基のお…
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春になればしだれ桜が美しいお花見スポットに

身照寺は花巻市文化会館とぎんどろ公園のほど近くに位置しています。
ぎんどろ公園は賢治さんが教師として勤めていた花巻農学校教の跡地
ぎんどろとは、葉の裏が白い銀白楊のこと。
彼が大変好んだ木なのだそうです。

公園が花巻農学校教跡地であったことを示す案内板。↓

賢治さんのコートとハットであろうオブジェが
枠組みとくっついて作られています。
まるで本当に掛けられているかのようですね。

車道を渡り、下り坂を歩いていくと
右側に身照寺があります。↓

階段の右側に黒板らしきものがあり、
岩手出身のメジャーリーガーたちを題材とした五七五やその意味、
そして彼らを応援するメッセージが書かれていました。↓

何事も 精進努力無くして 成就せず

まったくその通りです。

階段を上ると本堂を隠すかのように青々とした緑が。↓

しだれ桜です。
満開の季節になると、身照寺をさぞ美しく彩ることでしょう。

こちらのしだれ桜は身延山久遠寺のものと姉妹桜だそうです。
両寺を開いた南部家によって手植えされました。

しだれ桜のトンネルを抜けると本堂です。↓

扁額には身延別院とあります。↓

しだれ桜が身延山久遠寺と姉妹であるように
お寺の関係も同様です。
それもそのはず。
久遠寺は同じ日蓮宗の総本山ですから。

本堂にはお守りがたくさんありました。↓

その中で
幸福守は別格に扱われていた印象です。↓

御朱印や御朱印帳も素敵でしたよ!↓

これはもう宮沢賢治ファンにはたまらないですね!

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宮沢賢治のお墓は本堂に裏手にある

本堂の裏手に回ると賢治さんのお墓へ行くことができます。↓

お墓は、本人と先祖代々のものとがありました。↓

左が賢治さん、右がご先祖様は右となります。
手を合わせて
身照寺に参拝できたことへの感謝をお伝えしました。

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ふくろうは宮沢賢治本人!?

賢治さんのお墓のまわりには
ふくろうの置物が3体あります。↓

かわいいですね!
そういえば
入り口にもいましたね。↓

本堂の前にも。↓

なぜこんなにもふくろうが?

『二十六夜』『林の底』など、
宮沢賢治作品にはふくろうが登場するものがいくつかあります。
幻想的で奥深い物語の印象的な存在として登場するふくろうは、
彼自身を投影したものだろうといわれています。
また
自筆ノートやスケッチにもふくろうのイラストが描かれており、
親しみを持っていたことが分かっています。
こういった事柄から
身照寺にふくろうがたくさんあるのではないかと推測します。
つまり
宮沢賢治を動物に例えるならふくろうであるということです。
ちなみに、花巻市の鳥もまたふくろうです。

日本を代表する偉大なる作家が眠る身照寺。
一度は訪れるべきお寺ではないでしょうか。
神社仏閣巡りが好きで、まだ行かれてない方は
ぜひ足を運んでみてください。

住所:岩手県花巻市石神町389
アクセス:JR花巻駅から徒歩約30分
https://temple.nichiren.or.jp/8041026-shinshouji/



岩手
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