目をキラキラさせながら夜の空を飛び回る龍神様
第66回目は神奈川県藤沢市にある
江島神社の「龍神守」です。
初穂料800円(授与時)。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/09/IMG_0607-2-693x1024.jpg)
第22回で江島神社奉安堂の
「弁財天守」のお守りを紹介しています。
22回目の続きというわけではありませんが、
今回は江島神社自体のお守りの中から
「龍神守」を取り上げたいと思います。
描かれている龍神様は
リアルな龍ではなく、
どちらかというとかわいい系。
だからこそ
老若男女問わず
手に取りやすいお守りとも
いえるのではないでしょうか。
とはいえ
青色の雲のおどろおどろしさが
なんともいえない
怖さを駆り立てている気もします。
手にしている水晶と目がゴールドです。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_0613-1024x768.jpg)
反射によって目が光るので
最初に見たときは
驚きました。。
同時に
生命力みたいなものも感じましたので
こうして授与されたわけです。
地色が黒なので夜に空を飛ぶ龍神様ですね。
目をキラキラ輝かせ、
手にはドラゴンボール(?)を持って。
ちなみに
この玉は如意宝珠(にょいほうじゅ)といって
「意のままに様々な願いをかなえる宝の珠」なのだそう。
やっぱりドラゴンボールなんですね。
7つ集める必要はありませんが。。
社紋である「向い波の中の三つの鱗」が独創的
裏面です。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/09/IMG_0608-2-814x1024.jpg)
前面からの流れで
龍神様の姿が描かれています。
中央には「江島神社」の文字。
江の島でも江ノ島でもなく
江島です。
神社名の上には社紋が入っています。
社紋は北条家の家紋
「三枚の鱗」にちなんで
考案されたもので
「向い波の中の三つの鱗」を
表現しています。
こういうオリジナル性の高い
社紋は見ていておもしろいですね。
龍神は「運気の流れを作る」といわれ、
自らから動き出した人を見つけ出し、
後押ししてくれるといわれています。
それはつまり
「強運」をいただけるということ。
だからこそ
成功者は龍神を信じているともいわれるわけです。
龍神を祀る神社を信仰していた成功者といえば、
パナソニック創業者の松下幸之助氏、
出光興産創業者の出光佐三氏、
戦後の長期政権を築いた佐藤栄作氏
などが挙げられます。
「龍神守」とはすなわち
強運お守りであると
いっていいのではないかと思います。
江島神社のお守り紹介はこちら
江島神社とは以下のようなところです。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/cocoon-resources/blog-card-cache/9ef036b73922f137116c1348bfb8a8ea.jpg)
辺津宮、中津宮、奥津宮の女神お宮+龍宮が見どころ!
江島神社はその名のとおり、
江の島にある神社です。
曇り空ですみません。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_6693-1024x768.jpg)
江の島の湧出について、
『江島縁起』では、
552年(欽明天皇13年)4月12日の夜から
23日の朝まで大地が震動し、
天女が十五童子を従えて現れ、
江の島を造ったといわれています。
さらに
社伝によると
これによって欽明天皇の勅命で
島の洞窟(御窟(おんいわや)/現在の岩屋)に
神様を祀ったのが、
江島神社のはじまりであると伝えています。
そんな江島神社のスタートがここ。
青銅の鳥居です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_9070-2-1024x768.jpg)
青銅の鳥居は1747年(延享4年)に創建。
1821年(文政4年)に再建されています。
実はこの鳥居、
三の鳥居だそう。
一の鳥居は遊行寺前に、二の鳥居は洲鼻通りにありましたが、
現存するのはこの三の鳥居のみ。
正面の扁額には
何と書いてあるのでしょうか。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_9070-3-1024x689.jpg)
「江島大明神」と書かれています。
青銅の鳥居をくぐると
お土産屋さんや飲食店が立ち並んでいます。
お店がなくなると
朱の鳥居が登場です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_9126-1024x768.jpg)
朱の鳥居の向こうには
瑞心門(ずいしんもん)があります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_9124-1024x768.jpg)
竜宮城を模した神門です。
階段を上り、
瑞心門を通過すると
弁財天童子石像があります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_9117-1024x768.jpg)
像は江島神社ご鎮座1450年を記念して奉献されたものです。
※わたくしが訪れたときはご鎮座1470年でした。
ずっと階段を上っていきますと、
辺津宮(へつみや)へと到着します。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_6709-1024x768.jpg)
田寸津比賣命(たぎつひめのみこと)が祀られています。
1206年(建永元年)に
鎌倉幕府三代将軍の
源実朝が創建。
1675年(延宝3年)に再建されたあと、
1976年(昭和51年)の大改修により、
権現造りの現在の社殿が新築されました。
高低差のある江の島(神域内)では、
一番下に位置していることから
「下之宮」とも呼ばれています。
左に見えるのが授与所です。
ここでお守りをいただきました。
辺津宮から左へ曲がると
奉安殿があります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_6704-1024x768.jpg)
この中に
日本三大弁財天として有名な八臂弁財天
(はっぴべんざいてん/国指定重要文化財)
裸弁財天
妙音弁財天(市指定重要文化財)
が祀られています。
さらに上に向かって歩いて行くと、
中津宮(なかつみや)があります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_6710-1024x768.jpg)
市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)が祀られています。
853年に慈覚大師(円仁/第3代天台座主)が創建。
1689年(元禄2年)に、
江戸幕府5代将軍の徳川綱吉により、
本殿・幣殿・拝殿からなる
権現造りの社殿が再建されました。
現在の社殿は、
1996年(平成8年)の全面的な改修によるもので、
元禄2年当時の
鮮明な朱色をした社殿を再現しています。
中津宮から今度は奥津宮へ。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_9093-1024x768.jpg)
多紀理比賣命(たぎりひめのみこと)が祀られています。
相模湾を臨む岩屋(龍神伝説発祥の地)に
一番近い奥津宮は、
昔は、本宮または御旅所(おたびしょ)と
称されていました。
社殿は壮麗を極めていましたが、
1841年(天保12年)に焼失。
翌年に再建されたのが、
現在の入母屋造りの社殿です。
1979年(昭和54年)に
屋根が修復され、
2011年(平成23年)に107年ぶりに
本殿が改修されました。
多紀理比賣命(たぎりひめのみこと/奥津宮)
市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと/中津宮)
田寸津比賣命(たぎつひめのみこと/辺津宮)
の三女神は江島神社の御祭神であり、
総称して江島大神と称されています。
江島神社へ行ったら、
ぜひ3つの宮を巡ってみてください。
奥津宮の左隣には
龍宮(わだつみのみや)があります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_9077-1024x768.jpg)
御祭神は龍宮大神。
1993年(平成5年)に
岩屋本宮の真上にあたるところに建てられたお宮です。
江の島は、湧出以来、龍神の坐すところといわれ、
古来より龍神信仰は弁財天信仰と習合されてきました。
龍神様と非常に関係性の深い
江の島ですので、
「龍神守」があっても
なんら不思議ではないわけです。
キリっとしダンディな龍神様ですね。↓
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江の島は夏にこそ最適な観光スポット。
湘南の海はもちろん
周辺にはお店がたくさんあります。
遊ぶところに事欠きません。
ぜひ行ってみてください!
ちなみに
江島神社は鎌倉にある龍口明神社と
夫婦神社ともいわれています。
両神社に参拝すると
縁結びにご利益があるともいわれているんですよ!
龍口明神社はこちらです。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_2846-scaled-e1686119501303-160x90.jpg)
江の島から
こんな景色も見えますよ。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_6694-768x1024.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_9119-1024x768.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_6707-1024x768.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_9082-1024x768.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_9083-1024x768.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/08/IMG_9096-1024x768.jpg)
住所:神奈川県藤沢市江の島2-3-8
アクセス:小田急線「片瀬江ノ島」駅より徒歩約15分
江ノ島電鉄「江ノ島」駅より徒歩約20分
湘南モノレール「湘南江の島」駅より徒歩約23分
http://enoshimajinja.or.jp/
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