おもて面に金糸の龍が躍動する剛健なお守り
第110回目は長野県長野市にある
戸隠神社中社の「運気向上・金運招福守」です。
初穂料1000円(授与時)。
奥社、九頭龍社、中社、火之御子社、宝光社の
5社から成るのが戸隠神社。
その5つが1か所に集中しているわけではなく、
離れて点在して
ウォーキング気分で巡ることが
できるのが楽しいところです。
(奥社と九頭龍社は同じ場所にあります)
ただし、
坂道が多いので
なかなか大変ですが。
今回紹介する「運気向上・金運招福守」は
戸隠神社中社のオリジナルとなります。
黒地に金糸で龍神が描かれた
渋みのあるカッコいいお守り。
龍の魂が入っているのではないかと
思うくらいの崇高な雰囲気を
醸し出しています。
龍の爪と白目が
白糸になっているのがアクセント。
これもまた
存在感を際立たせる
重要ポイントであると感じます。
さらに
お守りのおもて面に
文字が入っていないのも
カッコ良さを引き立てている
要因ではないでしょうか。
龍のモチーフは中社社殿の天井にある「龍の天井絵」
裏面です。
金の刺繍で
社紋、神社名、運気向上、金運招福の
文字が入っています。
戸隠神社の文字が他の字よりも
太字になって差別化されています。
黒地に金色の配色なので
やはり雰囲気がありますね!
「運気向上・金運招福守」は
なぜ龍なのでしょうか?
龍神は天に昇るイメージから
成功や発展の象徴といわれています。
そのことが運気や金運と結びつき、
「運気向上・金運招福守」という形に
具現化されたのではないかと
想像してしまいます。
また
戸隠神社は地主神として
九頭竜大神をお祀りしています。
その証が九頭龍社であり、
こちらの「運気向上・金運招福守」に
つながっているのは感じ取れます。
ちなみに
中社社殿の天井に「龍の天井絵」というものがあります。
幕末から明治にかけて活躍した
狩野派の天才絵師、
河鍋暁斎によって描かれた絵で、
こちらがお守りの絵柄のモチーフとなっています。
龍の天井絵は
こちらで確認することができます。↓
そっくりそのままですよね。
戸隠神社のお守り紹介はこちら
※紹介は一部のみになっています。
戸隠神社中社とは以下のようなところです。
「さざれ滝」「三本杉」が中社の見どころスポット
5社から成る戸隠神社のうち
最も北側にあるのが奥社、
最も南側にあるのが宝光社。
その中間地点にあるのが中社です。↓
木造りの大鳥居。
シンプルだからこそ
神聖な雰囲気がします。↓
大鳥居を入ると石段があります。↓
石段を上り切ると
拝殿があります。↓
1087年(寛治元年)に当時の責任者が
「当山は三院たるべし」という夢を見て、
奥社と宝光社の中間地点に
中社を創建したといわれています。
御祭神は天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)。
天照大神の弟である
素戔嗚尊の度重なる非行に嫌気を指した
姉が天岩戸に隠れたとき、
岩戸神楽(太々神楽)を創案して、
岩戸を開くきっかけを作られた神様です。
学業成就、商売繁盛、開運、
厄除、家内安全に御神徳があります。
拝殿の右奥へ進むと
「さざれ滝」があります。↓
神域の森を流れるこの滝は
パワースポットとして有名です。
写真に撮って持っていると
金運がアップするという噂もあるらしいですよ。
この滝から吹き込む風も神聖なものといわれています。
風が吹いたら体全体で浴びるのもオススメです。
戸隠神社中社は三本杉も有名です。↓
こちらは三本の杉にも見えますが、
一本にカウントします。
鳥居の内側にあります。
鳥居を背にして右にある杉がこちら。↓
表面が剝がれていて、
痛々しくも思われます。
これもまた歴史なのでしょうか。
この三本の杉は樹齢800年だそうです。
鳥居を背にして左側にある杉がこちら。↓
緑がすごくて力強さを感じます。
お店が飲み込まれそうです。
この三本杉は正三角形状に並んで立っています。
三角形の一辺はおよそ72mです。
ミステリーサークルならむ
ミステリートライアングルですね。
見どころがいろいろあるのが
戸隠神社中社。
素敵なお守りもありますので
ぜひ遊びに行ってほしいと思います。
それと
戸隠神社奥社の「勝守」の記事と↓
戸隠神社宝光社の「おみな守」の記事
もよろしくお願いします。↓
住所:長野県長野市戸隠中社3506
アクセス:JR長野駅7番乗り場(アルピコ交通バス長野駅前総合案内所前)から
「ループ橋経由戸隠高原行き」に乗車して約1時間。「戸隠奥社入口」下車
https://www.togakushi-jinja.jp/
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