【寒川神社の八方除 幸運を呼ぶお守り】素敵な未来へ導く道しるべ

神奈川
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神紋を隠す紐の房がお守りに神秘性を与える

第90回目は神奈川県高座郡寒川町にある
寒川神社の「八方除 幸福(しあわせ)を呼ぶお守り」です。
初穂料1000円(授与時)。

長い名前のお守りです。
「八方除 幸福(しあわせ)を呼ぶお守り」は
全5種類あり、
こちらは<白>となります。

<白>は
邪気を祓い清々しい気持ちになれますように
との願いが込められ、
開運招福、万願成就、心願成就、就職成就
のご利益をいただけます。
すなわち
こちら1つで
開運招福お守り
万願成就お守り
心願成就お守り
就職成就お守り
になるわけですね。

お守りのデザインがまた魅力的で
房付き紐を採用しているところに
重みを感じます。
社紋である「尾長左三つ巴」を
隠すようにブランとしているのが
人間の前髪のようでもありますね。

描かれている植物は藤かと思います。
藤はつる植物なので
本来は垂れ下がって育つものなのですが、
こちらのお守りでは
上に向かって咲いているように
描かれています。
日本の固有種である藤を
上に伸ばすことで
幸運(しあわせ)が天高く伸びていく
という意味になっているのではないかと
勝手に想像します。

だとしたら、
とても意味の深いお守りです。

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「八方除 幸運を呼ぶお守り」は全5種類あります

裏面です。

寒川神社の文字が縦組みで
中央に入り、
その上には社紋(?)。
背景には藤が描かれています。

おもて面の社紋は
もともと使用されていたもので、
神門にもしっかりと入っています。↓

ならば
お守りの裏面の文様は?

こちらは正式な社紋ではないそうです。

寒川神社の特徴でもある八方除けを
イメージして作られたもので、
比較的新しくできたとのこと。
ちなみに
八角形のフォルムは
八方除けだからだといいます。

この文様も歴史を刻んでいけば
やがて社紋として
正式に使用されていくのでしょう。

今回紹介した<白>以外、
他に4種類があります。
それがこちらです。↓

本来なら全種類集めたいところですが、
なかなか大変ですよね。。

いずれにせよ、
寒川神社のお守りは
古来より四方八方からの災いを除け、
幸運を授けてくださる
寒川大明神の御神徳が込められたもの。
ですので、
<白>だけでも心余るほど満足です!

寒川神社のお守り紹介はこちら

寒川神社とは以下のようなところです。

寒川神社
古来唯一、八方除(はっぽうよけ)の相模國一之宮 寒川神社(さむかわじんじゃ)公式サイトです。祭典・神事、参拝・御祈祷などをご案内しています。
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神社としては珍しい西南を向いているから夕陽が美しく射し込む

寒川神社は相模国一之宮で
雄略天皇(456年~479年)の時代に
奉幣があったという記録があることから、
その歴史は約1600年だといわれています。
ただ、実際ところ
創始年代は分かっておりません。

727年(神亀4年)には
社殿建立を伝える記録が残っています。

寒川神社は全国唯一の八方除の守護神
として有名で、
すべての悪事災難をとり除き、
福徳開運を招き、
生活に限りない恩恵を
もたらすということで
非常に高い人気を誇っています。

場所はJR相模線の宮山駅から徒歩約5分のところ。
最寄り駅である宮山駅から向かうと、
最初に目にするのは三の鳥居になります。↓

三の鳥居?
一の鳥居と二の鳥居は?

一の鳥居は宮山駅と寒川駅の間の
線路沿いにあります。
寒川駅から宮山駅方面へと歩けば
一の鳥居をくぐることが可能です。↓

車で行っても見ることができます。

一の鳥居をくぐると
二の鳥居へとたどり着くことができます。↓

二の鳥居は車が小さく見えるほど巨大です。

三の鳥居へと戻りまして。
中へ入ると、一本道になっています。↓

常に歩いている人がいるのですが、
撮影の瞬間、誰もいなくなりました。↓

この参道は神門へとつながります。↓

重厚感のある神門です。
1993年(平成5年)に竣功しました。

毎年、新年には「迎春ねぶた」が掲げられます。
その様子がこちら。↓

2022年バージョンは風神雷神でした。
煌びやかであり、迫力もあり。

2024年バージョンも撮影しました。
テーマは「甲辰(きのえたつ)~八大龍王~」。↓

やはり迫力が違います。

迫力といえば
寒川神社の狛犬はその言葉どおり。↓

写真では分かりづらいですが、
非常に大きいです。
そしてロボットチック。
口から火を噴きそう。
とにかく強そうです。

神門を入れば、目の前には拝殿が。↓

1997年(平成9年)10月竣功。
総桧造りで、東西翼殿をはじめ附属施設があり、
拝殿には二一六名が一度に着席、参拝できる席が設けられています。

上の写真は、以前に昼間に撮影したものです。
夕方撮影したものがこちらです。↓

このように西日が入ってきます。
神社は一般的に東向き、
または南向きに建てられるのですが、
寒川神社は南西に向かって建てられています。
だからこそ、
このような夕陽の射し込む写真が
撮れるんですよね。

夕陽と社殿のコラボレーション。
赤く染まる拝殿が美しいです。↓

寒川神社の御祭神は
寒川比古命(さむかわひこのみこと)と
寒川比女命(さむかわひめのみこと)。
ニ柱の神を祀り、
寒川大明神と奉称しています。

寒川大明神は相模國を中心に
広く関東地方を開拓し、
衣食住など人間生活の根源を開発指導したとされ、
関東地方文化の
生みの神様として敬仰されてきました。

拝殿の左側には
御神木である二本の杉があります。↓

御祭神の寒川比古命と寒川比女命が
宿ると言い伝えられています。

拝殿の右側には
渾天儀(こんてんぎ)があります。↓

天体の位置や星をを観測する渾天儀という器具のレプリカです。
星の運行は、
人々に方角を教えるだけでなく、
国家の命運をも握ると昔から考えられてきました。
そのため、
天体観測により暦が作られ、
暦によって日々の吉凶が占われたのでした。
寒川神社の渾天儀には、
龍は天空を支えるという故事にならい
四隅に龍が配置されています。

神門を出て、
左側の道を神社の奥のほうへと
進んでいくと、
神嶽山神苑があります。↓

「難波の小池」を中心とした神苑で、
四季の移ろいを楽しむことができます。
奥に見える紅葉がきれいですね!
※入苑は御祈祷を受けられた人のみとなります。

寒川神社のお土産といえば、
いろいろとありますが、
最も有名なのがこちらではないでしょうか。↓

餅をこしあんでくるんだ「八福餅」です。
「八方除けの神さま」である
寒川神社にちなんで八角形をしています。
12個入り、1100円(税込)。

「日本人であるなら一度は行っておくべき」
といわれる神社は
日本中たくさんあると思います。
寒川神社もその一社であるのは間違いありません。

俳優の高倉健さんも幾度も訪れていた
というエピソートも残っています。

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寒川神社は2つのレイライン上にあるパワースポット

また
寒川神社はレイライン(ご来光の道)に
ある神社としても有名です。

春分の日と秋分の日に
玉前神社(千葉)、寒川神社(神奈川)、
富士山山頂(富士山本宮浅間大社の私有地)、
七面山(山梨)、竹生島(滋賀県琵琶湖)、
元伊勢(京都)、大山の大神山神社(島根)、
出雲大社(島根)が
日の出のラインに並びます。

さらに
鹿島神宮から高千穂神社までを
直線で結んだときにも
鹿島神宮(茨城)、皇居(東京)、明治神宮(東京)、
寒川神社(神奈川)、伊勢神宮(三重県)、
大仙陵古墳(大阪府堺市)、吉野山(和歌山県)、
剣山(徳島県)、高千穂神社(宮崎県)
そのライン上に存在します。

そのような偶然というか奇跡は
なかなかありません。
このことから
寒川神社はパワースポットともいわれています。

ちなみに
当ブログでは
玉前神社(千葉)の
「月日守」を紹介しております。↓

【玉前神社の月日守】女性と月の関係をお守りにして心身を守護
月の満ち欠けの様子を文字盤にして表現 第78回目は千葉県長生郡にある玉前(たまさき)神社の「月日守(つきひまもり)」です。初穂料1100円(授与時)。 時計の文字盤をモチーフにした月の満ち欠けの様子。オシャレなデザインですね。12時と6時の...

まだ訪れたことのない人
また行ってみたいなと思っている人
ぜひとも足を運んで
八方除けの神様の御神徳を受けてください!

住所:神奈川県高座郡寒川町宮山3916
アクセス:JR相模線「宮山」駅より徒歩5分
https://samukawajinjya.jp/

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