【田中神社の良縁結御守・悪縁切御守】 縁結びと縁切りが一体化

島根
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良縁結びは木花開耶姫命。悪縁切りは磐長姫命。

お守りコレクションblog
第132回目は島根県松江市にある
佐太神社の摂社、田中神社の
「良縁結御守・悪縁切御守」です。
初穂料800円(授与時)。

こちらは本当に珍しいお守りです。
なぜかというと
裏面が別のお守りになっているからです。↓

表と裏で別のご利益。
例えば「開運」と「厄除け」といった
ものは見たことはありますが、
紹介したこともありますが、
こちらのお守りは
表と裏で神様が違います。
これは本当に珍しい!

なので
表や裏で表現するのはNGかもしれません。
CDでいうところの
両A面の位置づけがピッタリだろうと思います。

ピンク色の面は
木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)のご神徳により、
縁結び・安産を祈願し、
紺色の面は
磐長姫命(いわながひめのみこと)のご神徳により、
縁切り・長寿の願うものとなります。

この2柱は姉妹神。
佐太神社北殿のご祭神である瓊々杵尊(ににぎのみこと)と
深く関係しています。

天照大神の孫神である瓊々杵尊は
妹の木花開耶姫命に一目惚れをして
娶りますが、
そのとき親神である大山祇神(おおやまつみのかみ)から
身体が丈夫な姉の磐長姫命もいっしょに
もらってほしいといわれます。
姉妹同時に瓊瓊杵尊に嫁ぎますが、
姉は容姿が醜かったので
親元へと返されてしまいます。

それに怒った大山祇神は
「磐長姫命を添えたのは、
天孫(=瓊瓊杵尊)が岩のように
永遠でいられるようにと誓約を立てたからで、
磐長姫命を送り返したことで天孫の寿命は
短くなるだろう」
と告げました。

神でありながら命に限りができた。
これは
神が人間に近づいたことを
意味しているといわれています。

このお話がもとで、
木花開耶姫命は美しさの象徴となり
縁結び・安産の神として崇められ、
石や岩のように堅牢な磐長姫命は
縁切り・長寿の神として
祀られるようになりました。

田中神社には
男女の悪縁をはじめ
なかなか断ち切れない様々な悪縁を除くため、
参拝、祈念に訪れる方が多数おられるということです。

田中神社とは以下のようなところです。

摂末社など|佐太神社公式ホームページ
出雲國二ノ宮として特筆すべき由緒・歴史を持ち、古伝の祭祀を受け伝える御社。八百万の神々が集う神在の社(かみありのやしろ)として多くの方に崇敬されています。

文中で触れた
表と裏で「開運」と「厄除け」に
なっているお守りはこちら。↓

【高尾山薬王院の除災開運お守り】大天狗と小天狗の勇ましき競演
赤く燃える大天狗の活力で開運を引き寄せる 第86回目は東京都八王子市高尾町にある高尾山薬王院の「除災開運」お守りです。お守り代800円(授与時)。 劇画タッチの筋肉質な大天狗が力強く「開運」を叫んでいるようにも見えます。この勇ましさを味方に...
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二社が背中合わせに鎮座している珍しい神社

田中神社は佐太神社の摂社であるものの
境内にあるのではなく、
約100mほど離れた境外にあります。
分かりやすいように
ちゃんと看板が立っています。↓

最寄りのバス停『佐太神社前』から
佐太神社までの道中にあるので
すぐに見つかるかと思います。

こちらが田中神社。
鳥居が立派で
よくある摂社よりも大きい印象です。↓

鳥居の目の前に鎮座しているのが
姉の磐長姫命をご祭神とした
東社といわれるお社です。↓

縁切りや長寿にご利益があるとされています。

背中合わせの反対側にあるのが
妹の木花開耶姫命をご祭神とする西社です。↓

縁結びや安産にご利益があるとされています。

姉妹神でありながら
背中合わせというのが
何ともいえない複雑な関係性を示唆しています。↓

二つのお社には
参拝の順番があり、
磐長姫命の東社で悪縁を切ってから
木花開耶姫命の西社で良縁を祈願する
とのことです。

悪縁切りと良縁結びが
いっしょになった田中神社。
姉妹神の力で
幸せな縁を掴み取ってください。

お守りも珍しいので
ぜひいただいてほしいと思います!

佐太神社のお守りも紹介しています。↓

【佐太神社の導き御守】導き・道開きの神のご加護で正しい道を進む
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住所:島根県松江市鹿島町名分
アクセス:JR松江駅より一畑バス『恵曇方面行き』で約25分。『佐太神社前』下車すぐ
http://sadajinjya.jp/?m=wp&WID=4211

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