【多度大社うまくいく守】 多度山に棲む神使の馬に願いを託す

三重
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馬と深い関わりがあるからこそ成り立つ「うまくいく」

お守りコレクションblog
第135回目は三重県桑名市にある
多度大社の「うまくいく守」です。
初穂料1000円(授与時)。

白馬伝説(しろうまでんせつ)
にちなんだ白馬舎があったり、
700年の伝統を持つ「上げ馬神事」が
行われたり、
馬に縁のある神社として有名な多度大社。

「上げ馬神事」に関しては
賛否両論あるので、
お守りコレクションblogでは
触れるのを控えたいと思います。

馬と深い関わりがある神社ですから、
「うまくいく」なんて
ダジャレを効かせた
お守りを授与できるのも
”ならでは”な感じがします。

うまくいくことを願う
ときは気持ちが焦りがちです。
そんなときこそ
「うまくいく守」を見ながら
ダシャレに「プッ」と笑い、
心に余白を持って
「うまくいく」ことを祈願する。
このほうが
結果的にうまくいきそうな気がします。

馬は白、茶、黒の3種類9頭。
逆時計回り(左回り)に
躍動しながら走っているイメージです。
馬が跳ねるがごとく
はつらつと「うまくいく」ゴールに
たどり着きたいものです。

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2頭の馬が意味するものとは。恋愛が「うまくいく」?

裏面です。

こちらには
白と黒の2頭のみ。

何かを暗示しているようにも思える。。

分かった!
恋愛だ!!
「恋愛がうまくいく」。

そう思うと
この2頭が楽しくじゃれ合っている
ようにも見えます。

でも黒い馬が沈んで
見えませんよね。
なので
黒い馬が目立つように撮りました。↓

2頭がじゃれ合っているように見えますよね。

わたくしのこの推測が当たるのなら
なんて奥深いお守りなのでしょう!

馬の横に描かれた雲は
光沢のある紫の糸で仕上げられ、
陰影を作り出すことによって
立体感を生み出しています。↓

これもまた手の込んだ仕掛けですね。

多度大社のお守り紹介はこちら

多度大社とは以下のようなところです。

多度大社
三重県の北部の神社、別名:北伊勢大神宮
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道中の「大黒屋」さんで鯉料理に舌鼓

最寄り駅は
養老鉄道の多度駅。
駅から1.7kmほどの距離に
多度大社はあります。

駅を出たら
多度川を目指して歩き、
川にかかった多度橋を渡ります。↓

橋を渡ると
左に多度神社の碑があります。
ここを左へ曲がります。↓

多度大社ではなく多度神社なんですよね。
多度大社の正式名称が多度神社であります。

この碑を見たとき
多度大社がもうすぐかと思いましたが、
まだ1.5kmもあるんですよね。
つまり
駅からまだ200mくらいしか歩いていないわけです。
けっこう歩いたような気がしたんだけど。。

あとはずっと道なりに進んでいきます。↓

道中に有名な鯉料理の食事処
「大黒屋」さんがあります。
予約をしましたのでここで食事を。↓

入り口はこちら。↓

とても風情のあるところです。
格式高い旅館に来ているようです。↓

中庭の池では鯉が泳いでいました。
とにかく水がきれい。
透き通っています。↓

池の水は地下から湧き出る清水なのだそうです。

ランチの「あらい膳(2200円)」をいただきました。

鯉料理は水が命といいます。
そこら辺の池や川で育った鯉は
泥臭くて
食べられたものではないともいいます。
その点
「大黒屋」さんは透明度の高い美しい池で
鯉を飼育していますので
泥臭さはなし。
その場で調理しますので料理は新鮮そのもの。

お造りは
凝りっとした歯ごたえがありながらも
やわらかくて食べやすい。
そして文句なく旨い!
みそ汁は濃厚。なのにしょっぱくない。
揚げ物は外身がサクッと、中身がもっちり。
煮凝りも舌の滑りがサイコー!
元気が出ます。

ぷは~、ごちそうさまでした。

腹ごしらえを終え
多度大社へ一路ばく進です。

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伊勢神宮と多度大社は親子関係

「大黒屋」さんをあとにし、
また道をずっとまっすぐ進みます。
すると
ついに鳥居が見えてきました。↓

鳥居の手前にバリケードのような
ものがありますね。↓

「しあわせ祈願 多度大社」
と書かれてあります。
しあわせ祈願か。
いい言葉だなあ。

碑もあります。
「大社多度神社」と書かれています。↓

大正7年5月に建てられたもののようです。

伊勢志摩海女萌えキャラクターの
碧志摩メグ(あおしまめぐ)さんがお出迎え。↓

有名なご当地キャラですよね。
このようなところで会えるとは光栄です。
碧志摩メグさんの背後に
石段があるので上っていきましょう。
鳥居が見えますね。↓

石段を上って鳥居をくぐると
新宮社という境内社が目の前に。↓

ご祭神は
天津彦根命幸魂 (あまつひこねのみことさきみたま)
天目一箇命幸魂 (あめのまひとつのみことさきみたま)
の二柱です。

新宮社を過ぎると神楽殿があります。↓

1882年(明治15年)創建だそう。

神楽殿の左隣に鳥居があります。↓

至るところに鉄骨が組まれ、
「なんだろう?」
「改修工事?」
と思ったのですが、
毎年恒例の夏祭り、
献灯祭の準備でした。

鳥居を入り、さらに進んでいくと
二手に分かれる道がありました。↓

本宮への参道は階段のほう
という矢印が出ております。
なので
階段を上っていきたいと思います。

階段を上っていくと
途中の右側に
白馬舎というところがあります。↓

古くから伝わる白馬伝説にちなんで
白馬が納められています。

白馬伝説とは以下のような内容です。

多度山は昔から神が住む山と信じられ、
人々は豊作、安産、平穏無事、幸福などを
祈り続けてきました。
その願いを神に届ける使者の役割を果たすのが、
多度大社に1500年前から棲むといわれる
白馬なのだという言い伝えです。

また鳥居が見えてきました。↓

鳥居を過ぎると
於葺門(おぶきもん)が見えてきます。↓

この門を境にご本殿の神域に入ります。

と、その前に。
門の手前左側に
美御前社(うつくしごぜんしゃ)があります。↓

名前にたがわぬ華やかさです。
ご祭神は
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)です。
耳、口、鼻、のどの諸病や
婦人の病の治癒、
または
良縁、子授け、安産、
さらには
常に美しくありたいと願う
女性の参拝が多いそうです。

市杵島姫命とは
美しい水の神様で
宗像三女神(多岐津姫命・多紀理姫命、市杵島姫命)
うちの一柱です。
三柱の中で一番の美人であるとか。
仏教を結びついて
弁財天・弁天様と同一視されています。

於葺門に目を戻すと
扁額に「多度両宮」と書かれています。↓

多度両宮とは
この先に鎮座している
本宮の多度神社、
別宮の一目連神社
を指しています。

於葺門を入って
さらに進んでいきます。
門を出ると
すぐ左側に
境内社の神明社があります。↓

ご祭神は天照大神。

道は右へとカーブし、
小さい橋を渡ります。
すると登場するのが2つのお社。

左側に鎮座するのが本宮です。↓

お祭りの準備のために見えづらいのが残念です。
ご祭神は
天津彦根命(あまつひこねのみこと)。
相殿は
面足命(おもだるのみこと)、
惶根命(かしこねのみこと)です。

天津彦根命は天照大神の子神ということで、
「お伊勢さんとお多度さんは親子の神様です」
と書かれた札が
神明社のところにありました。
神明社のご祭神といえば天照大神でしたね。
なるほど。
これで神明社が於葺門の内側にある
理由も分かりました!

ちなみに
天津彦根命はこの地の豪族である
桑名首(くわなのおびと)の祖神でもあります。

右側に鎮座するのが
別宮の一目連(いちもくれん)神社です。↓

ご祭神は
天目一箇神(あめのまひとつのみこと)。
天津彦根命の子神です。
製鉄・鍛冶の神であり、
父伸とともに天候を司る神としても
信仰があります。

両宮周辺の自然は
険しいが美しい。↓

人の手で荒らしてはいけない。
そのような雰囲気です。

戻るときに
御手洗所(みたらしば)
という場所に遭遇しました。↓

本宮へ行く前に
こちらで手を清めるようです。
あれ?
本宮へ行く前になぜここを通らなかったのだろう?
むむむ……。

そうか!
二手に分かれる道で
右へ行けば御手洗所へ行けたのか!
でも
参道は左側の階段だという矢印があったよ。。。

まあ、
次来たときは右から行きましょう。

御手洗所は
伊勢神宮内宮の御手洗場を
ミニチュア化したようなところ。
偶然とはいえ
似たようなものができてしまうなんて
さすが親子です!

神楽殿まで戻り、
駐車場方面へと行きますと
奥まったところに
一拳社(ひとこぶしのやしろ)があります。↓

こちらのお社だけ
離れたところにあるので
見過ごされがち。

ご祭神は
一言主命(ひとことぬしのみこと)。
悪事も一言、善事も一言。
一言で願いが叶えられるとの信仰から
受験合格や勝訴祈願などを
祈願する人が多いのだとか。
万事を解決に導く神ともいわれています。

思っていた以上に広かった印象です。
さすが三重県屈指であり、
北伊勢大神宮ともいわれる多度大社。

お伊勢参りをするなら、
多度大社も範囲に入れてくださいね!
ご利益が強くなるかも。

住所:三重県桑名市多度町多度1681
アクセス:養老鉄道多度駅より徒歩約25分
https://tadotaisya.or.jp/

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