【日光東照宮の叶う杉守】 願いを叶えるというご神木の力を手元に

栃木
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奥宮にある「叶う杉」だからこそ、そのお守りも奥宮限定

お守りコレクションblog
第142回目は栃木県日光市にある
日光東照宮の「叶(かの)う杉守」です。
初穂料1000円(授与時)。

叶う杉とは何ぞや?

日光東照宮奥宮にある
ご神木であります。↓

日光東照宮が建立される以前から
この地に存在していた杉の木。
正確な樹齢は不明です。

こちらのご神木には
洞(ほら)があり、
そこに向かって祈ると
願い事が叶うとされています。↓

洞に向かって祈るという行為は
どうやら自然発生的に生まれたようです。
それがいつ頃からなのかは
分かっておりません。

杉の木の上部が
いつ失われたのかについても
不明ということです。

日光東照宮のご神木のご利益を
手元に置いておけるのが
今回の「叶う杉守」。
お守りには
鈴が5つ付いています。
鈴の音は古来より
魔を除け、
神様に願い事を伝え、
心願を成就させてくれると
いわれています。
鈴が5つあるということは
パワーが5倍ということ。

なんだか
ありがたい気持ちになります。

「叶う杉守」は
奥宮まで行かないと
いただけません。
ぜひいただいてほしいと思います。

パッと見、
クリスマスツリーっぽい
ですが、
そこはご愛敬でお願いしますね!

いつもは裏面も紹介していますが、
今回は額の裏側が無地となっていますので
省略いたします。

日光東照宮とは以下のようなところです。

日光東照宮ホームページ
日光東照宮は、日光霊峰の山懐聖地恒例山にあり、中禅寺湖から流れる大谷川と女峰山から流れる稲荷川との河合いの山岳水明の地に鎮座します。神域は、樹齢400~800年神杉につつまれ、その中に点在する社殿群は自然環境と見事に融合する宗教的文化空間で...
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世界遺産を感じながらの道のりに胸がわくわく

日光東照宮は緑豊かな
自然が美しいところに
鎮座しています。↓

日光東照宮を含めた
その周辺は
言わずと知れた世界遺産。↓

日光東照宮へ向かう参道には
趣があります。↓

古道を歩くようなイメージ。↓

道が開けてくると
日光東照宮は間もなくです。↓

空の色が夏ですね!

石柱です。
書体に力強さを感じます。↓

葵の紋が輝いています。

石柱の先に
石鳥居(一の鳥居)があります。↓

日光東照宮が建立された
翌年の1618年(元和4年)に
九州筑前(福岡県)藩主の黒田長政
によって奉納されました。

参拝に訪れた人たちで賑わっています。

鳥居をくぐり
左に目を向けると
五重塔が見えます。↓

遠目から見ても
その豪華さが分かります。

1650年(慶安3年)
若狭の国(福井県)小浜藩主の
酒井忠勝によって奉納されました。

1815年(文化12年)に
火災にあいましたが、
1818年(文政元年)に
同藩主の酒井忠進によって
再建されました。

この細かさ。
よく造るよな~と感心します。↓

自動販売機も日光東照宮。↓

表門です。↓

ここから先は拝観料が必要です。
大人・高校生1300円
小・中学生450円

さあ、入りましょう!

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「見ざる・言わざる・聞かざる」は人間の一生の風刺。

表門をくぐり、左へと進みます。
すると
左側に神厩舎(しんきゅうしゃ)
があります。↓

神厩舎は神馬をつなぐ厩(うまや)。
昔から猿が馬を守るとされていることから、
長押上には猿の彫刻が飾られています。
彫刻は8面あり、
人間の一生が風刺されています。

猿の彫刻といえば
「見ざる・言わざる・聞かざる」
ですよね。↓

幼いうちは純真で周囲の影響を受けやすい。
だから世の中の悪いことは見聞きせず、
悪い言葉も使わせず、
良いものだけを与えよ。
この時期に良いものを身につけておけば、
悪いものに触れ(対し)ても
正しい判断(行動)ができる。
という意味があるそうです。

2匹の猿が上方を見上げている彫刻。
「上を見な・身の程を知れ」。↓

希望を持って上を見上げる
青年期をイメージ。
右に青雲が配され、
「青雲の志」を抱いた若い猿です。

こちらの猿は何を
表現しているのでしょうか。↓

左から2番目の猿は吐いている
ようにも見えます。
一番左の猿が背中をさすって
介抱しているのでしょうか。

説明書きによると
左側の2匹は岩の上にいて、
下を向いている猿は
崖からの転落を免れたか?
もしくは
木から落ちた猿かも。
下を向いている猿の
背中に手を置いている猿は
友達を慰める、
または
励ましているようにも見える
とのこと。

何かトラブル(逆境)に対して
負けるな!
というメッセージが
込められているのかもしれませんね。

一番右の猿は
木の上で前方を凝視しているのだそう。
負けないぞ!
という意味で前を向いている
とも解釈できますね。

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唐銅鳥居の前は家康の墓所や北極星と繋がるパワースポット

神厩舎を過ぎると
右手に唐銅鳥居(二の鳥居)が
現れます。

写真を撮ろうとしたら
ガイドの人が観光で訪れた方に対して
その先にある陽明門が
鳥居の中に納まるように
写真を撮るといいですよ。
と言っていました。

こんな感じです。↓

「ほう、そうなんだ」と
思いながら、
ガイドの人の話を耳を澄まして
聞いていると、

「唐銅鳥居、陽明門、唐門、拝殿、
本殿、奥宮(家康のお墓/少しずれていますが)が
一直線で繋がっているんですよ。
奥宮の向こうには
北極星があります。
もちろん昼間は見えませんが。
我々の背中側には
昔の江戸である東京があります。
ちょうどこの位置が
パワースポットなんですよ」

パワースポット!

わたくしは
心の中で
いい話を聞けて
「ラッキー!」
と絶叫しました。

あとで調べてみますと、
家康は
「江戸の北方に位置する日光に自分を祀るように」
と遺言を残しました。
その背景には
妙見信仰があったといわれています。
妙見信仰の中心は北極星。
家康は北極星とともに
空から江戸を守ることを考えていたのではないか。
というわけです。

唐銅鳥居がある位置は
江戸→家康の墓→北極星のライン上。
パワースポットであるのも
頷けます。

日光は本当に江戸
(皇居/昔の江戸城)の北にあるのか
一応Google MAPで調べてみました。↓

ちゃんと北にありました。

妙見信仰とは
北極星または北斗七星を神格化した、
尊星王、北辰菩薩、北辰尊星妙見菩薩に
対する信仰のことです。

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ずっと見ていても飽きない陽明門は別名「日暮らしの門」

唐銅鳥居をくぐると
待っているのは陽明門。↓

高さ11m、間口7m、奥行き4.4mの楼門。
故事逸話や子供の遊び、聖人賢人など
508体の彫刻で覆われており、
いつまで見ていても飽きないことから
「日暮らしの門」ともいわれています。

重厚な巨大機器のようです。

回廊です。↓

陽明門の左右に延びる建物で、
外壁には日本最大級の花鳥の彫刻が
飾られています。

陽明門は
日本を代表する最も美しい門の一つで、
宮中正門の名をいただいたと
伝えられています。

大きいのに細かすぎる彫刻。
いったい何人がかりで
制作したんでしょうか。

「眠り猫」を通過して奥宮へと参拝

陽明門を入ると
すぐ目の前には唐門があります。↓

全体が胡粉(ごふん)で白く塗られた門です。

神社仏閣は暖色系が多いので
寒色で彩られた建物を見ると
新鮮に感じます。

こちらも複雑で繊細な彫刻です。
匠の粋がここに集結。↓

柱には昇龍が描かれています。↓

唐門を右へ行くと
奥宮の入り口となる
坂下門があるのですが、
その手前に回廊があり、
有名な「眠り猫」の彫刻があります。↓

左甚五郎作と伝えられています。
牡丹の花に囲まれ日の光を浴び、
うたたねをしている様子。
このことから「日光」にちなんで
彫られたともいわれています。

こちらが坂下門です。↓

江戸時代、奥宮へは将軍家のみが
参拝できたといいます。
今は誰でもOK。

奥宮までの参道は
階段です。↓

奥宮の鳥居です。↓

創建当初は木造でしたが、
のちに石造りとなり、
1650年(慶安3年)に
唐銅製の鳥居となりました。

扁額には「東照大権現」の文字。↓

この文字は
後水尾天皇が書かれたそうです。

奥宮で家康公と「叶う杉」にご挨拶

奥宮に到着です。
こちらが拝殿です。
黒を基調としています。↓

狭い空間なので
参拝する方たちで
溢れかえらないように
逆時計回りに歩くよう
ルール化されています。↓

奥宮は拝殿、鋳抜門(いぬきもん)、
宝塔からなるご祭神、
徳川家康の墓所です。

宝塔です。↓

ご祭神の遺骨が眠るところになります。
8角5段の石の基盤の上に
さらに3段を青銅で鋳造し、
その上に宝塔を乗せています。

1965年(昭和40年)
日光東照宮350年祭を機に
公開されるようになりました。

歩いてぐるっと回り、
1周する手前に
「叶う杉守」のモチーフとなった
「叶う杉」があります。↓

出口のところには授与所があり、
奥宮限定のお守りを
拝受できます。
「叶う杉守」以外も
多数用意されています。↓

それにしても見どころが
多すぎて時間が足りない。。
そんな印象の日光東照宮です。

ゆっくり参拝するなら
前泊しないとですね。

それにしても
腰を抜かすほどの
豪華絢爛さ。
これが権力ってヤツなんですね。
徳川家康は
良き権力者だったからこそ
今でもこうして受け継がれて
日光東照宮が華々しく
現存しているわけです。

本当にここはすごい。
その言葉に尽きます。

住所:栃木県日光市山内2301
アクセス:JR「日光駅」または東武「日光駅」より
     東武バス日光「中禅寺温泉」もしくは「湯元温泉」行きに乗車。
     「神橋」下車して徒歩約8分、 「表参道」下車して徒歩約2分。
https://www.toshogu.jp/

栃木
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