【戸隠神社奥社の勝守】怪力の御祭神からいただく勝負お守り

長野
スポンサーリンク

奥社オリジナルのカード型お守り

第109回目は長野県長野市にある
戸隠神社奥社の「勝守」です。
初穂料800円(授与時)。

奥社、九頭龍社、中社、火之御子社、宝光社の
5社から成るのが戸隠神社。
その5つが1か所に集中しているわけではなく、
離れて点在しているのがポイントです。
(奥社と九頭龍社は同じ場所にあります)
歩ける距離ですが、
坂道だったりするので
なかなか大変です。

今回の「勝守」は戸隠神社奥社のオリジナルとなります。
黄色い枠に入った
カード型のやや小さめなタイプ。

「勝守」という文字の上には社紋が。
鎌卍(かままんじ)といって、
四本の鎌を卍型に配置したものであります。

オリジナルのお守りが
なぜ「勝守」?
それは御祭神である
天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)の
伝承にあります。

天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)は
天岩戸伝承において、
天岩戸(あまのいわと)の中に閉じこもった
天照大神(あまてらすおおみかみ)を
外の世界に引きずり出した神様。
このエピソードから
筋力の神、スポーツの神といわれるようになりました。

なので
「勝負に勝つ」という意味の
お守りがあったとしても
当然のことだろうと思います。

ちなみに
天照大神が二度と岩戸の中に閉じこもらないよう、
遠くに蹴り上げた岩戸が
戸隠山になったといわれています。

スポンサーリンク

社紋の「鎌卍」は農作から由来している

いつもはここで裏面を紹介していますが、
黄色い枠の裏側は白くなっているため
省略します。すみません。
枠を取れば
裏面を見せることができますが、
透明の袋から取り出す勇気がないため
ご了承ください。

ここでは
社紋についてはもう少し
詳しく紹介したいと思います。

戸隠神社は地主神として
水と豊作の大神である九頭龍大神を祀っています。
これが戸隠信仰の始まり
であるともいわれており、
米を主食とする日本人にとっては、
親しみ深い神として信仰を集めてきました。
米といえば田んぼです。
荒れ草を刈り払い、
豊かな土壌を作り出すための
農作業具である鎌を、
戸隠神社のご利益の象徴として表現したのが
「鎌卍」であるといわれています。

九頭龍大神をお祀りする
九頭龍社は奥社のやや手前にあります。
ほぼ同じ場所といってもいいでしょう。↓

九頭龍社の鎮座は年月不詳ですが、
5社の中で最も古い神社です。
伝承では、
この地の地主神である九頭龍大神が
天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)を
迎え入れたといわれています。
九頭龍大神は古来より
水の神、雨乞いの神、虫歯の神、縁結びの神として
尊信を集めています。

神社マニアでも
とりあわ龍神様が好きな方にとっては
特別な神社にもなっているといいます。

戸隠神社のお守り紹介はこちら
※紹介は一部のみになっています。

戸隠神社奥社とは以下のようなところです。

戸隠神社 | 霊山・戸隠山の麓を中心に創建された二千年余りに及ぶ歴史を刻む神社
霊山・戸隠山の麓を中心に創建された二千年余りに及ぶ歴史を刻む神社。 奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社から成り立っています。
スポンサーリンク

約2km続く杉並木の参道がパワースポットの源流

戸隠神社奥社はその名のとおり
5つから成る戸隠神社の
一番奥にあるお社です。

JR長野駅からバスに乗り
戸隠奥社入口で下車します。

奥社は戸隠山の中に入っていくイメージです。↓

山へ入っていくイメージといいつつ
最初は下り坂です。↓

下り切ったところに大鳥居があります。↓

大鳥居をくぐると
緩やかな登り坂となり、
樹齢400年ともいわれる
杉並木の参道を歩いていくこととなります。
約2kmあるそうです。
なかなかタフです。

真っ直ぐ先には随神門が見えています。↓

随神門です。↓

1710年(宝永7年)建立。
戸隠神社の中で最も古い建造物といわれています。
茅葺の屋根から植物が育っていて
歴史の深さと同時に
自然のたくましさを感じてしまいます。
そのうち植物が門を覆ってしまいそうですね。
さすがパワースポットです。

隋神門に近づくと
年季の入った状態がより明確に分かります。↓

隋神門を過ぎると
また杉の道を歩いていくこととなります。↓

花粉の季節にこの参道を歩くと
どうなるのでしょうか?
想像すると身震いします。。

吉永小百合さんがJR東日本のCM
「戸隠古道を歩く」編で
杉の大木の中に入って
顔を出すシーンがあります。
そのときに入ったといわれている
杉の木がこちらです。↓

CMが流れて以来、
真似をする人たちが増えたということで
今では入れないようになっています。
CMでは
天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)を
怪力の神様としてナレーションされています。

ずっと杉並木の道を歩いていくと
ようやく何やらありそうなところへと
やって来ました。
この階段を上り切れば
いよいよ奥社です。↓

と、その前に。
先述もしましたが、
奥社の手前には九頭龍社があります。↓

重厚的で荘厳的。
素敵なお社です。

九頭龍社を過ぎますと
いよいよ奥社です。
鳥居が見えてきました。↓

こちらが奥社です。↓

奥社は過去に
何度か雪崩によって倒壊しています。
現在の奥社は
1979年(昭和54年)に建てられたものです。

天照大神が天の岩屋に隠れたとき、
無双の神力をもって、
天の岩戸を開き、
天照大神を導いた天手力雄命。
その神様を戸隠山の麓に奉斎したことに始まる奥社。
戸隠神社の御本社として
開運、心願成就、五穀豊熟、スポーツ必勝などの
御神徳があり、
多くの崇敬者が登拝されます。

ひっきりなしに訪れるので
誰もいない状態で奥社を撮影することができませんでした。
そのくらい人気な神社なのであります。

参拝が終わったら
来た道を戻っていきます。↓

このような杉並木の参道を2kmも歩く
わけですから、
日本有数のパワースポットともいわれるのも
納得です!

まだ行ったことのない方は
ぜひ訪れてみてください。
本当にオススメです!

戸隠神社中社の「運気向上・金運招福守」と↓

【戸隠神社中社の運気向上・金運招福守】龍神パワーを直接いただく
おもて面に金糸の龍が躍動する剛健なお守り 第110回目は長野県長野市にある戸隠神社中社の「運気向上・金運招福守」です。初穂料1000円(授与時)。 奥社、九頭龍社、中社、火之御子社、宝光社の5社から成るのが戸隠神社。その5つが1か所に集中し...

戸隠神社宝光社の「おみな守」の
記事もよろしくお願いします。↓

【戸隠神社宝光社のおみな守】 女神からいただく女性の健康祈願
まるでお守りが着物を着ているよう 第111回目は長野県長野市にある戸隠神社宝光社の「おみな守」です。初穂料800円(授与時)。 奥社、九頭龍社、中社、火之御子社、宝光社の5社から成る戸隠神社。その5つは1か所に集中しているわけではなく、離れ...

住所:長野県長野市戸隠奥社
アクセス:JR長野駅7番乗り場(アルピコ交通バス長野駅前総合案内所前)から
     「ループ橋経由戸隠高原行き」に乗車して約1時間。「戸隠奥社入口」下車
https://www.togakushi-jinja.jp/

長野
スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました