【小動神社の御守】厄除、勝利、商売繁盛、難局打開などのご利益あり

神奈川
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小動(こゆるぎ)という社名は鎮座する地名が由来

お守りコレクションblog
第175回目は神奈川県鎌倉市にある
小動(こゆるぎ)神社の「御守」です。
初穂料500円(授与時)。

縦長でやや小さめのお守りです。
高貴さを表す紫の地色に
金字で「御守」と入っています。
「御」の字は簡略化されたものになっています。

あしらわれたお花ですが、
神社の方にお聞きしましたけども
不明とのこと。
しかし
葉っぱや花の形などから
シャクナゲに似ているなと個人的に思っています。↓

今回はもうこの段階で
裏面を紹介します。↓

お花はやっぱり
シャクナゲかなと改めて思います。

手が届かない憧れの女性を
よく「高嶺の花」と形容されますが、
その花とはシャクナゲだといわれています。
花言葉は「威厳」「荘厳」。
そのような意味を持つ花なら
お守りに採用されても納得です。

裏面に「小動神社」と社名が入っていたら
良かったんですけどもね。。

「小動」と書いて「こゆるぎ」。
これは地名です。
風もないのに揺れる美しい松
「小動の松」が
この岬の頂にあったということに由来します。

「揺」ではなく「動」と表現するあたり
風情があって洒落ていますね。

神社のご利益は
厄除、除災招福、勝利祈願、商売繁盛、難局打開など
多岐にわたります。
従って
今回のお守りも同じご利益を得ることができると
神社の方から伺いました。

小動神社とは以下のようなところです。
※公式HPはありません。

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鳥居と直線上にない拝殿。その配置関係が珍しい

小動神社へ行くには
江ノ電腰浜駅が最寄りとなりますが、
人気が高く電車が混むので
小田急線の片瀬江ノ島駅から歩いて向かいました。

民家や商店が並ぶ道の
ちょうど隙間のようなところから
小動神社を望むことができます。↓

小動神社に到着です。↓

実際に鳥居の前に立つと
すっきりした気持ちのいい空間だなと感じます。
それは鳥居の向こう側にある海のせいに違いありません。

鳥居の裏側を見てみると。↓

明治40年とあります。
西暦1907年。
100年以上も前に建てられた割にはきれいな鳥居。
まめにメンテナンスされているのだろうと思います。

鳥居を入り、
右手を見ると桜が咲いていました。↓

桜の木がある場所は
神社の敷地内なのかどうか不明でしたので
近づかずに参道から眺めることにしました。

参道をまっすぐ歩きます。↓

すると階段があり
二の鳥居が確認できます。↓

階段を上り、二の鳥居をくぐると
正面には拝殿がありません!
直角右にあります。↓

鳥居と拝殿のこの位置関係、
珍しいですよね。

社殿は通常
東または南に向いて建てられます。
南側(海側)に向いた場合、
鳥居に背中を向けるため塩梅が悪い。
となると
東側に向かって建てる他なかったのでしょうね。
その結果、
このようなレイアウトになったのだと思います。

拝殿です。↓

1185年(文治年中)
源頼朝に使えていた佐々木盛綱によって創建。
江の島弁財天への参詣の途中、
小動山に登り、
そこから見える景色と
風もないのに揺れる美しい
「小動の松」に感激して
日頃信仰する近江国の八王子宮を勧請したのが
始まりだといわれています。

その後、1333年(元弘3年5月)
新田義貞が鎌倉攻めをする際に
神社に戦勝を祈願し、
成就の後に太刀と黄金を寄進しました。
それがもとで社殿が新たに再興されたことから、
新田義貞を中興の祖としています。

1868年(明治元年)
神仏分離令によって
この地域の地名を取って
小動神社と改称しました。
それ以前は
三神社や八王子社と呼ばれていたようです。

龍の彫刻がリアルです。↓

赤ずきんをかぶった狛犬がかわいいですね。↓

境内社の金刀比羅宮と稲荷社が
隣り合って鎮座しています。
紅白の鳥居がめでたいですね。↓

金刀比羅宮は
海神龍王ともいわれ、
航海安全・海難救助を司る神様です。

小動神社社殿の左奥には
海(わたつみ)神社があります。↓

ご祭神の綿津見神(わたつみのかみ)は
漁業、航海の神。

金刀比羅宮、海神社は
目の前がすぐ海という町ならではのお社です。

亀の石像に「龍王海神」とあります。
龍王海神とは亀のことなのでしょか。↓

小動神社と向かい合うように
第六天社があります。↓

諸願成就の神、第六天神が祀られています。

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ときにはボーと海を見ながら時間を忘れるのも悪くない

境内には海を眺めることができる
展望台があります。↓

展望台へ行きますと
このような光景が広がります。↓

右に江の島が見えます。

真っ青な海。深呼吸が止まりません。↓

1842年(天保13年)
相模湾防備を固めるために、
江戸幕府の命により
この展望台の左手に異国船渡来の
通報拠点としての番所が置かれたといいます。

鳥居の方向へと戻って小動神社をあとにし、
道を歩いて行くと
砂浜へと足を踏み入れることができます。↓

波の音に癒されます。↓

業者さんがワカメを干していました。↓

神社やお寺へ出かけるメリットは
ゆっくりとした時の流れを堪能できること。
それに加えて
小動神社は目の前が海なので
ことさら時間の概念が頭の中から消えてしまいます。
ボーとした1日。
思考が動かない1日。
何も成し遂げることなく終わる1日。
何もかも面倒くさく思う1日。
それは自分の中に
エネルギーをチャージする1日でもあります。

そんな日を日常的に作るのなら
やっぱり神社仏閣へ足を運ぶのが一番かなと思います。

住所:神奈川県鎌倉市腰越2ー9ー12
アクセス:江ノ電腰越駅より徒歩約5分
     小田急線片瀬江ノ島駅より徒歩約20分
公式HPはありません

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