【星田妙見宮の招福星守】北極星と北斗七星が幸福を招く

大阪
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銀河を描くデザインに心を奪われる

第46回目は大阪府交野市(かたのし)星田にある
星田妙見宮の「招福星守(しょうふくほしまもり)」です。
初穂料800円(授与時)。

招福はよく開運と結びつけられることが多く
開運招福などといわれます。
従って
今回の「招福星守」は
開運招福お守り
と、いってもいいのではないでしょうか。

巾着型のかわいいお守りです。
白、ピンク、紫、青の4種類があり、
その中から青をいただきました。
星は夜に見えるものですから、
夜に一番近い色を選んだ次第です。

星がたくさん散りばめられた
宇宙を感じるお守り。
星屑を演出しているのは
光沢のある糸のひと縫いひと縫いです。
たったこれだけですが、
遠めから見ると、
とてもきれいな輝きを放っています。

星田妙見宮の妙見信仰とは、
北極星を不動かつ高貴な星として崇め、
それを補佐し万物に恵みを与える北斗七星を神格化したもの。
だとするなら
お守りの中に北極星があるはず。
そうです、もうお分かりだと思います。
中心の下にあります。
十分、存在感を発揮しています!

ちなみに
北極星の上にある金色の文様は社紋です。

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表面よりもさらに輝きが増すファンタジーな裏面

裏面です。

社判のような「星田妙見宮」の文字に上に
北斗七星があるのが分かりますでしょうか。

表の北極星と裏の北斗七星で
妙見信仰を表現。

北斗七星の上には星雲でしょうか。
キラキラと輝くルックスは
もはやお守りの域を逸脱しているようにも感じられます。

触ってみると
フカフカしており、
スポンジのような柔らかい素材が
入っているのが分かります。
スポンジというと
安っぽく聞こえますが
錦袋が肉厚なので、
逆に高級感を感じます。

かわいいけど
お守りらしい崇高感も
備わっている、
そんなお守りが「招福星守」なのです。

星田妙見宮とは以下のようなところです。

【公式】星田妙見宮ホームページ
大阪府交野市に鎮座する星田妙見宮です。当神社は平安時代に弘法大師が妙見さまをお祀りし、星の霊場として創建されました。妙見信仰とは北極星、北斗七星を神格化し、天之御中主大神・妙見菩薩・鎮宅霊符神・尊星王とした信仰です。
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星の落下が神の降臨だとして、さまざまな人たちが崇拝

星田妙見宮の縁起によると、
平安時代、嵯峨天皇の弘仁年間(810年~824年)に、
弘法大師が交野へ来た際、
獅子窟寺吉祥院の獅子の窟に入り、
佛眼仏母尊の秘法を唱えていると、
天上より七曜の星(北斗七星)が降り、
3ヶ所に分かれて地上に落ちたといいます。

この伝説は現在も残っており、
星が地上に落ちた場所が、
星田傍示川沿いの高岡山東の星の森
星田乾にある降星山光林寺境内
星田妙見宮の境内
だと伝わっています。

このエピソードによって
後世には
淳和天皇、白河天皇、後醍醐天皇を始め、
楠木正成、加藤清正などの武士、
さらには農民にいたるまで崇敬を集めたといいます。

星田妙見宮では
古くから伝統的な七夕祭祀が行われていました。
1801年(享和元年)に刊行された『河内名所図絵』には
「妙見祠 妙見山にあり。神躰巨石三箇、鼎(かなえ)の如く岐(き)ちて、丘の如し。
前に石の鳥井、拝殿、玉垣、石段あり、土人、織女石とも呼ぶ」
とあります。
織女石とは、七夕の織姫を祀る石のこと。↓

この織女石(たなばたせき)は
拝殿の後ろにあります。
(柵があるため触れることはできません)

江戸時代初期の儒学・本草学者である貝原益軒の
紀行文『南遊紀行』にも
「此谷のおくに、星の森有。星の社あり。其神は牽牛織女也」
と星田妙見宮のことが記載されています。

このように古くから星田妙見宮は
七夕の神様としても知られておりました。

そんなロマンティックな神社がここなのです。

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境内散策は北斗七星を巡る旅

星田妙見宮では毎年、
7月6日、7日に七夕祭りが行われます。
今回、わたくしは、
7月6日に当宮へと行ってまいりました。
ここが入り口です。↓

鳥居があり、その奥には七夕の飾り付けが見えます。

正面から見ると、このような感じです。↓

鳥居の向こうには別世界が広がっており、
なんだか吸い込まれそうです。

神社関係者の方々や氏子さんたちのご苦労が感じられます。
近所のちびっ子や家族たちも
この七夕祭りを楽しみにしているようで、
とても賑わっておりました。

なるべく人が写らないように写真を撮っているので、
閑散としているように見えますが、
実際はたくさんの人がいます。↓

境内図です。↓

北斗七星に倣った七里塚があり、
拝殿に向かう道中や帰りの道筋において、
一つ一つお参りできるようになっています。

ちなみに
北斗七星の一つ一つは干支と関連しており、
自分の干支が何という星と関係があるのかが分かります。
それを本命星(ほんみょうしょう)といいます。
本命星が表の運命だとしたら、
裏の運命もあります。
それが元辰星(がんじんしょう)です。↓

詳しくは次の章でまとめていますので、
ぜひ読んでみてください。

拝殿へ行くには
この階段を上っていかなくてはなりません。↓

けっこう急勾配な階段で、
何人かは
ところどころで立ち止まり休憩をしていました。

階段の途中に
北斗第一星の貪狼星(とんろうせい)がありました。↓

北斗七星は菩薩様とも関連しており、
貪狼星は日輪菩薩とのことです。

階段を上り切ると、
絵馬堂があり、
その手前に
北斗第二星の巨門星(こもんせい)が。↓

巨門星を司るのは月輪菩薩。

絵馬堂に入りましょう。↓

絵馬堂には
七夕を象徴する絵が飾られています。↓

織姫様がしっかり描かれています。
目の前には天の川。
北斗七星も見えます。

絵馬堂を抜けた先の階段を上り切ると、
右側に
北斗第三星の禄存星(ろくぞんせい)があります。↓

禄存星に相当するのが光明照菩薩です。

道をまっすぐ行くと、
左側に烏枢沙摩明王がいらっしゃる祠があります。↓

烏枢沙摩明王は
この世の一切の汚れを焼き尽くす
功徳を持つことから、
トイレの神様としても崇められています。

烏枢沙摩明王の隣に
北斗第四星の文曲星(もんごくせい)があります。↓

文曲星は増長菩薩です。

文曲星に手を合わせ、
さらに進むと、また階段。↓

いったいどのくらい階段を上ればいいのでしょうか(涙)。

階段を上った先にあるのが社務所です。↓

お守りの拝受はここで。
ただし
参拝したあとです。

またしても階段が。。。↓

しかし、これが最後です。
拝殿が見えます。

拝殿です。↓

親しみを感じるお宮で、
ほっこりした気分になります。

狛犬です。↓

後ろ足をグッと上に伸ばしている姿がかわいいです。

拝殿の屋根の裏側には
干支が示された方位磁針。↓

ざっくりと申しますと、
北が子(ねずみ)
東が卯(うさぎ)
南が午(うま)
西が酉(とり)
です。

階段を上っては、平坦な道を歩き、
また階段を上っては、平坦な道を歩く。
その繰り返しでたどり着いた拝殿。
そこから見る風景がこちら。↓

交野市の街を一望できます。
ここにいると
涼しい風が吹き込んで気持ちいい!

拝殿の裏には織女石(たなばたせき)があります。↓

手前が暗く、石が明るいから
まるで合成写真のよう。
でも、手加えは一切ありません。
石はかなり大きく、岩といって間違いありません。

拝殿の脇に道があり、
そこを進むとあるのが豊臣稲荷社。↓


豊正豊玉龍王社があります。↓

来た道を戻り、
烏枢沙摩明王と文曲星があるところまで下っていきます。
すると、
横に下る道があります。
そちらを進めば
北斗第五星の廉貞星(れんじょうせい)があります。↓

廉貞星は依怙衆菩薩です。
ちょうど菩薩様に日光が当たって
神々しい姿で迎えてくれました。

下りきったところに到着すると
登龍の滝があります。↓

星田妙見宮の縁起によれば、
816年(弘仁7年)に隕石が落下した地点が
この登龍の滝だといわれています。
このときの隕石は
北斗七星の方向からやって来る
ペルセウス座流星群の母彗星スイフト・タットル彗星からの
ものだと推測されています。
隕石が落下して、
妙見山が現在のような馬蹄型の形になったと考えられています。

この滝壺の中心におられるのは不動明王です。

そしてこの登龍の滝付近に
北斗第六星と第七星があります。

北斗第六星は武曲星(ぶごくせい)です。↓

武曲星は地蔵菩薩です。

北斗第七星は破軍星(はぐんせい)です。↓

破軍星は金剛手菩薩です。

第七星を通過すれば、
七夕の飾り付けがある最初の場所へと
戻ってきます。↓

それにしても華やかですね。↓

年に一度の七夕祭りに
星田妙見宮へお参りすることができ、
とてもハッピー!

小宇宙的な巾着型のお守りも拝受でき
素晴らしい1日となりました。
星が好きな人には
ぜひとも訪れてほしい神社です。

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北斗七星(本命星・元辰星)の割り出し

子年
本命星/貪狼星(とんろうせい)
北斗第一星。欲望と好色を司る星。
現実的実戦家。豪胆で大財を得る力あり。欲深い。
元辰星/男女ともに武曲星(ぶごくせい/北斗第六星。権力と財を司る星)
    勇敢で情に厚い。財を得て成功する。武才あり。

丑年
本命星/巨門星(こもんせい)
北斗第二星。弁舌と弁論を司る星。
執着心強い。勇敢で大物の素質あり。仁に厚い。
元辰星/男性・破軍星(はぐんせい/北斗第七星。変動と禍福を司る星)
    威厳あり、人の師となる。大成すれば巨富を築く。負けず嫌い。
    女性・廉貞星(れんじょうせい/北斗第五星。権威と勝負事を司る星)
    礼儀正しく証明だが策謀あり悪事を働く。正直者。

寅年
本命星/禄存星(ろくぞんせい)
北斗第三星。財産と寿命を司る星。
神仏の守護厚く、害をはねのける威力あり。福あり。
元辰星/男性・文曲星(もんごくせい/北斗第四星。学問と芸術を司る星)
    優雅だが小心。学芸で名をなす力あり。知恵あり。
    女性・武曲星(ぶごくせい/北斗第六星。権力と財を司る星)
    勇敢で情に厚い。財を得て成功する。武才あり。

卯年
本命星/文曲星(もんごくせい)
北斗第四星。学問と芸術を司る星。
優雅だが小心。学芸で名をなす力あり。知恵あり。
元辰星/男性・廉貞星(れんじょうせい/北斗第五星。権威と勝負事を司る星)
    礼儀正しく証明だが策謀あり悪事を働く。正直者。
    女性・禄存星(ろくぞんせい/北斗第三星。財産と寿命を司る星)
    神仏の守護厚く、害をはねのける威力あり。福あり。

辰年
本命星/廉貞星(れんじょうせい)
北斗第五星。権威と勝負事を司る星。
礼儀正しく聡明だが策謀あり悪事を働く。正直者。
元辰星/男性・巨門星(こもんせい/北斗第二星。弁舌と弁論を司る星)
    執着心強い。勇敢で大物の素質あり。仁に厚い。
    女性・文曲星(もんごくせい/北斗第四星。学問と芸術を司る星)
    優雅だが小心。学芸で名をなす力あり。知恵あり。

巳年
本命星/武曲星(ぶごくせい)
北斗第六星。権力と財を司る星。
勇敢で情に厚い。財を得て成功する。武才あり。
元辰星/男性・禄存星(ろくぞんせい/北斗第三星。財産と寿命を司る星)
    神仏の守護厚く、害をはねのける威力あり。福あり。
    女性・貪狼星(とんろうせい/北斗第一星。欲望と好色を司る星)
    現実的実戦家。豪胆で大財を得る力あり。欲深い。

午年
本命星/破軍星(はぐんせい)
北斗第七星。変動と禍福を司る星。
威厳あり、人の師となる。大成すれば巨富を築く。負けず嫌い。
元辰星/男女ともに巨門星(こもんせい/北斗第二星。弁舌と弁論を司る星)
    執着心強い。勇敢で大物の素質あり。仁に厚い。

未年
本命星/武曲星(ぶごくせい)
北斗第六星。権力と財を司る星。
勇敢で情に厚い。財を得て成功する。武才あり。
元辰星/男性・貪狼星(とんろうせい/北斗第一星。欲望と好色を司る星)
    現実的実戦家。豪胆で大財を得る力あり。欲深い。
    女性・禄存星(ろくぞんせい/北斗第三星。財産と寿命を司る星)
    神仏の守護厚く、害をはねのける威力あり。福あり。

申年
本命星/廉貞星(れんじょうせい)
北斗第五星。権威と勝負事を司る星。
礼儀正しく聡明だが策謀あり悪事を働く。正直者。
元辰星/男性・文曲星(もんごくせい/北斗第四星。学問と芸術を司る星)
    優雅だが小心。学芸で名をなす力あり。知恵あり。
    女性・巨門星(こもんせい/北斗第二星。弁舌と弁論を司る星)
    執着心強い。勇敢で大物の素質あり。仁に厚い。

酉年
本命星/文曲星(もんごくせい)
北斗第四星。学問と芸術を司る星。
優雅だが小心。学芸で名をなす力あり。知恵あり。
元辰星/男性・禄存星(ろくぞんせい/北斗第三星。財産と寿命を司る星)
    神仏の守護厚く、害をはねのける威力あり。福あり。
    女性・廉貞星(れんじょうせい/北斗第五星。権威と勝負事を司る星)
    礼儀正しく証明だが策謀あり悪事を働く。正直者。

戌年
本命星/禄存星(ろくぞんせい)
北斗第三星。財産と寿命を司る星。
神仏の守護厚く、害をはねのける威力あり。福あり。
元辰星/男性・武曲星(ぶごくせい/北斗第六星。権力と財を司る星)
    勇敢で情に厚い。財を得て成功する。武才あり。
    女性・文曲星(もんごくせい/北斗第四星。学問と芸術を司る星)
    優雅だが小心。学芸で名をなす力あり。知恵あり。

亥年
本命星/巨門星(こもんせい)
北斗第二星。弁舌と弁論を司る星。
執着心強い。勇敢で大物の素質あり。仁に厚い。
元辰星/男性・廉貞星(れんじょうせい/北斗第五星。権威と勝負事を司る星)
    礼儀正しく証明だが策謀あり悪事を働く。正直者。
    女性・破軍星(はぐんせい/北斗第七星。変動と禍福を司る星)
    威厳あり、人の師となる。大成すれば巨富を築く。負けず嫌い。

住所:大阪府交野市星田9-60-1
アクセス:JR学研都市線星田駅より徒歩約20分
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