「七宝に反り花角」紋のデザインがまるでトリックアートのよう
第96回目は東京都千代田区富士見にある
東京大神宮の「身体健康守」です。
初穂料800円(授与時)。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_1853a-735x1024.jpg)
おもて面には「御守」とだけ
しか書かれておりませんが、
身体健康お守り
となります。
ライトグリーンの鮮やかさがが目を引きます。
見ていると癒されて、穏やかな気持ちになっていきます。
お守り袋には正絹(しょうけん)と
いわれる上質の絹が使われています。
この絹糸は高い強度と耐久性を持ち、
大変丈夫であることから
身体健康のお守りに
使用されました。
確かにお守りを触ると固いです。
この固さが「ご利益ありそう!」と思わせます。
ライトグリーンの色によるリラックス効果(←私見)と
正絹の生地の強さで
「健康」を祈願するというお守りなのでしょうね。
お守りのデザインについては
白、緑、朱色、紫の
「七宝に反り花角(しっぽうにそりはなかく」紋が
碁盤の目のように規則的に並んでいます。
「七宝に反り花角」とは
このような紋です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/12/七宝に反り花角-黒.png)
ただ、
お守りをよく見ると
紋と紋の間を埋めるように
「七宝に反り花角」が入っています。
というか、
花びらのカーブと
円の外郭が同曲線であることが分かると
「七宝に反り花角」が重なり合って
いることに気づきます。
つまり
「七宝に反り花角」が並んでいる
ようにも見えるし、
重なり合っているようにも見える。
まるでトリックアートです。
お守りのデザインを担当された方の
アイディアや発想力に
感服します。
民間の神前結婚式を創始したのが東京大神宮
裏面です。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_1854a-689x1024.jpg)
裏面もおもて面同様のデザインです。
色違いの「七宝に反り花角」が
お守り袋いっぱいにあしらわれています。
真ん中には丸みを帯びた書体で
「東京大神宮」と書かれています。
東京大神宮といえば
縁結びの神社として有名で
参拝客も女性が大半。
お守りも
恋愛成就や縁結びといったものが多いです。
その中で「身体健康守」を選んだのは
やはりこのお守りに対する
作り手のこだわりや遊び心を
強く感じたからであります。
東京大神宮のお守り紹介はこちら
ちなみに
現在広く行われている神前結婚式は、
東京大神宮が最初とのこと。
明治33年。
当時の皇太子(後の大正天皇)と
九条節子さま(後の貞明皇后)の
ご結婚の礼が行われました。
宮中の歴史において
皇居内の賢所(かしこどころ/天照大神が祀られている場所)で
取り行われたのは初めて。
これを記念して、
東京大神宮では一般の人々に向けた神前結婚式を創始。
それ以前の結婚式は家庭で行うのが通例だったので、
ご神前で厳粛かつ神聖な儀式を行うことは、
画期的なできごととして
人々の関心を集めたそうです。
このような経緯があるということで、
東京大神宮が縁結びの神社として
認知されていったのでしょう。
東京大神宮とは以下のようなところです。
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=3NL9R6+4Y0MNM+2W0Q+TTTEP)
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=3NL9R6+3VWVXU+LFO+6EMGX)
縁結び、恋愛成就を後押しする「東京のお伊勢さん」
東京大神宮は
そもそもは東京における伊勢神宮の遥拝殿。
なので「東京のお伊勢さん」とも呼ばれています。
最寄り駅は飯田橋駅。
JRをはじめ、
東京メトロ有楽町線・南北線・東西線、
都営地下鉄大江戸線が
走っています。
駅からは歩いて約5分。
とてもアクセスのいいところに鎮座しています。
入り口となる鳥居は
当たり前ですが、
伊勢神宮と同じ形をしています。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_1829-1024x768.jpg)
この鳥居の形は
伊勢鳥居または神明鳥居と
呼ばれています。
階段を上りますと
神門があります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_1831-1024x768.jpg)
格式のある然とした門。
という印象です。
門の中へ入ると
目の前には拝殿が。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_1850-1024x768.jpg)
分厚い屋根に畏敬を感じます。
江戸時代、
江戸から伊勢へ行くのは大変で、
参拝したくてもできない人がたくさんいました。
明治になり、
東京にいてもお参りできるようにと、
東京大神宮が造営されたといいます。
もともとは日比谷にあり
「日比谷大神宮」でした。
関東大震災後に現在の飯田橋に移り、
「飯田橋大神宮」という名前でしたが、
戦後、今の「東京大神宮」に名称変更となりました。
東京大神宮には縁結びや恋愛成就に関する
おみくじが豊富です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_1841-1024x768.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_1840-1024x768.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_1839-1024x768.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_1842-1024x768.jpg)
縁結びの絵馬が
たくさん結びつけられていました。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_1845-1024x768.jpg)
縁結びや恋愛成就の願掛けをする人が
これだけ多く訪れるとなると
きっと強いご利益が期待できるのでしょう!
影に隠れて分かりづらい
ところに休憩所があります。
そこには夫婦木がありました。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_1843-768x1024.jpg)
立派な樹木に神の宿りを感じます。
休憩所は野外カフェのよう。
大理石のようなイスとテーブルが
用意されています。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/12/IMG_1844-1024x768.jpg)
縁結びで有名な東京大神宮。
気になる方はぜひとも足を運んでください。
その際は
恋愛に関するもの以外にも
ありますので、
いろいろとチェックしていただくと
東京大神宮の楽しさが増すかと思います!
![](https://www14.a8.net/0.gif?a8mat=3NGYQA+55R9IQ+3C46+639IP)
![](https://www10.a8.net/0.gif?a8mat=3NEZHK+2N9DKI+Z9G+O1P4H)
住所:東京都千代田区富士見2-4-1
アクセス:JR、東京メトロ、都営地下鉄線「飯田橋駅」より徒歩約5分
http://www.tokyodaijingu.or.jp/index.html
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