蕪嶋神社ゆえに野菜の「蕪」をモチーフにしたオリジナルの勝守
お守りコレクションblog
第161回目は青森県八戸市にある
蕪嶋(かぶしま)神社の「勝かぶ守」です。
初穂料1000円(授与時)。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/蕪嶋神社勝かぶ守-505x1024.jpg)
蕪島神社ならではの勝守。
日の丸みたいな赤かぶですね。
写真は正面から撮っているのですが、
「勝」の文字が大きく
「守」の文字が小さいため
視覚効果によって
上から撮影したかのように見えます。
これは
蕪のスフィア(球体)感を
表現しているのでしょうか。
だとしたら
凝っていますよね。
ご祭神の市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)は
宗像三女神の一神で
商売繁盛、芸能、金運、勝負、
豊漁、交通安全、五穀豊穣など
多岐にわたって信仰されています。
絶世の美女ともいわれ、
神仏習合においては
弁財天と同一視されています。
蕪島神社では「福の神 八戸弁財天」
として祀られています。
そんな神様のご利益を
仕事、スポーツ、学業などはもちろん、
株(蕪ゆえに)に投資している人の
勝運としていただけるのが
今回のお守りなのです。
八つのアイテムは八臂(はっぴ)弁財天が持つご神宝
裏面です。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/蕪嶋神社勝かぶ守裏面-512x1024.jpg)
蕪嶋神社の神社名を中心として
囲むように何やらアイテムが
描かれています。
これは8本の腕を持つ
八臂(はっぴ)弁財天が
手にしているもの。
「蕪」の字の上から時計回りに
戟(げき/ほこ)、輪宝、宝珠、弓、
矢、剣、宝棒、鉤(かぎ)
です。
八臂弁財天は
勝運守護の神様として
武家から庶民まで
広く信仰されていた神様。
「勝かぶ守」にピッタリです!
ちなみに
八臂弁財天とは
このような神様です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/蕪嶋神社八臂弁財天.jpg)
スッとした容姿で気品を感じます。
蕪嶋神社とは以下のようなところです。
ウミネコの繁殖地として国の天然記念物に指定
蕪嶋神社へはJR八戸線「鮫(さめ)」駅から
徒歩約15分。
近くには鮫漁港があります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4706-1024x768.jpg)
漁港から蕪嶋神社を見る景色が
最高です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4707-768x1024.jpg)
この地域はウミネコの繁殖地として有名で、
毎年約3万羽が飛来します。
わたくしが訪れたのは繁殖期ではなかったので
ウミネコは少なかったのですが、
それでも見ることはできました。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4708-768x1024.jpg)
渡り鳥であるウミネコは
2月下旬頃からから蕪島へ飛来し、
4月下旬~7月下旬頃に産卵や子育てを行い、
4万羽まで増えるそうです。
8月上旬には蕪島を去りますが、
中には蕪島周辺で越冬するのもいるそうです。
そんなエリアですから
「蕪島ウミネコ繁殖地」として
国の天然記念物に指定されています。
「蕪島」の由来は、野生のアブラナを指す「蕪の花が咲く島」という説や、神を祭る場所としての「神嶋(かむしま)」であるとの説があるそうです。
社殿へと向かう階段はまるで空へと昇るかのよう
蕪嶋神社を下から眺めると
実に壮大。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4761-768x1024.jpg)
天空の神社って感じですね!
一の鳥居に到着です。
フンという名の運がついていますね。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4853-768x1024.jpg)
階段を上っていきますと↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4716-768x1024.jpg)
二の鳥居があります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4718-768x1024.jpg)
一段一段上がるたびに
神様に近づくことができるという
ワクワク感がありますね。
二の鳥居をくぐると手水舎があり、
ウミネコが描かれています。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4719-1024x768.jpg)
手水舎の手前には
招き猫がおります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4720-1024x768.jpg)
右手を上げている招き猫は
金運をメインとした
「福を招く」猫。
左手を上げている招き猫は
「人を招く」といわれています。
2015年に火災に見舞われた社殿は2019年に再建
拝殿です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/蕪嶋神社拝殿-768x1024.jpg)
蕪嶋神社の創建は鎌倉時代の1296年。
海中から財弁天の尊像御鏡が浮かび上がり、
蕪島に「蕪嶋大明神本地辨財天」
として祀ったのが起源と伝えられています。
蕪嶋神社は2015年11月5日に
火災に見舞われました。
木造平屋建て約280平米が焼失し、
社殿は全焼。
その後、
寄付金が寄せられ、
2016年11月に再建工事がスタート。
ウミネコの繁殖期である
4月~8月には工事をいったん止め、
約5年の歳月をかけて
2019年に社殿が完成しました。
ケヤキやヒノキなど
青森県産材を中心とした木造2階建て。
長さ8mの通し柱を22本用いることで
強風にも耐えることができるといいます。
お賽銭箱には社紋が入っています。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/蕪嶋神社お賽銭箱-1024x774.jpg)
江戸時代に八戸南部藩主の庇護を受けて
南部氏の家紋である「向かい鶴」
を社紋として使用することを許されました。
拝殿の周辺には
いろいろな縁起物や神様が。
「かぶあがり」。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4727-768x1024.jpg)
自分の株(評価、名声)が
上がるということでしょうかね。
消毒水があるということは
なでなでしてご利益を
いただけるということです。
「ひょうたん」には
「子孫繁栄」「無病息災」
「厄除け」「商売繁盛」などの
意味があるといいます。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4728-768x1024.jpg)
こちらもさすることで
ご利益をいただけます。
蕪嶋神社を一躍有名にしたウミネコは
もはや神なのかもしれませんね。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4736-1024x768.jpg)
八臂(はっぴ)弁財天です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4737-1024x768.jpg)
蕪嶋神社のご祭神である
市杵嶋姫命(いちきしまひめのみこと)と
同一視されている神様です。
招き猫の親子です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4739-768x1024.jpg)
かわいいですね!
島を3周する「運開きめぐり」をしよう!
蕪嶋神社を訪れたら
「運開きめぐり」をどうぞ。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4742-1024x771.jpg)
島を3周まわると
心身が祓い清められて
運が開けるといわれているのだそうです。
ならば
めぐらない手はないですね!
「運開きめぐり」は蕪嶋神社に則して
グルっと歩く感じです。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4751-768x1024.jpg)
正面からは見ることのできない神社の裏側。
細部まで抜かりのない建築物です!
本殿の真裏を通ります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4747-768x1024.jpg)
本殿の真裏は神様に最も近づける場所。
運開きを願うには最高です。
景色に目をやると
岩がゴツゴツしているのが分かります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4746-1024x768.jpg)
柵があって行くことはできません。
それにしても
海が美しいですね。
「運開きめぐり」の道中にも
ウミネコがおりました。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/01/IMG_4753-1024x768.jpg)
ウミネコといえば
飛来しているときに蕪嶋神社へ参拝すると
フン避けのための傘を貸し出したり、
フンに当たった人には
「会運(かいうん)証明書」を
発行してくれます。
※開運ではなく会運です。
当たらないように防御するのも良し。
当たって運がついたとありがたく思うのも良し。
ちなみに。
鳥のフンに当たるというのは
スピリチュアル的にいうと
「運気が高まっている」
「運がついてくる」
という意味なのだそうです。
人生の転換期、新しい始まりのサインとも。
特にフンが頭に落ちた場合は
金銭的に収入が増える暗示ともいわれています。
鳥のフンが当たったら凹むところですが、
逆にラッキーなんですね!
ウミネコは
魚の群れの上を飛ぶことから
「漁場を知らせる弁財天の使い」として、
漁民の間で大切にされてきたそうです。
やはり神ですね!
蕪嶋神社へ参拝する際は
ウミネコのフンを考慮した
季節選びが重要かもしれませんね!
住所:青森県八戸市大字鮫町字鮫56-2
アクセス:蕪嶋神社へはJR八戸線「鮫」駅から徒歩約15分
http://kabushima.com/index.html
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