【貴船神社の龍神札】龍神の力で穢れを取り去り新たな力を授かる

京都
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貴船神社のお守りの中でも異色の存在感

お守りコレクションblog
第189回目は京都府京都市左京区にある
貴船神社の「龍神札」です。
初穂料1000円(授与時)。

素材は木でできており、
黒塗りに勇ましい金の龍が描かれています。
アップにしたのがこちらです。↓

隆々とした金の龍神様です。
手にして見つめているだけで
内側から湧き出てくるものがあります。

先に申し上げますが
貴船さんといえばやっぱり
「恋愛成就」「縁結び」などが有名ですよね。
お守りも愛らしいものがたくさんあります。

そんな中からあえて
わたくしはこちらのシックなお守りを
拝受しました。

なぜなら今回の貴船さん参拝の目的は
奥宮の龍様にご挨拶したい、ご縁を繋ぎたい、
という強い想いがあったからです。

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龍神札は首から下げるタイプのお守り

裏面です。

古来、水には「穢れ(気枯れ)」を洗い清め
災難を消し去り新たな気力を
蘇らせる御神徳があるといわれております。
と書かれています。
さらに
運気隆昌
災難消除
とも。

まさに激動と混乱の時代に
授かりたい力であります。

今回の「龍神札」は
首から下げるタイプのお守りです。
いつでも肌身離さず身につけておくことができる
まさに”相棒”ですね。
紐の長さを自由に調節して
自分に合ったポジションにセットしてください。

貴船神社のお守り紹介はこちら

貴船神社とは以下のようなところです。

貴布禰総本宮 貴船神社
貴船神社は万物の命の源である水の神を祀る、全国二千社を数える水神の総本宮です。
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フォトジェニックな境内は日本の美を愛する人たちの聖地

貴船神社は総本宮・結社・奥宮の3つで結ばれています。
ルート的に最初に出会うのが
総本宮の鳥居です。↓

別角度からも。↓

さあ灯篭階段を登りましょう。↓

朱色の灯篭と若緑のコントラストのなんという美しさ!
SNSをしていない人でも
この景色を永遠に切り取りたくて
思わずシャッターを押してしまう
極上フォトスポットです。

神門が大きく見えてきました。↓

この階段を昇っているときの高揚感は
近くを通る見知らぬ人からも伝わってきます。
わたくしも総本宮に一歩一歩近づく嬉しさに
急な長い階段なのに足取りが軽かったです。

階段を登り切ると左手に
手水舎 と↓

絵馬発祥の地を示す記念碑。↓

右手には誰でも利用できる
龍船閣というお休み処があります。↓

ここからの景色はとても最高です。↓

設置されている長椅子に座って
ホッと一息ついてくださいね。

こちらが総本宮です。↓

ドカーンというパワーではなく
全体からじんわりと潤うような麗しい波動。
何となく
人の心の繊細さに寄り添ってくれるような
優しさを感じたのでした。

ご祭神は高龗神(たかおかみのかみ)。
高龗神は伊弉諾尊の子神で、水の神様を司どっています。
こんなに有名な貴船神社ですが
創建の年代は不詳です。

拝殿の左手に
ご神水をいただける場所があります。↓

わたくしも頂きましたが
内側から清められるような美味しさでした。
この地は清水の湧き出る鴨川の水源地でもあるので
水と縁の深い土地であることは確かです。

「きふね」は古くから気の生ずる根源として
「氣(きが)(うまれる)(こんげん)と記され、
そのご神気に触れることで
気が満ちるとされていたそうです。

事実、川の流れる音、鳥の声、そよぐ風。
五感がフルに高まることで
身体の穢れが浄化され
新たに純粋な水のようなエネルギーが
満ちていく感覚になりました。

もしも今
古い自分とサヨナラしたい
辛い過去を忘れたい
そんな重たい心の荷物を抱えている方がいたら
貴船さんを詣でてみてほしいです。
必ずや切り替えのきっかけを
もたらしてくれると思います。

授与所です。↓

授与所はたいへんな賑わい。
平日の午後でもこんな感じなのです。

こちらでしか飲めない御神水ラムネ(500円)や
恋愛成就・縁結びの他に
子宝守・安産守などもありましたよ。
詳しくはHPをご参照ください。
https://kifunejinja.jp/pray/#

こちらへあがったら
ぜひとも「水占みくじ」(200円)を。↓

水に浮かべて文字が滲み出てくるまでの
ドキドキ感を楽しんでみてください。
この日も女子のグループやカップルなどで
大変盛り上がっていました。

左側にあるお賽銭箱にお金を置くのですが
小銭が無くてお札で支払う場合は
ここから勝手にお釣りをもらうシステムです。

個人的にはお金がむき出しで放置されている状態に
日本的なおおらかさというか
神様の前で悪いことするなんてありえない
という絶対的な信頼感というか
その部分に妙な感動を覚えてしまいました。

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磐長姫命が恋愛に悩むあなたを優しく迎えてくれる

結社に向かいます。
道中は下り階段の箇所があります。↓

突き当りに小さなお土産屋がありました。↓

貴船らしいお土産が並びます。
わたくしも購入しました。↓

結社に到着です。↓

この日は庭師さんたちがお仕事中でしたので
参道にかけての写真は撮れませんでした。

社殿がこちらです。↓

ご祭神は磐長姫命(いわながひめのみこと)。
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)との婚姻で
妹の木花開耶姫(このはなさくやひめ)と
ともに嫁がされたのですが
磐長姫命だけ家に返されてしまった
という神話があります。

一説には
容姿に恵まれなかったからとありますが、
果たしてそうなのでしょうか?
わたくしの勝手な解釈ではありますが
磐長姫命は「鏡」のような輝くお姿を
していたのではないか?
と想像しています。

磐長姫命と対面することで
己のすべてが映し出されてしまう。
瓊瓊杵尊はそれを嫌がって
返してしまったのではないか。

磐長姫命の容姿を
醜いと見るか、美しいと見るか、
それはすなわち「自分の写し鏡」であり
「自分の心の在り方」であると。

そんな勝手なストーリーが
わたくしの中にあるので
今回も磐長姫命が御祭神の結社に
足を踏み入れる瞬間は
気持ちが引き締まりました。

ところが境内は優しい気で満たされていて
一気に体の力が抜けました。

とても不思議な形をした天乃磐船です。↓

こちらは和泉式部の歌碑。↓

個人的に注目いただきたいのが
こちらの桂のご神木。↓

樹齢およそ400年。
いくつもの枝が天に向かって伸び、
上のほうで八方に広がる様は
龍が大地から勢いよく立ち昇る姿を
現しているともいわれています。

なぜか通過してしまう方ばかりでしたが、
みずみずしいエネルギーを
放出しているご神木ですので、
見つけた際には立ち止まって
その氣を感じてほしいと思います。

結社のご祭神、磐長姫命は恋愛の神様としても有名です。
もし恋に悩むことがあったら
こちらに訪れてみるのもいいかもしれませんね。

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貴船最強のパワースポットで幻想体験!?

では奥宮へ。
向かう道すがら、美しい景色です。↓

相生の杉も立派で
生命力に満ち溢れていました。↓

川床のお店に立ち寄るのも我慢し……。
奥宮へ到着です。↓

鳥居をくぐるとすぐに
「思ひ川」があります。
こちらで和泉式部が身を清め
夫の愛を取り戻そうとしたのが
この名前の由来だそうです。

「つつみヶ岩」は
ちょうどつつじの花が咲き、
彩りを添えていました。↓

神門をくぐると↓

奥宮の開放的な広場があり
奥が拝殿となります。↓

広場の左手に連理の杉。↓

仲睦ましく杉の木と楓の木が寄り添っています。
恋愛成就を願う人は
こちらへの参拝もお忘れなく。

拝殿です。↓

この真下に「龍穴(りゅうけつ)」と
いわれる大きな穴が空いていて
その上にお社が建っているそうです。

日本三大龍穴の一つです。
ちなみに
龍穴は誰も見ることができません。

ご祭神は
高龗神(たかおかみのかみ)
船玉神(ふなだまのかみ)
一説によると
闇龗神(くらおかみのかみ)
玉依姫命(たまよりひめのみこと)
も祀られているそうです。

その玉依姫命がこちらの地に
川を遡って来られた際に乗っていた黄船が
御船形石だと伝わっています。↓

現在は石をくっつけて船の姿を隠しているんですね。

何だかわからないけれど
この御船形石が妙に気になって
3周くらい回ってじっくり観察してしまいました。

少し歩き疲れたので
広場の隅にあった木椅子に腰掛け
奥宮の神聖な空気を堪能。
ふと周囲を見渡すと
あれだけ賑わっていたはずなのに
たったひとり、この広い空間に
わたくしだけしかいなくなりました。

あまりの静けさとありえない状況に
異世界にワープしてしまったのかと
ドキッとしましたが
「きっといつか貴船の奥宮さんに参拝する!」
とずっと強く願ってきて、ようやく実現することができた
わたくしへの「よく来ましたね」の意味合いを込め
贅沢な時間をくださっているんだ!
と解釈しました。

手を合わせて感謝の気持ちを伝え
貸し切り状態を満喫していたら
またたくさんの人たちが神門から入って来て
再び時が動き出したかのような感覚に戻りました。

愛嬌のある狛犬に別れを告げ↓

奥宮をあとにしました。↓

縁結びで名高い貴船神社。
ですが今回の参拝では
これまで京の都を守り続けてこられた
大地から湧き出る御神力を感じ取りました。
さすが京都! さすが貴船!

そして外国人観光客の口から思わずこぼれた
「amazing!」に
こちらまで誇らしい気持ちになりました。

住所:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
アクセス:叡山電鉄「貴船口」駅より京都バスにて約5分。「貴船」バス停で下車。
     ※鞍馬寺~貴船神社という半分登山のルートも健脚さんにはおススメです。https://kifunejinja.jp/

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