【伊奈波神社の黒龍福成る守】強く願いながらお守りを打ち鳴らす

岐阜
スポンサーリンク

黒龍大神のご神威で福徳増進・心願成就・運気上昇

お守りコレクションblog
第176回目は岐阜県岐阜市にある
伊奈波神社の「黒龍福成る守」です。
初穂料1500円(授与時)。

ずっしりと重たい金属製のお守りです。
計ってみたら63gありました。

上昇する黒龍が迫力を持って描かれ、
しかも金色というプレミア感たっぷりの色みと相まって
類を見ないオーラを放っています。

お守りの中央には「黒龍」という文字も入っています。

火の用心”カンカン”でおなじみの
拍子木(ひょうしぎ)のような形になっており、↓

祈願を込めながら打ち鳴らすことにより
黒龍大神のご神威が増して、
新たな福徳が成り、運気が増すというお守りです。

日本において
物を打ち合わせて音を発する拍子木は
悪霊を退散できるといわれ、
古くから呪具(じゅぐ)として
使われていたといいます。

今回のお守りに関しては
打ち鳴らしてお守りを傷つけてしまわないか
ちょっぴり心配です。。

「黒龍福成る守」には説明が書かれたカードも
同梱されています。↓

「神は人の敬によって威を増し、
人は神の徳によって運を添ふ」
という御成敗式目の文言が印象的です。

人間が神様を敬うからこそ神様が威力を持ち、
人間が徳を積むからこそ運がもたらされる
ということなのでしょう。
ご神威とはそういうことであり、
運を運んでくるのはその人に感謝をしている
他人であったりしますものね。
そしてその他人とは
神様ともいえる存在であると
御成敗式目はそう言いたかったのではないでしょか。

スポンサーリンク

黒龍大神は伊奈波神社の境内にある黒龍神社のご祭神

裏面です。

龍のデザインはおもて面といっしょですが、
文字が「福徳増進」、
その下には「伊奈波神社」と入っています。

さて
こちらの「黒龍」ですが、
伊奈波神社とどのような関係があるのでしょうか?
こちらです。↓

伊奈波神社境内に鎮座する
黒龍大神をご祭神とする黒龍神社です。↓

こちらは1539年(天文8年)に
伊奈波神社が丸山の地から
今の場所へ遷座される以前から
この地に鎮座されていた神社です。

黒龍大神と書かれた提灯。↓

色を豊富に使用したデザインが
いい意味でお社とのギャップを演出し、
黒龍神社に彩りを与えています。

龍の彫刻が、これまたエッジが効いていて
カッコイイですね。
立体感があり、今にも飛び出してきそうです。↓

黒龍大神は活発で行動的な神霊といわれ、
福徳増進・諸願成就のご利益があるとされています。

今回の「黒龍福成る守」は
こちらの神社由来のお守りとなります。
聞くところによると
伊奈波神社の中でも
非常に人気の高いお守りなのだそうです。
お守りをカンカン鳴らして
願いを祈るなんておもしろいですものね!

伊奈波神社のお守り紹介はこちら

伊奈波神社とは以下のようなところです。

伊奈波神社
スポンサーリンク

桜の季節の晴天日は最高の参拝日和

伊奈波神社へあがるには
JR岐阜駅より岐阜バスに乗り、「伊奈波通り」で下車し、
そこから歩いて約10分。
案内が出ているし、大きい駐車場や
巨大な幟(のぼり)が立っているので
とても分かりやすいです。↓

伊奈波神社の入り口となる一の鳥居(大鳥居)です。↓

鳥居をくぐり参道を歩いて行くと
桜が咲いていました。↓

見事としか言いようがありません。
この爽やかな参道をずっと歩いて行くと
二の鳥居があります。↓

ずっと緩やかな登り坂なので
足にほんのり疲労感を覚えます。

二の鳥居を入ると
左手に参集殿という白い建物があるのですが、
ここに龍神様がおられました。↓

チャーミングな龍神様です。

二の鳥居をくぐると正面に神橋があります。↓

当然ですが、神橋は渡れないようになっています。

神橋の奥に階段があり、
その上に楼門があります。↓

軒裏にある積み木細工が横に並んでいるように見えるものを
「化粧垂木(けしょうたるき)」といいます。
これがまたナイス迫力!
柱の上部に設置されたデコボコとした斗栱(ときょう)との
コラボレーションによって
圧巻度が増します。↓

楼門を入るとまた階段があり、
上り切ったところに神門があります。↓

右に咲いている桜がきれいです。↓

思ったのですが、
参拝へあがったときよりも
帰るときのほうが花がたくさん開いていたような。
きっと秒単位で咲いているんですね。

桜は下を向いて咲く珍しい花なのだそう。
そういう話を聞いて
実際に眺めてみると本当でした。↓

なぜ下を向いて咲くのか。
人間にパワーを降り注ぐためなのだそう。
シャワーのようなイメージともいうのでしょうか。
桜の力をいただくためにも
お花見はとても重要なんですって。

スポンサーリンク

「清め給え、祓い給え」とご婦人が言ったら突風が吹いた

階段を上り、
神門からどのような景色が見えるかというと
こんな感じです。↓

広い神社であることが分かります。
天気が良いと
神社参拝は本当に気持ちがいいですね!
近頃天気の悪い日が続いていましたから
なおさらです。

神門から先の拝殿へ進むことはできず、
ここから参拝します。↓

わたくしの前に
あるご婦人がいました。
お賽銭を入れて、二礼、二拍手したのち
周りに聞こえるような声で
「清め給え、祓い給え」
と唱え始めました。

わたくしは心の中で
「恥ずかしい」
なんて思ったりもしましたが、
数回唱えたその直後、
拝殿のほうからボワーと突風のような強い風が吹きました。
「えっ!」「マジ!」「なにこれ!」
その突風は1回こっきり。
その後、吹くことはありませんでした。

目の前のご婦人はいったい何者?
見た目はどこにでもいるおばさんです。
長い時間をかけて何かを祈るわけでもなく、
すぐに去っていきました。

何が起きたのか。
本当に邪気や厄が祓われて、体が清められたのか。
これが見えざる神の力なのか。
わたくしは奇跡のような出来事を目の当たりにしました。
これはもうラッキーとしか言いようがありません!

伊奈波神社のご祭神は
五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)。
第11代垂仁天皇と日葉酢姫命の長男であり、
第12代景行天皇の兄にあたります。

『古事記』『日本書紀』によると
五十瓊敷入彦命(いにしきいりひこのみこと)は
父である垂仁天皇から弓矢を賜り武事をおさめ、
勅命によって河内、大和、摂津、美濃などの諸国を開拓し、
八百もの池溝を拓きました。
これにより農事が豊かになり、
天下が泰平になったと伝えられています。
さらに
物部十千根命(もののべのとおちねのみこと)の協力のもと、
石上神宮に神剣千口を納め有事に備えるなど、
農耕や軍事にも活躍したといいます。

伊奈波神社は揖斐(いび)川、長良川、木曽川の3つの川に囲まれた
水が豊かな土地に鎮座しています。
しかしその一方で
洪水などの水害も場所でした。
そのため
伊奈波神社は水防の神としても信仰されてきました。

ちなみに
五十瓊敷入彦命の妃である
渟熨斗姫命(ぬのしひめのみこと)は
同じ市内にある金神社のご祭神です。↓

【金神社 こがね守】毎月最終金曜限定の金運・開運・勝運UPお守り
赤と緑の2種類から選べるカード型お守り お守りコレクションblog第178回目は岐阜県岐阜市にある金(こがね)神社の「こがね守」です。初穂料1000円(授与時)。 額に納まったカード型のお守り。真ん中に「金神社御守護」と入り、そのまわりには...
スポンサーリンク

伊奈波神社へあがったらこちらもチェック!

伊奈波神社は境内が広く、
見どころが多いのも特徴です。

まずおススメしたいのが
神滝です。↓

伊奈波神社のパワースポットともいわれているそうです。
ここの近くを通るだけで
空気がひんやりとして、
まるで別世界のよう。
水のエネルギーともいわれる
マイナスイオンを感じることができます。

神滝でこんなラッキーアイテムを見つけました。↓

ハート形の石です。
これぞパワースポットの証でしょう!

ここでは夏になると
蛍をたくさん見ることができたといいます。
残念ながら今は
見れなくなったと神社の方がおっしゃっていました。
またいつか
生息してくれるといいですね!

楓稲荷神社です。↓

食物の神様である宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
が祀られています。
商売繁盛のご利益があるとされ、
事業繁栄や商売繁盛を願う人のお参りが多いといいます。

稲荷神社といえば鳥居のトンネル。
境内の雰囲気を華やかにしますね。

吉備神社です。↓

ご祭神の吉備津彦命(きびつひこのみこと)は
服飾繊維、和洋裁、手芸の守護神。
針の御霊を慰める為、使い古した針を納める針塚があります。

欠けてしまった神社を示す石碑や
苔が生えた鳥居に
何ともいえない風情を感じます。
個人的にずっと使い続けてほしい遺産です。

伊奈波大黒社です。↓

ご祭神は大国主命(大黒様)。
1709年(宝永6年)に伊奈波神社に鎮座されました。
お社の中に納められた大黒様は
沢田十蔵の作と伝えられています。

大国主命は福徳情愛、縁結びの神様
といわれています。

神社の境内社というと
小ぶりなものが多いのですが、
伊奈波神社のそれは
そのようなことはなく、どれも立派です。
それぞれの神様を
ちゃんと尊崇しているのだと感じ取れます。

最後に。
神社参拝で小腹がすいたら
帰りがけにたい焼きはいかがでしょうか。
境内を出て
駐車場付近にある「福丸」のたい焼きは
甘さ控えめで皮がサクサク。
値段が120円とお得です。↓

玄米の串団子も人気のようです。
ぜひ立ち寄ってみてください!

爽やかな神社で
不思議な経験をしたわたくし。
ここには見えない力が宿っているのでしょう。
ご神威を受け取りにあがってみてはいかがでしょうか。

住所:岐阜県岐阜市伊奈波通り1-1
アクセス:JR岐阜駅より岐阜バスに乗り、「伊奈波通り」で下車。
     バス停より徒歩約10分。
https://www.inabasan.com/

コメント

タイトルとURLをコピーしました