【猿田彦神社みちひらき御守】何事も良い方向へ進むように祈願

三重
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8色のカラーバリエがあれど、赤×緑が最もエスプリが効いている

第116回目は三重県伊勢市にある
猿田彦神社の「みちひらき御守」です。
初穂料1000円(授与時)。

猿田彦大神の
みちひらきのご神徳により
進まれる道の行先を開き、
何事も良い方向へに
お導いていただくお守りです。
「導き守」とでもいえば良いでしょうか。

猿田彦大神は瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を
高千穂に御案内したということから
「みちひらきの神」と称され、
ものごとの最初に出現して
万事最も良い方へ“おみちびき”になる
大神といわれるようになりました。

案内したのち、
天宇受売命(あめのうずめのみこと)といっしょに
本拠地である「伊勢の狭長田(さながた)五十鈴の川上」の
地に戻り、
この土地を始め、全国の開拓にあたられました。

瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
天照大神の孫で、三種の神器を託され地上へ降りた神。
農業の神ともいわれ、五穀豊穣や商売繁盛の他、国家安寧、殖産振興などご神徳がある。
神話「天孫降臨」の主役でもある。
木花咲耶姫(このはなさくやひめ)と出会い結婚する。

「みちひらき御守」の種類は8体。
紫・黒・緑・黄・赤・白・赤紫・赤緑。
私が拝受されたのは赤緑です。

なぜこの色を選んだかというと、
猿田彦神社という名前の響きや
実際に目にした拝殿の様子から
華やかさ
親しみやすさ
ユニークさ
を感じ、
そのイメージを色に当てはめたときに
赤緑とマッチしたからです。

特に
猿田彦という名前のユニークさが
赤緑の遊び心の効いた配色と
合致したような感じです。

金色の神紋もしっかりと強調されていますし。

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猿田彦神社の社紋は代々宮司を務める宇治土公(うじとこ)家の家紋

裏面です。

「猿田彦神社」の社名の背景には
小葵文の文様。
このデザインは
菱形の唐花を葉が取り巻いている
様子を描いています。
葵は「つながり」を表し、
人と神様のつながりを
表現しているともいわれています。

ちなみに
おもて面に描かれている
猿田彦神社の社紋(神紋)は
「五瓜に梅鉢(ごかにうめばち)」といいます。↓

猿田彦大神の末孫として代々宮司を務める
宇治土公(うじとこ)家の家紋だったものが、
社紋として用いられるようになったということです。

猿田彦神社のお守り紹介はこちら

猿田彦神社とは以下のようなところです。

みちひらきの大神 猿田彦神社
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猿田彦大神の子孫「大田命」が伊勢神宮内宮の生みの親!?

猿田彦神社の参拝は
114回目の外宮と115回目の内宮の間のことでありました。
外宮からバスに乗り、
猿田彦神社前で下車し、
到着しました。↓

猿田彦神社のおもしろい点が
大鳥居の前に木が植えられていて
正面をずっと歩くことができないということです。↓

そもそも正面は神の通り道でありますので
立ったり歩いたりするのは
避けなくてはならないのですが。

この木々を
伐採してほしいとは思いません。
他の神社との差別化を図るためにも
ぜひとも残してほしいです。

鳥居の目の前に
拝殿があります。↓

三角形の屋根のなんと雄大なこと!
それでありながら
朗らかな印象もある素敵なお社です。

御祭神のの猿田彦大神は
高千穂に瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を案内したのち、
天宇受売命(あめのうずめのみこと)と
本拠地である「伊勢の狭長田(さながた)五十鈴の川上」に戻り、
この地を始め、全国の開拓にあたられた、
ということは前述しました。

お話には続きがあります。

倭姫命(やまとひめのみこと)が
神宮御鎮座の地を求めて巡歴されていたとき、
猿田彦大神の御裔(みすえ/子孫)である
大田命(おおたのみこと)は、
猿田彦大神が聖地として開拓された
五十鈴の川上にある宇遅(宇治)の地を
お勧めし、
そこに皇大神宮(内宮)が造営されたのだそうです。

つまり
大田命が伊勢神宮の生みの親と
解釈することもできるのです。
ちなみに
大田命は相殿として
猿田彦神社にお祀りされています。

拝殿の手前に
古殿地(こでんち)というものがあります。↓

八角形の石柱で、
昭和11年に今の位置に御造営されるまで
永く御神座のあった特別な場所です。

八角形は方位を表す形。
古殿地の表面には方位を示す
文字が刻まれています。
このことから「方位石(ほういせき)」とも
呼ばれています。

ちなみに
猿田彦神社には様々なところに
八角形が存在しています。
これは猿田彦大神が
あらゆる方位からの災いを防いでくれる
「方位の神様」として
崇敬されていることに
ちなんでいるということです。

拝殿の右から奥へと進むことができます↓

この道をまっすぐ進み、
突き当りを左へ行くと
本殿の裏側へと出ます。

裏参りも忘れずに行いました。

ここの向かい側にあるのが御神田。↓

毎年5月5日には
豊作を祈って早苗を植えるお祭り「御田祭」が行われます。
田植えのあとは
豊作豊漁を占う団扇角力神事や
拝殿前の豊年踊で賑わうのだそう。

初夏の訪れを告げる
伊勢の風物詩となっているということです。

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あの人はもしや猿田彦大神!

猿田彦神社の参拝を終えて
内宮に向かう際、
横断歩道を渡って
バス停に向かって歩いていると
「内宮に行くの?」
と、突然声をかけられました。
その方は
交差点の真ん中で交通整理を
していた警備員さん。
わざわざ追いかけて、
わたくしのところへやって来たのです。
「あ、はい」
わたくしは答えました。
するとその方は
「こんな排気ガスくさくて何にもない道から行くことないよ」
さらに
「あっちの道から行ったほうがいいよ」
と言いました。
「え?」
「この道をまっすぐ行って、2本目の角を右へ曲がったほうが
賑やかで楽しいよ。せっかく来たのなら
絶対にそっちに行ったほうがいいよ」
土地勘のないわたくしは
その警備員さんに怪しさを感じながらも
言うとおりにしました。

賑やかで楽しい?
どういう意味だろう。

答えはすぐに判明しました。
『おかげ横丁』でした。

『おかげ横丁』は江戸時代に
タイムスリップしたかのような建物が
建ち並ぶ観光スポット。↓

お土産屋、カフェ、スイーツ屋が軒を連ね、
お祭りでもあるかのような活気のある雰囲気でした。
確かに楽しい場所。
歩いているだけでも十分満喫できる。

道をそれれば
五十鈴川が流れている。
大地をゆったりと流れ、
静かな水音が脳にこだまする
その風情に癒される。↓

その方に声をかけられなかったら、
排気ガスが臭う
ただの一般道を歩いていただけでした。

警備員さんの言葉に従って良かった。

猿田彦神社のご祭神である
猿田彦大神は
みちひらきの神であり、導きの神。
もしかしたら
猿田彦大神はその警備員さんの体を借りて
わたくしを導いてくれたのかもしれません。
「伊勢をたっぷり楽しんでくれよな」
と言わんばかりに。

いや。まさか。もしかしたら。

その警備員さん。
日焼けして顔が褐色で、
おじさんにしては
髪が長く
黒髪と白髪が混ざったようなグレー色。
マスクで鼻は隠れていましたが
もしかしたら
大きい鼻だったりして。

その人こそ猿田彦大神本人(神)だったのではないか。
似ている。
猿田彦大神はよくこのようなお姿で描かれます。↓

住所:三重県伊勢市宇治浦田2-1-10
アクセス:JR伊勢市駅、近鉄宇治山田駅より三重交通バスで猿田彦神社前下車
https://www.sarutahikojinja.or.jp/

三重
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