一昔前の「繁昌」という文字を使いお守りに重みを与える
お守りコレクションblog
第179回目は山梨県富士吉田市にある
新屋山神社の「商売繁昌守」です。
初穂料600円(授与時)。
栄光へとつながるまばゆい輝き。
「商売繁昌」にピッタリな金色のお守りです。
リアルに商売がうまく行きそうな雰囲気を感じます。
「商売繁昌守」はもともと
金の厚紙とともに透明の袋に入って
授与されています。↓
この厚紙が金屏風のようであり、
商売繁盛を約束するようなオーラを放っています。
持ち歩くというよりかは
神棚に飾りたいお守りですね!
ブログを書きながらふと思ったのですが、
お守りには「繁昌」と書かれていて
キーボードを叩くと「繁盛」と変換される。
「繁昌」と「繁盛」は何が違うのだろうか?
調べてみると
一昔前は「繁昌」と書いていたそうです。
今は「繁盛」と書くようになり、
どちらも同じ意味で、どちらも正しい。
お守りは旧漢字を使うケースが多いので
「繫昌」という字をあえて当てたのではないだろうか
というのがわたくしの推測です。
同じように
「気」は昔の「氣」を当てますからね。
「氣」についてはこちらの回で
詳しく書いていますのでよろしくお願いします。↓
お守りに描かれた6つのアイコンは商売繁盛に必要なもの
裏面です。
真ん中に「新屋山神社」とあり、
そのまわりには6つのアイコンが記されています。
こちらは
おもて面にも入っています。
この6つはいったい何でしょうか?
左上……打ち出の小槌
振ることにより様々なものが出てくる伝説上の槌です。
左中……宝珠
どんな願いも叶い、ほしいと思っている宝物を作り出すといわれています。
左下……稲
お米は農作物の象徴で、日本人にとっては財産です。
右上……財宝袋
袋の中には人間にとって最も大切な七つの宝物(七宝/しっぽう)が入っています。
七宝とは金、銀、瑠璃(るり)、玻璃(はり)、硨磲(しゃこ)、珊瑚(さんご)、
瑪瑙(めのう)の7種。
もしくは、金、銀、瑠璃、硨磲、瑪瑙、真珠、玫瑰(まいかい)の7種。
一説によると寿命、人望、清麗、威光、愛嬌、大量などの精神的な宝が入っているとも。
右中……経巻(きょうかん)
釈迦の教えがまとめられており、釈迦の知恵が示されているそう。
右下……槍
毘沙門天が持っているもの。毘沙門天は仏教の守護神であり福の神。
災いを除け、福を招いてくれます。
商売繁盛にとって手に入れたいもの、または必要なもの。
それがこれらのアイコンではないでしょうか。
商売に限らず、事業繁栄、経営の成功にとっても
重要であると思います。
そう考えると
このお守りを持つことで
基本を見失わずに
まっすぐ前を見据えて
突っ走ることができるともいえそうです。
商売人、事業主、経営者の方に
オススメなお守りです。
「商売繫昌守」を拝受できる新屋山神社は
95回目の記事にて紹介しています。
神社を知りたい方はこちらをチェックしください。↓
公式HPはこちらです。↓
住所:山梨県富士吉田市新屋4-2-2
アクセス:富士急行線河口湖線の富士山駅より。約2.2km、徒歩約40分
http://www.yamajinja.jp/index.html
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