【玉前神社の月日守】女性と月の関係をお守りにして心身を守護

千葉
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月の満ち欠けの様子を文字盤にして表現

第78回目は千葉県長生郡にある
玉前(たまさき)神社の「月日守(つきひまもり)」です。
初穂料1100円(授与時)。

時計の文字盤をモチーフにした
月の満ち欠けの様子。
オシャレなデザインですね。
12時と6時の位置に半月、
3時は満月、9時は新月
となっています。

地色の紫は夜空。
黄色い月は本物の色そのままです。

文字盤の中央には
月日守の文字。
「月」の漢字は月のデフォルメ
「日」の漢字は太陽のデフォルメ
となっています。

考えられたアイディアのある
お守りだと感じます。

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玉依姫命は月の満ち欠け、潮の満ち干きを司る神

裏面です。

上総国一ノ宮(かずさいちのみや)
玉前神社
と書かれています。

上総国とは
この周辺の昔の呼び名で、
一宮(いちのみや)とは
神社の社格を示す格式の一つであって、
その地域の中で最も格式の高い神社を指します。

玉前神社は
平安時代にまとめられた『延喜式神名帳』では
名神大社(みょうじんたいしゃ)として
その名を列せられ、
全国でも重きをおくべき神社として
古くから朝廷・豪族・幕府の信仰を
集めていたそうです。

玉前神社の御祭神である玉依姫命は
月の満ち欠け、潮の満ち干きを
司っている神様。

人間の身体は潮の干満のように
月の影響を強く受けているといわれています。
特に女性においては心身にわかりやすく表れ
月の満ち欠けと同じサイクルで「月のもの」が訪れ
このことが妊娠という神秘な働きにつながります。

月日守は
そういう女性の日々の生活リズムを正し、
体と心の健康にご利益があるとされています。
また
縁結び、子授け、安産、子育ちにおいても
お守りするものだそうです。

つまり月日守とは
総合的な
女性お守り
なんですね!

女性にオススメであるとともに
男性にとっては
大切な方へのプレゼントとして
お贈りするのはどうか
と思ったりもします。

玉前神社のお守り紹介はこちら

玉前神社とは以下のようなところです。

上総一之宮 玉前神社
子授け・子宝・縁結びで知られる上総一宮 玉前神社です。境内のご案内や祭事の記録・観光案内・文化財の説明など、幅広く皆様にご紹介致します。
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玉前神社を訪れたら「はだしの道」を体験して!

九十九里浜からほど近く、
サーフィンの街としても
知られる上総一ノ宮。
駅ではこのようなインフォメーションが。↓

上総一ノ宮駅から歩くこと約10分。
一の鳥居へとたどり着きます。
こちらの鳥居は真東を向いているそうです。↓

鳥居のすぐ脇では狛犬がお出迎え。↓

勇ましい感じの狛犬です。

一の鳥居を入り、進んでいくと
二の鳥居があります。↓

二の鳥居はとても年季が入っていますね。

ご神水を汲むところがあります。↓

鉄分を多く含んだ水で、
時間が経過すると赤く濁りますが、
これは鉄分の酸化です。
水質的には問題なく、飲むことができます。
ただし、
その日のうちであることを推奨しています。

さざれ石です。↓

石同士がくっついて岩になるという自然現象は
やっぱり神秘的です。

子宝・子授けのいちょうです。↓

雄株(右)と雌株(左)の真ん中に
実生の子どもイチョウが育っています。
雄株→雌株→こども
の順に両手で触れて子宝を願うと
良いといわれています。

三の鳥居があり、
その向こうに拝殿が見えます。↓

拝殿です。↓

黒漆塗りの権現造りは珍しい!

1687年(貞享4年)に造営されました。
建築様式は大唐破風・流れ入母屋権現造りで、
銅板葺きです。
千葉県指定文化財に指定されています。

正面に
能の曲目である『高砂』の彫刻があります。↓

『高砂』は世阿弥の作で、
長寿を保ち得た夫婦の愛情と平和をたたえる曲だそうです。
彫刻を作ったのは
江戸時代初期に活躍したとされる伝説的な彫刻職人、
左甚五郎(ひだりじんごろう)といわれています。

こちらの彫刻も華やかで目を引きます。↓

神楽殿の上総神楽です。↓

朱色に染め上げられた舞台で、
300年の歴史を持つ千葉県指定の文化財です。

玉前神社を訪れたら
ぜひ歩いてほしいのが
はだしの道です。↓

西山という小さな岩山のまわりに
白い小石が敷き詰められ、
そこを靴と靴下を脱いで歩きます。
1周まわって無垢となり
2周まわって気を入れて
3周まわって気を満たす
とのこと。

実際に歩いてみました。↓

1周目は足の裏が痛いです。
石が骨が刺さるようで歩くのが苦痛。
2周目は小石に慣れてきます。
あんなに痛かったのにだんだん感じなくなってきます。
3周目は足のツボが刺激されているようで気持ちよく感じます。
もう1周したくなります。

1周まわって無垢となり
2周まわって気を入れて
3周まわって気を満たす

表現は違えど、
上記の言葉と自分の感想が
なんとなく同じように感じます。

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玉前神社は”御来光の道(レイライン)”の東の起点

パワースポットとしても有名な玉前神社。
その所以がこちらです。↓

玉前神社は御来光の道といわれる
レイライン上にあるのです。

真東を向いている玉前神社の一の鳥居。
春分と秋分の日には、九十九里の海から
昇った太陽が鳥居を照らします。
この日の、日の出の位置と玉前神社を結んだ
延長線上には、
寒川神社、富士山山頂、七面山、竹生島、
元伊勢、大山の大神山神社、出雲大社が
並ぶことから、
ご来光の道(レイライン)と呼ばれています。

授与所です。↓

いろんなお守りがあります。
おみくじも様々です。↓

この賑わい、
テンションが上がりますね。

おみくじは案内所の前にもあります。↓

おみくじファンにはたまりませんね。

土地柄、サーファーも多く訪れる玉前神社。
御祭神が女神ということもあり、
女性からも人気です。
レイライン上にあるため
パワースポットが好きな方も
よく訪れます。
しかも
のんびりとしたローカルタウンに鎮座しているので
街歩きしてもほっこりした気分になれます。

また行ってみたいと思う神社の一つ。
次回は九十九里の海まで足を伸ばしたいですね。

住所:千葉県長生郡一宮町一宮3048
アクセス:JR外房線「上総一之宮」駅下車徒歩8分
https://www.tamasaki.org/index.htm

千葉
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