【日光二荒山神社の夫婦円満御守】 夫婦杉のご利益で夫婦仲良く

栃木
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若草色と乾鮭色のカラーが洒落ている

お守りコレクションblog
第143回目は栃木県日光市にある
日光二荒山(にっこうふたらさん)神社の
「夫婦円満御守」です。
初穂料1200円(授与時)。

巾着型をした
若草色と乾鮭色(からさけいろ)の
2対のお守りです。

今回紹介するお守りは
ご神木の「夫婦杉」を由来に
奉製されたもの。
「夫婦杉」がこちら。↓

「夫婦杉」は夫婦円満の象徴として
古くから大切にされているのだそうです。
夫婦が仲良く暮らせますようにと
願いが込められた
ご神木のご利益をいただけるのが
「夫婦円満御守」なわけです。

夫婦のお守りですと、
青系と赤系でまとめることが
多いのですが、
こちらは
若草色と乾鮭色の組み合わせ。
乾鮭色は薄ピンクなので
赤系ではありますが、
若草色を採用するあたりに
センスの良さを感じます。
もちろん
乾鮭色もきれいな色なので
洒落ているところではあります。

そう。
そうなんです。
「夫婦円満御守」は
洒落ているんですよね!
ファッション性が高いんです!

そう思って
お守りをずっと見ていると
不思議と顔のように見えてきます。
結び目が目と鼻。
これはふくろうの顔ですかね。
ふくろうは
不苦労とも書き、
とても縁起の良いものです。
あえて
ふくろうの顔をイメージさせるような
結び目を作っているのなら
相当なアイディアものです。

お守りには小判のような
ものがついています。↓

日光二荒山神社とあります。

ひっくり返すと。↓

御守とあります。

お守りを触ってみると
クッション性があり、
中に何が入っているのかと
気になります。
しかし
開けることは神様に対して
失礼に当たるということで
いたしませんが。。

お守りの裏側は
額の裏側でもあり、
無地となりますので
省略いたします。

日光二荒山神社とは以下のようなところです。

日光二荒山神社
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たくさんの「縁」を発見できる境内

日光二荒山神社は
日光東照宮ど同区域として
世界遺産に含まれます。

東照宮を出て、
約200mの上新道(うわしんみち)という小道を歩き、
突き当ればもう到着です。
こういう道は
本当に趣がありますよね。
歩いていて気持ちいいです。↓

楼門です。↓

1982年(昭和53年)、
男体山山頂に奥宮が祀られてから
1200年を記念して造られたものです。
扁額には
「正一位勲一等日光大権現」。
とあります。

楼門を入ってすぐ右に
「麻掛け大国様」
なるものがありました。↓

悩み解消、金運・良縁祈願。
肩にかかっている
魔除けの麻に触れて、
大国様を撫でて
清らかな気持ちでお参りください
とのことです。

「良縁うさぎ」
もあります。↓

古事記に登場する白うさぎは
大国様(大国主命)に助けられたのち、
八上姫との結婚を予言したことから
良縁のうさぎといわれているそうです。

銅鳥居です。↓

日光二荒山神社のシンボルの一つで、
造営は1769年(明和6年)。
1799年(寛政11年)に再建されました。

授与所も立派です。↓

こちらでお守りを
いただきました。

拝殿です。↓

創建は勝動上人が767年(神護景雲元年)に
二荒山(男体山)の神を祭る祠を
建てたことに始まるといわれています。

日光二荒山神社は日光連山の主峰である
日光三山を神体山としています。
日光三山とは、
男体山(なんたいさん、古名が二荒山)
女峰山(にょほうさん)
太郎山で、
二荒山神社ではそれぞれに
神様をあてて祀っています。

男体山……大国主神(父、別名/大己貴命)
女峰山……田心姫命(たごりひめのみこと、母)
太朗山……味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと、子)
三神を総称して二荒山大神と呼んでいます。

日光三山のほか日光連山も
二荒山神社の境内地。
その面積は3,400haにも及び、
神域には華厳滝やいろは坂も含まれます。

とてもつなく広いです!

拝殿の手前に何やらうさぎがおります。
「黄金の良い縁うさき」です。↓

魔をはねのけ、
金運・幸運を呼んでくれます。

「良い縁 狛犬」です。
高座に「良」と「縁」が
書かれています。↓

ちなみに
わたくしは日光東照宮を参拝してから
日光二荒山神社へ参りました。
なので
楼門から入場することになったのですが、
正面ではありません。

正面はこちらです。↓

日光二荒山神社は
下野国(しもつけのくに)の一之宮。↓

鳥居の近くには
「むすび大国」像があります。↓

めでたいですね!

縁結びの御神木です。↓

針葉樹の杉に
広葉樹の楢が宿ってしまったという
珍しい木です。

杉楢(すぎなら)いっしょに!
「好きならばといっしょに
なりました」
というわけです。

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「開運ねずみ」は全国的にも珍しい神像

拝殿のさらに奥にあるのが神苑。
ここからは有料となります。
大人300円
子ども(小・中・高)100円

神苑に入ると
まず目に飛び込んでくるのが
境内社の日枝神社です。↓

ご祭神は山の神、健康の神
とされる大山咋命(おおやまくいのみこと)。
御霊は日吉大社から分祀されたものです。

樹齢約1000年と伝わる
高野槙 (こうやまき)。↓

820年(弘仁11年)に
弘法大師が手植えしたと
伝えられています。

神苑に入ると
日光二荒山神社の本殿を
見ることができます。↓

もっとよく見えるところがあるのですが、
それはのちほど紹介します。

江戸時代に奉納されたという
願掛け石の「丸石」です。↓

祈願するときは石に手をかざし、
「心は丸く、腹を立てず」
と念じて願いましょう、
ということです。

「丸石」の奥にあるのが
大国殿。
参拝したときは改築中でした。↓

大黒天が祀られています。↓

大黒天は大国主命を同一視されている神様です。

南北朝時代(14世紀)のご神刀、
開運大太刀「太郎丸」です。↓

総長260.5cm、刃長179.2cm、
茎長81.3cm、重さ7.2kg
栃木県の文化財に指定されています。

拝殿の前に「良い縁うさぎ」がおりましたが、
こちらは「開運ねずみ」です。↓

「どうぞ」と
矢を差し上げている姿にも見えます。
この像は「日本神話とねずみ」の
エピソードをもとに作成されたといいます。

古事記の「根の国」の段にねずみが登場します。
大国主命(日光二荒山神社のご祭神)は
素戔嗚尊(すさのおのみこと)に
荒野に向けて放った鏑矢を
取ってくるように言われます。
矢を探して野の中に入ると、
素戔嗚尊は野に火をつけ、
大国主命は野火に囲まれて窮地に陥ります。
そのとき
一匹のねずみが現れ、
「内はほらほら、外はすぶすぶ
(内はほら穴だ。外はすぼんでる)」と
告げます。
大国主命がその穴に隠れて火をやり過ごすと
ねずみは鏑矢をくわえてきました。
こうしてねずみの助けにより、
大国主命はこの試練を乗り越えることができた、
というお話です。

この神話からねずみは神の使いと
いわれるようになったそうです。

大国殿を出まして。
次の目に飛び込んでくるのは
境内社の
朋友(みとも)神社です。↓

ご祭神は智慧と医薬の神、
少名彦名命(すくなひこなのみこと)。
大国主命の日本統治を
助けた神としても認知されています。

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お茶したり、遊んだり、裏参拝したり。いろいろ楽しめる神苑

神苑をさらに奥へ進むとあるのが
二荒霊泉(ふたられいせん)です。↓

こちらの霊泉は
神社周辺で湧出する
2つの泉の水が引き込まれています。
1つは本殿の背後にある恒霊山から、
もう1つは西に約1km先の
滝尾(たきのお)神社のほとりから。

二荒霊泉は「若返るの泉」ともいわれ、
健康やアンチエイジングを願う
参拝者に人気です。
容器を300円で購入し、汲むことができます。
容器を個人で持ってきた人は
神苑受付で1000円を納める
システムとなっています。

また
霊泉の脇にはカフェがあり、
まったりすることもできますよ。

さらに奥へ進むと
「良縁ハート投げ」という
ゲーム(!?)で遊ぶことができます。↓

ハート型の木のチップを購入し、
中央にあるハート型の柱をめがけて投げ、
その位置が柱に近ければ近いほど
良い縁に恵まれるのだそう。
ある意味、おまじないみたいな
ものでしょうかね。

神苑内には山を少し登るようなところがあり、
「良い縁の杜」と名付けられています。
そこには
「御神木太鼓」というのがあります。↓

深く念じながら
備えづけの小槌で3度叩くと
悪縁を断ち、
良い縁を呼び込んでくれるのだそう。
神苑は静かな場所なので
上手に叩くことができると
とてもよく響きます。
爽快です!

この杜には
「恋人杉」なるものもあります。↓

樹齢500年の日光杉。
ここで写真を撮る人が多かったですね。

「なにくそ石」です。↓

この大きい石は
亀がかがみ込んで我慢している
ようにも見えることから、
耐えて耐えて耐え抜いた先に
一筋の光が見える
というメッセージを
与えてくれているといいます。
己に負けるな!
なにくそ精神で頑張る!

「良い縁の杜」から
本殿を眺めることができます。↓

いわゆる裏詣ですね。
神苑に入ってすぐに本殿が見え、
もっとよく見えるところがあると書きましたが、
まさにここであります。

「良い縁の杜」から出入口へ
向かう途中に
四つ葉のクローバーがたくさんある
小さい庭がありました。↓

クローバーは「苦労破」と書き、
苦労を破って幸運を招く
神の草なのだそうです。
摘んではいけません!

ゆっくりのんびりできる日光二荒山神社。
それだけでなく
遊ぶこともできるアミューズメント性も
持ち合わせています。
家族、カップル、友人と行くと
楽しさ倍増です。
もちろん
一人でお出かけしてもいいですよ!

住所:栃木県日光市山内2307
アクセス:JR「日光駅」または東武「日光駅」より
     東武バス日光「中禅寺温泉」または「湯元温泉」行きに乗車。
     「西参道」バス停で下車して徒歩7分。
http://www.futarasan.jp/   

栃木
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