茨城の名産ほしいもの形をしたかわいいお守り
お守りコレクションblog
第146回目は茨城県ひたちなか市にある
ほしいも神社(堀出神社)の「ほしいも御守」です。
初穂料600円(授与時)。
見てのとおり(?)ほしいもをモチーフにしたお守りです。
ほしいもは茨城県の名産。
特に神社のある阿字ヶ浦近辺は
冬になると晴れの日が多く、
海風や陸風が強く吹き、
干し芋製造に適した地域といわれているそうです。
そんな土地にあやかり、
「ほしいも」と「欲しいもの」を引っ掛けて
”ほしいものがすべて手に入る”を
ご利益としています。
とてもありがたいですね。
そしてこの
”ほしいものがすべて手に入る”は
ほしいも神社自体のご神徳ともなっています。
地色はほしいものを連想させる黄色。
そこに魔除けを意味する麻の葉文様が
うっすらと敷かれています。
「ほしいも御守」の文字は
ほしいもの原材料となるさつまいもの皮の色と同じ紫。
右側には
緑色でさつまいもの葉が描かれ
デザインのアクセントになっています。
茎がクルンとしているのがかわいいですね。
〇★マークは社紋で
茎と同じ緑色を採用しています。
芸能人をはじめ有名人も多数訪れている
裏面です。
紫はさつまいもの皮の色を表現。
皮の内側には
実があるということで、
麻の葉文様や
「ほしいも神社」の文字のまわりには
おもて面に引き続き黄色が
採用されています。
こちらのお守りを見ていると
だんだんほしいもが食べたくなってくるのは
わたくしだけでしょうか。
それだけでなく
スウィートポテトや大学芋も
欲してきます。
やばいです!
ほしいも神社は
堀出神社内にある境内社。
令和元年に建立されました。
けっこう最近のことではありますが、
すでにテレビを始めとするメディアに
多数取り上げられ、
今では本社よりも有名になっています。
タレントやアナウンサーのサインも掲示。↓
授与所にはたくさんのお守りが
並べられ、
その中でも「特大お守り」は
圧巻です。↓
ちょっとした座布団くらいの大きさ。
座布団にはしないでしょうけど。。
初穂料2000円。
そしてこちら。↓
週刊女性でかわいいお守りを
紹介する企画があり、
編集部からわたくしに取材がありました。
いろいろとかわいいお守りのお話をしていく中で、
ほしいも御守もあげさせていただきました。
こうして掲載してくれたことに
とても感謝しています。
また
神社の方にも
こうして授与所の窓ガラスに
貼っていただきいたことに対して
光栄であると同時に
お礼を申し上げます。
ありがとうございます。
誌面を見ていただくと分かるのですが、
全国にはユニークなお守りが
本当にたくさんあるんですよ!
ほしいも神社とは以下のようなところです。
塚を「掘」ったらご神体が「出」たということで堀出神社と命名
勝田駅より阿字ヶ浦線に乗車し、
終点の阿字ヶ浦駅にて下車。
駅を出ると、
一直線で堀出神社に到着します。
メタリックな鳥居が目を引きます。↓
触った感じ鉄製のような気がしました。
ずっしりとした重みがあります。
鳥居をくぐり
真っ直ぐ進むと階段があります。↓
階段を上れば
堀出神社の拝殿です。↓
堀出神社は
二代目水戸藩主であり、社考古学者で知られている
徳川光圀が塚を掘り起こした際、
御神体が出土されたことにより
鎮座された神社。
「掘って出た」ということで
堀出(ほりで)神社と命名されたといいます。
小手先無用のダイレクトなネーミングですね。
徳川光圀ゆかりの神社ということで
このような横断幕も。↓
「手水舎には龍」が
一般的なイメージですが、
堀出神社ではリスです。
珍しいですね。↓
二匹が楽しく遊んでいます。
ほしいもづくりを通して神様や社会への感謝を示す形として建立
堀出神社を左へ行くと
ほしいも神社を案内する看板があります。↓
ほしいもモチーフの謎のキャラクターが
ほしいも神社の方向を指さししています。↓
ありました。ほしいも神社が。↓
黄金の鳥居。
色は違えど、お稲荷さんのようです。
連なる鳥居群は2つあります。
入り口と出口だと
わたくしは解釈したのですが、
いかがでしょうか。↓
入り口を進んでみます。↓
異世界へと吸い込まれるようです。
きっと「ほしいものすべてが手に入る」世界なはず。
鳥居の先にはお社があります。↓
明治以来、
この地域を先頭に
茨城ではほしいも作りが
盛んに進められ、
現在は日本一の生産県として、
全国各地に出荷しています。
ほしいも作りを通して
神の恵みや社会に対する恩を、
表すとともに
幾久しくほしいも作りを
続けられるように祈念して、
令和元年に堀出神社の境内に、
黄金の「ほしいも神社」が
建立されました。
町おこしの一環という
側面もあるようです。
龍神様、しめ縄とも黄金です。↓
ほしいも神社には
「日本一小さないも畑」があります。↓
ちゃんと鳥居が建てられており、
原材料となるさつまいもへの
畏敬の念を感じます。
畑の向こうに見えるは太平洋。
おもしろい神社を見つけたって感じです。
茨城観光をする際は
ぜひとも立ち寄ってみてください。
カフェも併設されていますし、
何より海が近いので
ドライブがてらというのもアリですよ。
ちなみに
162回目の記事で紹介している
酒列磯前神社は東の方向へ徒歩20分の距離。
参拝へ上がるのもアリですね。↓
住所:茨城県ひたちなか市阿字ヶ浦町172-2
アクセス:勝田駅より阿字ヶ浦線に乗車し、終点の阿字ヶ浦駅で下車。徒歩約2分
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