【空鞘稲生神社の一歩御守】人生の一歩を後押しする励ましお守り

広島
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「一歩」の文字は宮司の直筆

お守りコレクションblog
第174回目は広島県広島市にある
空鞘稲生(そらさやいなお)神社一歩御守です。
初穂料1000円(授与時)。

「一歩」と書かれたおもて面。
宮司直筆の文字だそう。
文字の上には社紋の
三つ盛り亀甲に剣花菱
が入っています。

こちらのお守りには
いただいたときにカードが同封されていました。
以下が内容です。

人生は一歩一歩の積み重ね
はじめの一歩。
地道に一歩。
諦めずにもう一歩。
あなたの大切な”一歩”を後押し
一歩ずつしっかりと歩みを進め、
充実した日々を過ごしましょう。
あなたの人生、あなたの一歩が道となる

勇気をいただける言葉です。
お守りコレクションblogも
地道にやっていきたいと思います!

一歩御守は全4種類
いただいたのは黄色です。
他にも金、朱、緑があります。※公式HPより引用↓

どれをいただくか迷いましたが、
黄を選んだ理由は
シンプルに一番明るい印象だったからです。
参拝に訪れた日は雨模様でしたので、
晴れやかな気持ちになれるものを
無意識に欲しがっていたのかもしれませんね。
加えて
「黄色は金運がつきそうなカラーだなあ」
と、その場で思ったのも事実です。

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裏面には「と」の文字。「歩」が成金となり「と」に!

裏面です。

黄色地で空鞘稲生神社
と入り、
その背後には平仮名の「と」
という文字が書かれています。

おもて面が一歩の「歩」。
裏面が「と」。
もうお分かりですよね。
将棋です。

歩兵隊の「歩」が敵陣に入ると
パワーアップして「金将」と同じ力を得ることができます。
それを「金に成る」ということで「成金」といいます。
では、なぜ「と」を表記するかというと、
いろいろと説があるようですが、
「と」は金の崩し文字なのだそうです。

これを「一歩御守」に重ねてみますと
一歩一歩進んでいけば
やがて大成できるという意味となります。
改めて
人生訓のようなお守りであると感じます。
ローマは一日にして成らず。
千里の道も一歩から。
まずは隗から始める。
大河の水も一滴から。
雨垂れ石を穿(うが)つ。
ですね!

空鞘稲生神社のお守り紹介はこちら

空鞘稲生神社とは以下のようなところです。

空鞘稲生神社【公式】ホームページ
広島市内中心部にある空鞘稲生神社(そらさやいなおじんじゃ)の公式ホームページ 約490年の歴史がある「おいなりさん」 神社は皆様の〝日常にある非日常な空間〟
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ご神木の「原爆クスノキ」はその生命力からパワースポットに

空鞘稲生神社は原爆ドームのほど近く。↓

相生橋の近くに鎮座しています。↓

入り口が鳥居ではなく注連縄になっているのが
珍しいですね。

この注連縄をくぐると
右側にあるのが
ご神木の原爆クスノキです。↓

苔がフサフサしているのが特徴です。↓

この「クスノキ」は
1945年(昭和20年)8月6日に
広島が被ばくした直後に爆心地近くの
元安川左岸に芽吹いたもの

被爆焼死したクスノキの種から芽吹いたとあって
付近住民によって大切に育てられました。
元安川左岸の整備の際、
氏子により移植され、
現在のこの場所で成長していったといいます。

近年、この「クスノキ」の育ちゆくパワー
あやかりたいと参拝者が増えており、
パワースポットにもなっているそうです。

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「玉乗り狛犬」は全国的に珍しく「広島型」ともいわれている

参道を進むと両脇に狛犬が。
玉に乗っていることから玉乗り狛犬とも称されます。↓

玉乗り狛犬は広島型ともいい、
広島県内に多いのだそうです。
そういえば嚴島神社にもありました。
【嚴島神社の御神衣守】の回で紹介しています。↓

【嚴島神社の御神衣守】神の衣を身につけ身体健康、病気平癒、長寿
1年間神様にお供えされた御神衣がお守りへと姿を変化 お守りコレクションblog第171回目は広島県廿日市市宮島にある嚴島神社の「御神衣守(ごしんいまもり)」です。初穂料1200円(授与時)。 厳島ではなく、嚴島です。白地に金色で神紋と「御神...

右に置かれた狛犬の隣に
境内社の稲生神社があります。↓

社名に稲荷とはありませんが、
〝おいなりさん〟です。
ご祭神は宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)と
大歳神(おおとしのかみ)。
どちらも穀物の神様です。

朱色の鳥居が並ぶお社は目を引きますね。
町の人々から古くより親しまれているといいます。

稲生神社の隣には
幸神社があります。↓

本社と同じく一番古くから
この地に鎮座している神社です。
みちびき・みちひらきの神様として有名な
猿田彦大神が祀られています。

幸神社を過ぎると
鳥居があります。↓

右側に写っている小さい鳥居が
幸神社です。

空鞘稲生神社の創建年代は不詳です。
私記等の諸書によれば
天文年間(1532年~1555年)の
創建と伝えられています。

社名の空鞘は
「社頭の杜に刀の鞘のみが掛っていた」
との伝えにより名付けられ、
この付近の地名にもなっています。

毛利氏の崇敬が篤く、隆興の一途をたどり
社領をも有していたそうです。
延享(1744年~1747年)、明和(1764年~1771年)の
二度火災に遭いましたが、そのつど復興を果たしています。

明治維新後の社格制定に際して
1872年(明治5年)村社に列格。
1882年(明治15年)中島新町恵美須神社を合祀。
1945年(昭和20年)8月6日に投下された原子爆弾により
灰燼に帰しましたが、
1953年(昭和28年)10月に復興しました。

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「食べ物に感謝」を思い出させてくれる三柱のご祭神

鳥居をくぐって
すぐ右側に
境内社の恵美須神社があります。↓

ご祭神は
恵美須(恵比寿)様と同一視されている
事代主神(ことしろぬしのかみ)、

田畑を司る大地主神(おおとこぬしのかみ)です。

稲生神社、幸神社、恵美須神社の
3社を過ぎたあとに
拝殿があります。↓

ご祭神は
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
宇氣母智神(うけもちのかみ)
和久産巣日神(わくむすひのかみ)

三柱はともに五穀の神様。 
自然界にあるものや食物には魂が宿ると言われ、
宇迦之御魂神、宇氣母智神の「ウカ・ウケ」とは
「清浄あるいは立派な食物」を意味し、
その根源になっているのがだそうです。

「稲(いね)」とは「生き根」のことで
人々の生命を養い育てる力を意味しているとのこと。
このことから
御神名の「うかのみたま」とは
「人々の命を育てる根源の力」
と伝えられています。

ズラッと提灯が並んでいると
華やかさを感じます。↓

扁額も立派ですね。↓

屋根の鬼飾りが獅子の逆立ちになっています。↓

こういうディテールで遊ぶって
個人的に好きです。

拝殿の左側には社務所。↓

モダンな雰囲気でオシャレです。
お守りはこちらでいただきました。↓

お守りがいろいろ並んでいると
テンションが上がって
じーっと見入ってしまうんですよね。
後ろに並んでいる人がいると大変です。
今回は大丈夫でした!

食べ物の神様が揃い踏みの空鞘稲生神社。
食べ物は天の恵みであり、
生産者の日々の努力。
そして
調理してくれる人の思いやり。
当たり前にあるのではなく、
ありがたくいただくことを
もう一度思い出し、
感謝して食していきたいと思います。

住所:広島県広島市中区本川町3-3-2
アクセス:路面電車の広島電鉄「本川町」駅から約5分
https://www.sorasaya.or.jp/

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