【久能山東照宮の健康長寿御守】徳川家康の長寿力をこの手に! 

静岡
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ゴールドの家紋と文字で存在感と高級感を示す鎮座400年の記念お守り

第102回目は静岡県静岡市駿河区にある
久能山東照宮の「健康長寿御守」です。
2015年(平成27年)の鎮座400年を
記念したお守りで、
初穂料1000円(授与時)。

緑を基調した
健康運お守りです。
緑は安らぎや落ち着きを与え、 
リラックス効果や疲労回復効果が
あるといわれています。
なので
ベースカラーとしては
とても理にかなっていると思います。

そこに
高級感やエネルギッシュさを示す金色で
「健康長寿御守」の文字が入り、
さらに
背後には同じ金色で
徳川の家紋「葵の紋」が大きく描かれています。
さすが
鎮座400年の記念お守りです。

紋は正面ではなく、
横ずれさせているところに
徳川に対するリスペクトを感じます。
もし正面だったら、
紋と文字がごちゃついて
うるさく見えていたかもしれません。

そういう整理されたデザインは
とてもオシャレですね。

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久能山東照宮の煌びやかさがお守りの裏面を彩る

裏面です。

豪華絢爛な社殿を描いた裏面。
おもて面から裏面へと
お守りを返すと
このギャップに目が覚める思いです。
言い換えれば
それだけ久能山東照宮とは
美しいお社だということであります。

真ん中には
葵の紋と久能山東照宮の文字。
ここまでくると
文字や紋は
金色以外の選択肢はありませんね。

「健康長寿御守」は貴重なお守りだけあって
木箱に入っています。↓

箱を開けると
お守りの説明書きが入っています。
その中で特筆したいことを下にまとめます。

家康公の健康法・粗食
一.旬のものを食べる(旬のものは美味しいばかりではなく栄養価が高い)
二.麦飯、大豆食品、芋や野菜を主体とした食生活
三.生ものは食べず、必ず火を通したものを食べる
四.乗馬、武術、鷹狩り等の日々の鍛錬
五.茶の湯で精神の平穏、ストレス解消
粗食、運動、気分転換こそ健康長寿の秘訣

現代でいわれていることを
この時代にすでに行っていた家康。
当時の平均年齢は50歳といわれており、
その中で75歳まで長生きしたのは
こういった生活の賜物だったのでしょう。

久能山東照宮のお守り紹介はこちら

久能山東照宮は以下のようなところです。

久能山東照宮|静岡
徳川家康公をお祀りする最初の神社、静岡県静岡市の久能山東照宮公式ウェブサイトです。当時の技術と芸術が凝縮された社殿は、平成22年12月に国宝指定されました。
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海を見て、心地いい風に当たって。なんとすばらしき久能山東照宮への道

久能山東照宮へ行くには
車が一般的だろうと思います。
ただ
わたくしはバスで向かいました。

JR清水駅から「久能山下」行きのバスに乗り、
約35分かけて
「久能山下」バス停で下車。
そこから約5分ほど歩くと
久能山東照宮に到着です。↓

ここから振り返ると海が間近。↓

こんな素敵なところに久能山東照宮はあるのです。

こちらの石鳥居をくぐって
久能山東照宮を目指します。↓

まずは
ほとんど段差のない石段を上っていきます。
これが参道となります。↓

段差のない石段は
意外と歩きづらい(個人的感想)。

階段を上ってすぐに
久能山徳音院があります。↓

初代将軍徳川家康、2代秀忠、3代家光に仕えた
南光坊天海(天台宗の高僧)に
よって開かれたお寺です。

久能山東照宮へ行くには
山へ登っていくイメージ。
石段がどんどん続きます。
ここまで来ると
段差もしっかりあるので
歩きづらさはなくなります。↓

階段がスイッチバックのようですね。↓

かなり階段を上ります。
すると
一の門が登場します。↓

ここからの景色は超超絶景です。↓

駿河湾、 伊豆半島、御前崎が一望できます。 
ちょいちょい見えるビニールハウスでは
いちごを栽培しているそうです。

一の門の正面に建っている
門衛所です。↓

元の上番所で、
総門番榊原氏配下の者が
昼夜交代で勤務していた建物です。
ここで警護に当たるとともに
参拝者の出入りを監視していました。

門衛所からさらに奥へ進むと
勘介井戸があります。↓

深さ33メートルという
かなり深い井戸です。
戦国時代に武田信玄の軍師、
山本勘介が掘ったと伝えられています。
久能山城(東照宮が建つ前はお城でした)を
語る貴重な文化財となっています。

井戸をさらに進むと
久能山東照宮博物館があります。↓

ここから先、
社殿へ行くには有料となります。↓

社務所受付にて
初穂料を払います。
大人500円、小人200円。

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大人500円の有料エリアは払う価値ある神域

社務所受付を通ると
すぐに出現するのが
楼門です。↓

第108代後水尾(ごみずのお)天皇の宸筆(しんぴつ)
「東照大権現」の扁額が掲げてあります。↓

天皇の直筆であるため
「勅額御門(ちょくがくごもん)」とも
いわれます。

楼門を入った裏側には
狛犬がいます。↓

角のないほうが獅子。↑
角のあるほうが狛犬です。↓

獅子のすぐそばには
徳川家康の手形モニュメントがあります。↓

この手形は家康が38歳のときのものといわれています。
横一線にばっちりとますかけ線が入っていますね。
マスカケ線は別名「天下取りの相」。
家康以外に、
豊臣秀吉もますかけ線の持ち主だったそうです。

楼門をまっすぐ歩くと
すぐ階段があり、
鳥居が建っています。↓

ここをくぐれば
唐門が見えます。↓

唐門から社殿に向かうことはできません。
右からぐるっと回って
社殿に入るようになります。

社殿に向かう途中に
奉納されたプラモデルの展示を見ることができます。↓

なぜプラモデルが奉納されているかと
いいますと。↓

静岡には世界的プラモデルメーカーが
たくさんあるんですね。
初めて知りました。

社殿に入る手前には
日枝神社があります。↓

1617年(元和2年)の久能山東照宮の
創建当時は本地堂(ほんじどう)として
薬師如来像(東照大権現の本地仏(ほんじぶつ))が
安置されていました。
しかし
明治時代の神仏分離の際に仏像を移動。
楼門内東側に鎮座していた
山王社(さんのうしゃ)の御神体を納めて
社名を日枝神社と改めました。

扉のところに
葵の門が3つありました。↓

左から
8代将軍吉宗の葵の門
初代家康の葵の門
12代将軍の家慶の葵の門
です。
徳川将軍でもそれぞれデザインが
違うんですね。

そしてついに
社殿へと到着です。
こちらが拝殿となります。↓

豪華絢爛、百花繚乱、栄耀栄華。
江戸職人の極みが
ここに集約。

元和3年(1617)建立。
徳川家康をお祀りする「本殿」と
一般の人が参拝をするための「拝殿」を
「石の間」で連結した
「権現造」の様式。
全国にある東照宮の原型でもあります。
最古の東照宮建築として、
2010年(平成22年)に
国宝に指定されました。

久能山東照宮の社殿は
二代将軍秀忠の命により宰相頼将卿(後の紀州家の祖頼宣卿)が総奉行となり、
中井大和守正清を大工棟梁として1616年(元和2年)5月着工。
1617年(元和3年)12月に竣功。
僅か1年7ヶ月の短期間で造営されました。
権現造、総漆塗、極彩色の社殿は
日光東照宮より19年前に造られ、
彫刻、模様、組物等に桃山時代の技法をも取り入れられた
江戸初期の代表的建造物として国宝に指定されています。

拝殿の左に
廟門があります。↓

徳川家康の墓所、
御廟所に通ずる門です。
以前は御宝塔御門といったそうです。

門を入ると廟所参道(上り階段が多い)を
歩きます。
振り返ると
社殿の本殿の背後を見ることができます。↓

このとき
空が雲に覆われて
軽いシャワーのような雨が降ってきました。
そしてそれは1、2分でやみました。
境内に入ったときに雨が降ったり、逆に雨がやんだりすると、
神社から歓迎されているサインだとは
よく聞く話です。
これはまさしく歓迎されているのだと感じました。

雨のあとは
再び青空が広がりました。↓

御廟所の手前までくると鳥居があります。↓

踊り場のようなところで
石垣が鳥居を取り囲んでいるように見えます。
突き当り右に階段があり、
上ると御廟所に到着です。↓

御廟所は森林に囲まれた
広場のようになっていて、
奥に家康のご遺骸が納められた
神廟があります。↓

創建当初は木造桧皮葺(ひわだぶき)の造りでしたが、
3代将軍家光によって
石造りの塔に改められました。
江戸時代には
御宝塔といわれ、
明治時代以降は
神廟と呼ばれるようになりました。

宝塔の高さは5.5メートル、
外廻り約8はメートル。
ぐるっと1周することができます。

御廟所の右側には
有名な「金(かね)の成る木」があります。↓

このようなネーミングだからといって
木の下を掘れば徳川埋蔵金が埋まっているわけではなく。

家康が家臣の前で木の幹3本を描き、
「よろず程のよ木(万事の良き)」
「志ひふかき(慈悲深き)」
「志やうぢ木(正直)」の
3つを文字を書いて
「常々信用すれば幸運が得られる」と説いたといいます。

つまり
お金持ちになりたければ
この3つを守りなさいという
意味なのでしょう。
それをあえて
お金といわずに
幸運と言い換えているところが
偉大なる名君ですね。

その後、家康に仕えた大名の細川忠興が
これに左右の枝を描き、
「あさお木(朝起き)」
「いさぎよ木(潔き」
「志んぼうつよ木(辛抱強き)」
「ゆだんな木(油断無き)」
「ようじょうよ木(養生良き)」
「かないむつまし木(家内睦ましき)」
と書き加え
「左右の枝が繫昌するならば一段と
富貴が得られるだろう」
として
「金の成る木」を写し取り、
家中の者に教えるようにと命じたといいます。

「金の成る木」を人生訓として
わたくしも精進していきたいと思います。

壮大な海と地形に目を奪われ、
美麗な社殿にため息をつく久能山東照宮。
寒い季節だと
海風が冷たく感じられるかもしれませんが、
暖かい季節には
とても心地よく最高のスポットです。
圧倒されます。

ぜひお出かけしてみてください!

住所:静岡県静岡市駿河区根古屋390
アクセス:JR清水駅から「久能山下」行きのバスに乗り「久能山下」バス停で下車し、
     徒歩で約5分。
https://www.toshogu.or.jp/

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