【若宮神明社の龍神守り】白龍と金龍のご神威を受けて何事も上昇

愛知
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「龍神守り」は正式には境内にある白金龍王社のもの

お守りコレクションblog
第185回目は愛知県一宮市にある
若宮神明社の「龍神守り」です。
初穂料1000円(授与時)。

今回紹介する「龍神守り」は
正式には若宮神明社ではなく、
若宮神明社の境内社である白金(はくきん)龍王社の
お守りとなります。

金糸で生地が奉製された黄金のお守り。
そこへ左を向いた白龍が描かれています。
口を開けて牙を出した表情に
凄みを感じますね。

白龍の背景には雲があり、
全身は映し出されていませんが、
空を泳いでいるようにも想像できます。

龍の絵を描かれたのは
絵獅匡さんという、エアブラシで描く墨絵の龍画家さん。
アニメのようなタッチですが、
本来は怖いくらい迫力のある龍を描かれています。↓

白金龍王社の御朱印帳がまさにそれです。※公式HPより引用
まるで実在する生き物のよう。
飛び出てきそうですね!

「龍神守り」は全部で4種類。※公式HPより引用↓

毎度ながらそうなのですが、
種類がいろいろあると
選ぶのに迷いますね。
なので
1体に決めるにあたって、自分なりの理由が必要となります。
今回は「白金龍王社」という名前を考慮して
白と金。
その2色が目立っていると感じたのが
今回わたくしが選んだものとなります。

背景が青で真っ白な龍のお守りも捨てがたかったのですが。。

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立身出世、学問成就、疫病退散、家庭円満のご利益あり

裏面です。

裏面の龍は口を閉じ
凛としています。
この落ち着きようはまさに神。
ハンサムでカッコいいですね。

さて
「龍神守り」ご利益とは?
HPに書いてありました。
立身出世
学問成就
疫病退散
家庭円満
です。

昭和25年4月例大祭に突如現れ、
3日後に昇天した白蛇(白龍)の言い伝えと、
古くからある金龍を祀るお社との
融合により
創建された白金龍王社。
伊勢神宮(内宮)から御分霊いただいた
天照大神の荒御霊をご祭神として
その力強いご神威によって、
上記のご利益がいただけるということです。

神宮荒御魂の御神徳はとても強く、
荒々しく龍が天空を駆け昇るが如きもの。
なのだそうです。
それゆえ、
ここぞというときに
強く願いを念ずれば
必ず道は開かれるといわれています。

ちなみに
のちほど紹介しますが、
「白金龍王社」とはこのような神社です。↓

右に金龍神、左に白龍神が座しております。
2体は「双龍像」と呼ばれています。

若宮神明社とは以下のようなところです。

若宮神明社
愛知県一宮市奥町の氏神様。若宮神明社の公式ホームページ。伊勢神宮と深い縁があり、遥拝所を持つ。御祭神は天照皇大神と素戔嗚尊、そして神宮荒御魂を祀る。各種御祈祷、御朱印、神葬祭お受けします。
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社殿を直視できないようにするための蕃塀(ばんぺい)と初遭遇

若宮神明社は
第183回目で紹介した尾張猿田彦神社と
徒歩約3分の距離。
ご近所さんです。

JRまたは名鉄の一宮駅から
名鉄電車の「玉ノ井」線に乗り換えて
「奥町」駅で下車。
その後、木曽川の方角へ向かって歩いて行くと
途中に看板が出ていますので、
その案内に従って歩いて行くと
道中に鳥居を見つけることができます。↓

ここが参道の始まり。
真っ直ぐ正面には若宮神明社が見えます。

若宮神明社へ到着。↓

鳥居の奥には
カラフルな和傘が見えます。
きれいですね。

和傘のほうへ近づいていくと
道が何やらミステリーサークルのように
なっているのに気づきました。↓

何かの暗示でしょうか!?

和傘を斜めから見ると
このようになっています。↓

神橋と蕃塀(ばんぺい)の
手前に固定されて置かれています。

蕃塀??
こちらの壁です。↓

初めて聞くワードです。
これは
鳥居をくぐって進んでいったとき
社殿を直視できないようにするために
参道上に建てられた塀。

全国的には珍しい蕃塀ですが、
愛知、岐阜など東海地方ではメジャーのようです。
ご当地ルールみたいでおもしろいですね!

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お祓いによって木曽川が鎮まった歓びから若宮神明社を建立

蕃塀をよけて歩を進めると
拝殿があります。↓

若宮神明社の正確な創建月日は不詳。

文禄年間の資料によると、
この周辺は交通の要所として栄えていたそうです。
しかし
木曽川が幾度も決壊氾濫して住民が困窮するはめに。
天正14年(1586年)木曽川に大洪水において、
川幅80mの木曽川が
一夜にして1000mになるほどの
大洪水に見舞われました。
北は犬山から南は弥富まで堤防が決壊し、
ここから30年間は堤防の無い木曽川と
住民との長い戦いとなりました。
そこで
伊勢神宮の神職に万度のお祓いをしてもらい、
伊勢神宮の大麻を川瀬に差したところ、
川の流れが大麻を避けて
田畑に変わったといいます。
そのことを歓んだ人々は
神宮の御稜威を仰ぎ、
ここに神明社を建立したということです。

拝殿の奥には本殿があります。↓

こちらにご祭神である天照大神と素戔嗚尊が祀られています。
裏詣りもできます。↓

神様に最も近づける神聖な場所。
手を合わせて
本日参拝できたことに感謝申し上げました。

若宮神明社が鎮座する位置は
木曽川の大洪水の際に
堤防が決壊した場所ともいれています。
その歴史を後世に残すかのごとく
本殿の奥に「万度御祓社」というお社が
建っています。↓

「万度御祓社」の向こう側に
木曽川が流れています。

その後も
明治年間に美濃方面からの大竜巻が
木曽川を超えて襲来しましたが、
若宮神明社付近で消滅し
事無きを得ました。

太平洋戦争末期の米軍による
一宮一帯の大空襲においても、
数十発の大型焼夷弾が投下されましたが、
一発も発火せず周辺に被害がなく、
若宮神明社に落下した爆弾も不発に終わったことは
大きな奇跡でした。

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例大祭の日に突然現れた白蛇がきっかけで白金龍王社を創建

こちらが
「龍神守り」の源流となっている
白金龍王社のその鳥居です。↓

お社へ向かうには
若宮神明社本殿と社務所をつなぐ
通路の下をくぐります。↓

この”トンネル”を抜けると
お社へとつながる鳥居の連なりがあります。↓

白金龍王社らしく金の鳥居です。

金の鳥居が終わると
白金龍王社に到着です。↓

手前には双龍像。
右に金龍神。↓

金色の如意宝珠(にょいほうじゅ)を握っています。

左に白龍神。↓

白龍神は白の如意宝珠を握っています。

白金龍王社の上に飾られた
龍の足の色が違っていますね。↓

修復されてそうなっている模様。

実は白金龍王社の中へ入ることができます。↓

巨大提灯の存在感がハンパない。↓

通常大きさの縦長提灯もあります。↓

カラフルなデザインですね。

のぼり旗が下がっています。↓

こちらは2020年の創建70周年を記念して
製作されたものです。

この建物の向こうに
ご祭神である天照大御神と
その荒御魂が祀られているお社があります。↓

昭和25年4月例大祭春祭の日に現れた白蛇。
祭文殿と拝殿の間に並ぶ燈籠の台上に
逃げもせずにうずくまっていました。
それを見た白衣姿の来宮者が
「これは一大事なり。
ご神体偉大なるも暇(休んでいる)の姿を
現せしものなり、大切に祀られよ」
と言って去ったそうです。
その3日後に白蛇は昇天しました。

神社関係者たちは
「若宮様の御暇の御姿である」
と嬉しびつつ、社殿内に埋葬し大祭を行いました。
そして
古くからある金龍を祀るお社と
伊勢神宮外宮より賜った神宮荒御魂の御分霊を
合祀して
白金龍王社を創建しました。

「病気平癒」「心願成就」の実現のために水掛龍神に水を掛け

白金龍王社の左側にあるのが
創建時からのシンボル「水掛龍神」。↓

きめ細かく龍が作られ、
本当に生きているかのよう。
歯までしっかりと生えています。

水掛龍神に水を掛け、
病のある部位に水を掛けると平癒し、
あるいは
心願祈念して水を掛ければ
成就したといわれています。

自分もやってみました。↓

御神徳は「病気平癒」「疫病退散」「昇級昇格」「商売繁盛」
ということです。

龍神好きな人、
龍神信仰に興味のある人には
とても楽しい神社だと思います。
わたくしも龍神が好きなので
満喫することができました!

最後に。
授与所がお休みの場合がありますので
お守りを拝受される方、
御朱印をいただく方、
事前にHPでチェックするといいですよ!

お守りやおみくじ、豊富に揃っています。↓

住所:愛知県一宮市奥町字堤下2-95
アクセス:名鉄玉ノ井線「奥町」駅より徒歩約10分
https://wakamiya-shinmeisha.amebaownd.com/

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