【北口本宮冨士浅間神社の生業守】仕事に恵まれて人生の成功へ

山梨
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社会人がさり気なく持つのに最適な大人なお守り

第92回目は山梨県富士吉田市にある
北口本宮冨士浅間神社(きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)
の「生業守(なりわいまもり」です。
初穂料1000円(授与時)。
※北口本宮冨士浅間神社は
士」ではなく「士」となります。

生業とは「生活を営むための仕事」
という意味。
この場合は
生活のために仕方なく就く仕事ではなく
「やりたい・やりがいのある仕事に就けるように」
「そういった仕事を失わないように」
「仕事運に恵まれるように」
との趣旨のお守りではないかと思います。

生業守という名ですが、
仕事運お守り
です。

額に収まっている仕事運のお守りですので、
肌身離さず持ち歩くのもいいのですが、
自分の机の見えるところに飾って
常に仕事への感謝や想いを
神様へ伝えるのも
いいのではないかと考えます。

お守りの地色は黒。
富士山の雪がシルバー、
さくらの花びらがピンク、
文字と社殿がゴールド
という色の組み合わせになっています。

けっこう色を使っていますが、
うるさく見えないのは
黒の引き締め力が強いから。

加えて
ピンクやゴールドは
薄いタイプのものを採用しており、
シルバーはそもそも主張性のある
色みではないというところも
黒の力が光っているポイントだろうと考えます。

黒いお守りは大人っぽくて激シブ。
カッコいいと思います!

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浅間神社の神様である木花咲耶姫の名前が桜の語源

裏面です。

北口本宮冨士浅間神社と名称が
2行になって入っています。
まわりには桜の花びらが
散りばめられています。

おもて面もそうでしたが、
なぜ桜が入っているのでしょうか?

浅間と名のつく神社の主祭神は
木花咲耶姫(このはなさくやひめ)という
女神です。
桜はこの神様の名前を語源にしている
といわれています。

浅間神社の中には
木花咲耶姫の父神である大山祇命 (おおやまずみのみこと)や
姉神である石長比売(いわながひめ)を
主祭神とするところもあるようです。

木花咲耶姫は
日本神話で最も美しいとされる女神。
天照大御神の天孫である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に
一目惚れされて妻となり、
猛火の中で3柱の皇子をお産みになります。
しかしながら美人薄命。
その生涯は
華やかに咲いて儚く散っていくものでした。
まるで春に咲くピンク色の花のごとく。
このことからその花を
サクヤと名付け、
なまって「サクラ」となったそうです。

神紋(社紋)が「桜花紋」なのも
主祭神が木花咲耶姫だからであります。

北口本宮冨士浅間神社とは以下のようなところです。

北口本宮冨士浅間神社
北口本宮冨士浅間神社は、千九百年以上の歴史があり、富士登山道の入り口でもある霊験あらたかな神社です。
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歴史を刻むお社と神秘的なご神木は一度見る価値あり

北口本宮冨士浅間神社は
世界文化遺産である「富士山の構成資産」の一部です。

こちらの神社へは
新倉富士浅間神社から向かいましたので
地元のコミュニティバスを利用しました。
「如来寺入口」から乗って、
「浅間神社前」で下車。
するともう目の前が
北口本宮冨士浅間神社です。↓

木々の隙間から
太陽が一の鳥居をまばゆく照らす様子は、
まるで神々の降臨を彷彿させます。↓

一の鳥居をくぐって参道を歩きます。↓

左右に燈籠がズラッと並ぶ光景には
森厳な雰囲気が漂っています。

歩いていると
角行(かくぎょう)の立行石(たちぎょういし)
というのがありました。↓

富士講の開祖である角行が
極寒の中、裸身にてこの石の上で爪立ちし、
30日の荒行をしたといわれています。
全身から血が噴き出すまで行い、
最後は里人が止めたといいます。

神木クラスの木々がたくさん。
神木マニアにはたまらないのではないでしょうか。↓

大鳥居です。
太陽の光が強いがために
暗く写っています。
本来は朱色の鮮やかな鳥居です。↓

こちらの鳥居は「冨士山大鳥居」といって、
社殿が建つ以前より
存在していたといわれています。
扁額には「三國第一山」と書かれています。
三國とは
震旦(インド)、唐土(中国)、日本のこと。
中世においては、
全世界を指していました。
第一山とは世界一の山という意味であり、
つまり三國第一山とは、
「富士山は世界一の山」といっているわけです。

隨身門です。↓

国の重要文化財に指定されています。
黒っぽく写っていますが、
本来の色はこちらです。↓

朱色の色落ち具合に
歴史の重みを感じます。

1736年(元文元年)に
再建立されたものと推定。
装飾性に富んだ門で、
高い天井によって空間の広がりを
演出しているといわれています。

歴史古い隨身門をくぐって
神域の中心部へと入っていきます。

神楽殿です。↓

こちらも国指定重要文化財です。
1737年(元文2年)頃に村上光清を中心とした
富士講中による
境内建物の大修理において建立されました。
360度どこからでも観ることができる舞台です。

北口本宮冨士浅間神社の見どころスポットの
一つが冨士太郎杉です。↓

冨士太郎杉の何が凄いかというと。↓

根っこの盛り上がりが尋常ではありません。

樹齢1000年くらいといわれており、
根張りが著しく発達した
珍しい形をしています。
樹高30m
露出根張り21m
幹根境の周囲12.7m
目通り幹囲8.2m
山梨県の天然記念物第一号に指定されています。

冨士夫婦桧(ひのき)です。↓

2本の桧が根元で1本になり、
地上12mで再び合着するという
これまた珍しい樹木です。

拝殿です。↓

110年(景行天皇40年)
日本武尊が東征をする折、
足柄の坂本(相模国)から酒折宮(甲斐国)へ向かう途中に
この地の「大塚丘」に立ち寄り、
そこから富士山を眺め、
「北方に美しく広がる裾野をもつ富士は、
この地より拝すべし」
といったそうです。
それにより大鳥居が建てられ、
大塚丘(ここから250m上がった小高い丘)に
浅間大神と日本武尊を祀ったのが
北口本宮冨士浅間神社の創建といわれています。

現在の拝殿は
1739年(元文4年)に村上光清師が
幣殿とともに造営しました。
国指定重要文化財です。

細かい装飾も見事です。↓

神社の裏手をまわって
裏参拝できるのもうれしいです。
ここには恵比寿様がおられます。↓

恵比寿様といえば「商売繁盛」が
有名です。
そのほか
豊漁、航海安全、五穀豊穣などに
ご利益があるといわれています。

同じく裏側には冨士次郎杉があります。↓

やや腐朽(ふきゅう)しているものの
樹勢は良好。
冨士太郎杉同様、
根張りが発達しているのが特徴です。

七色もみじです。↓

幹のような枝が四方八方にうごめくように
伸びているのが
まるで千手観音のようです。
案内板には
見ごろは4月下旬から5月中旬。
と書かれていました。
どんな風に色づくのでしょうか?

神楽殿から右のほうへと行くと
摂社である諏訪神社があります。↓

創建未詳。
もともとこの地には
諏訪神社が鎮座しており、
1561年(永禄4年)に
武田信玄による富士権現造営が
現在の北口本宮冨士浅間神社の元に
なっているといわれています。

諏訪神社の位置づけとしては
地主神であるとのことです。

富士山信仰の要の一つであり、
世界文化遺産の「富士山構成資産」の
一部である北口本宮富士浅間神社。
その厳かな雰囲気は
まさに日本の宝。
素晴らしい神社です。

住所:山梨県富士吉田市上吉田5558
アクセス:富士急行線「富士山」駅より徒歩約20分
https://www.sengenjinja.jp/index.html

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