【上田端八幡神社の筆才向上守】物書きなら欲しい文才運UPお守り

東京
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ルックスの地味さは文章を書く行為と似ている

第2回目は東京都北区田端にある上田端八幡神社
筆才向上守(ひつさいこうじょうまもり)です。
初穂料800円(授与時)

文章上達や文才UPを祈願する
才能開花お守りです。

超薄ピンクの地に、真ん中には筆才向上守という縦文字。
字が見ずらいので
別角度から撮影してみました。↓

これで文字が見やすくなったかと思います。

万年筆のペン先が散りばめられたデザインに関連して、
書体も万年筆で書かれたようなイメージ。
才筆向上を願うお守りだけあって
こだわりを感じます。

ペン先のデザインは紺色、赤、薄ピンク、
薄オレンジ、グレー、ホワイトなどがありますが、
どれも筆才向上守という文字を邪魔していない。
しかも、
よく見ると、ペン先が交互に上向き、下向きになっていて、
デザインの細かさを感じます。

持ってみると、比較的軽量です。
持ち運びに便利なお守りといえるのではないでしょうか。
カバンに潜ませたり、
ジャケットの内ポケットに入れておくのに
いいかもしれません。

派手さがなく、シックなルックスゆえ、
逆に文章向上につながりそう。
文章を書くとは地道な作業。
まさにこのお守りのごとくです。

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「文士村」がこの地の、このお守りの重要ワード

裏面です。

文士村」「上田端八幡神社」と書かれています。
また
文字が見づらいかもしれないので
別角度から撮影してみました。↓

上田端八幡神社」が四角い枠でくくられ、
スタンプで刻印されたようにも見えます。
ペン先柄は表面と同じ。

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芥川龍之介に触発された作家たちが集まってできた田端文士村

裏面に書かれた文士村とは、
田端文士村を指します。

明治末期から昭和初期まで、
東京府北豊島郡滝野川町字田端(現在の東京都北区田端)は
田端文士村とも呼ばれていました。
この地域に多くの文士や芸術家たちが集まっていたからです。
きっかけは1887年(明治20年)に上野に開校した東京美術学校(現・東京藝術大学)の存在。
ここへ通う学生たちが、近場であった田端で暮らすようになったのです。

田端文士村で最も有名人といえば芥川龍之介
芥川が田端に引っ越してきたのは1914年(大正3年)。
まだ東京帝国大学の学生で、作家としては無名だった頃です。
その後、この地で処女作『老年』(1914年)を執筆し、翌年『羅生門』を発表。
1916年に書いた『鼻』が夏目漱石に評価され、人気作家へと躍進していきます。
芥川の活躍にあやかろうと多くの作家たちが田端へと引っ越しし、
田端文士村が形成されていくわけです。

そんな土地柄ですから、
このような筆才向上守が誕生するのも当然の流れでしょう。

1927年(昭和2年)に芥川龍之介が亡くなると、
田端文士村の活気も失われます。
そして、1945年(昭和20年)の東京大空襲で田端は大打撃を受け、
文士たちの多くは田端を離れていきました。

芥川龍之介(1892年~1927年)は大正から昭和初期にかけて活躍した作家。東京生まれ。東京帝大英文科卒。「唯ぼんやりした不安」のなか、薬物自殺する。作品には短編小説が多い。

上田端八幡神社とは以下のようなところです。

上田端八幡神社 | 東京都北区観光ホームページ
江戸時代の田端は田端村と呼ばれ、上田端と下田端にわかれていました。この八幡神社は上田端の村人の鎮守で、祭神は品
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上田端八幡神社は文武両道の神!?

江戸時代の田端は田端村と呼ばれていました。
上田端と下田端に分かれており、
上田端八幡神社は上田端の村人の鎮守でした。

こちらが鳥居です。↓

御祭神は、品陀和気命(ほんだわけのみこと)です。
八幡様といえば、この神様です。
そしてこの神様とは
つまり十五代天皇の応神天皇です。

階段を上がったところに拝殿があります。↓

拝殿です。↓

話は鎌倉時代前後に遡ります。
1189年(文治5年)、源頼朝がこの地の豪族豊島氏とともに
奥州の藤原一族を平定(奥州征伐)します。
その帰路に駐留した証として鎌倉八幡宮を勧請し、
郷土の鎮守としました。

品陀和気命は武神として讃えられ、源氏が厚く信仰していました。
戦のない現代では、勝利祈願、出世開運などのご利益があるといわれています。

上田端八幡神社の場合は、
そこへ文士による文章上達や文才UPのご利益も加わって、
まさに文武両道ということができるのではないでしょうか。

八幡様は別名が多い
品陀和気命(ほんだわけのみこと/古事記)
大鞆和気命(おおともわけのみこと/古事記)
誉田別命(ほんだわけのみこと/日本書紀)
譽田天皇(ほんだすめらみこと/日本書紀)
応神天皇
胎中天皇(たいちゅうてんのう/応神天皇の異称)
八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ/神仏習合名)

拝殿の裏側にも行けるようになっています。↓

登るような形になっているところから
通称、裏山といわれています。

境内社として白髭神社や↓

大山祇(ずみ)神社なども鎮座しています。↓

拝殿の背後にある本殿が
しっかり見えるというのも
上田端八幡神社の特徴
かもしれませんね。↓

本殿の後ろで裏参拝。↓

枯山水のような模様に、
神社を大切にしている
関係者さんの気持ちが
伝わってきますね。↓

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田端文士村の主な面々

・芥川龍之介(作家)
・石井柏亭(洋画家)
・板谷波山(陶芸家)
・香取秀真(鋳金家・歌人)
・川口松太郎(作家)
・菊池 寛(作家)
・小杉放庵(画家)
・小林秀雄(評論家)
・佐多稲子(作家)
・直木三十五(作家)
・萩原朔太郎(詩人)
・平塚らいてう(社会活動家)
・室生犀星(作家・詩人)
など、他多数。

上手な文章を書きたい、ライターになりたい、作家になりたい、
脚本家になりたいなど、
文章で生計を立てたいと思っている人は意外と多いです。
そういった職業を目指すのであれば、このお守りは必須!?

自分の力を信じつつ神頼みも忘れない。
芥川龍之介の力を借りて、今日もブログ書きに勤しむ守護守です。

住所:東京都北区田端4-18-1
アクセス:JR田端駅より徒歩8分
http://www.kanko.city.kita.tokyo.jp/spot/492-2/

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