男女の出会いだけが縁結びではない。すべてのものと縁結び
第25回目は栃木県足利市にある
足利織姫神社の「よき人生と縁結び」お守りです。
初穂料500円(授与時)。
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小ぶりなお守りとなります。
普通のお守りなら
「御守」「学業成就」「開運」などの文字が
ドンを書かれていると思うのですが、
こちらは、ご利益が文章になっています。
遠回しな言い方でも、難しい言い方でもない。
シンプルに「よき人生と縁結び」。
この言葉を読むだけで、
それが実現できそうに思えるから素敵。
日本の伝統を感じさせる藍色をベースにしているところも
授与されたくなるポイントかなと思います。
サムライブルー。
金色の文字や薄藍色の花びらも
浮つきがなく、落ち着きを感じさせます。
サイズはやや小さめ。
一般的なお守りよりも2回りほど小さいのではないでしょうか。
裏面です。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_8554a-1024x580.jpg)
金色の刺繍で足利織姫神社の文字。
それと、お花が上に2つ、下に1つあるのみです。
非常にシンプル。
ただし、
明朝体の漢字6文字が
漢文のような異様な存在感を放っています。
とても大切にしたくなるお守りではないでしょか。
足利織姫神社とは以下のようなところです。
機織り業が盛んだったことから機織りの神を足利に
縁結びのご利益として有名な足利織姫神社。
竜宮城みたいですよね。↓
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建物は平等院鳳凰堂をモデルにしたといわれています。
1705年(宝永2年)、
足利藩主であった戸田忠利が、天御鉾命(あめのみほこのみこと)と
天八千々姫命(あめのやちちひめのみこと)の二柱を
現在の足利市通4丁目にある八雲神社へ合祀したことが
足利織姫神社の由来です。
天御鉾命と天八千々姫命の二柱の神は、
共同で織物(生地)を織って、
天照大神(あまてらすおおみかみ)に献上したと伝えられています。
1200年あまり、機場(はたば)としての歴史をもつ足利に、
機織の神社がないことに気づいた藩主が
![戸田忠利](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/964054-150x150.jpg)
これはいかん!
ということで、機織りの神様を祀ったとされています。
その後、
1879年(明治12年)、機神山(はたがみやま/現在の織姫山)の
中腹に遷宮しました。
翌年、1880年(明治13年)、
火災に遭い、
それ以来、仮宮のままとなっていまいます。
しかし、1933年(昭和8年)、
皇太子殿下御降誕(平成天皇)を機に、
当時の足利織物同業組合組長の殿岡利助氏の先導により
市民が一体となり、新社殿の建造にかかり、
1937年(昭和12年)、現在の織姫山に完成、遷宮しました。
2004年(平成16)6月には、
社殿、神楽殿、社務所、手水舎が国の登録有形文化財となりました。
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![](https://www18.a8.net/0.gif?a8mat=3NEZHK+2N9DKI+Z9G+NW4I9)
御祭神の天御鉾命と天八千々姫命は、彦星と織姫とも伝えられている
織物は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が織りあって作られています。
それはまるで男女のよう。
というわけで、
足利織姫神社は縁結びの神社といわれるようになりました。
また、
天御鉾命は彦星、天八千々姫命は織姫とも伝えられています。
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そんな所以から、
2014年(平成26年)、
特定非営利活動法人地域活性化支援センターが主催する
「恋人の聖地プロジェクト」によって
足利織姫神社は「恋人の聖地」に選定されました。
同年、隣接する織姫公園とともに日本夜景遺産の認定も受けています。
さらに、
この場所から眺める月の風景が美しいことから、
2017年(平成29年)には、
一般社団法人「夜景観光コンベンション・ビューロー」の選ぶ
「日本百名月」に認定されました。
昼まで申し訳ありませんが、
織姫公園から見た風景はこのような感じです。↓
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![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_6015-768x1024.jpg)
家の明かりや街灯が光輝くような時間帯になったら、
さぞかしきれいだろうと思わせる風景です。
夜、この景色の頭上に月が見えたら、
さらに美しさは増すことでしょう。
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7つの縁結びを願う7色の鳥居はオススメ
足利織姫神社は縁結びの神社ということで、
恋愛成就を祈願する人がたくさん訪れます。
しかし、この神社は
先述したとおり、男女の縁結びだけにとどまりません。
もっと幅が広い。
織物を作る織機(しょっき)や機械は、
鉄でできているものも多いことから、
全産業の神様ともいわれ、
産業振興と7つのご縁を結ぶ神社ともいわれております。
その7つとはこのようなものです。
「よき経営と縁結び」と紫色の鳥居。↓
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![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_6027-768x1024.jpg)
「よき学業と縁結び」と若草色の鳥居。↓
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「よき人と縁結び」と赤色の鳥居。↓
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「よき知恵と縁結び」と緑色の鳥居。↓
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「よき健康と縁結び」と黄色の鳥居。↓
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「よき人生と縁結び」と青色の鳥居。↓
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「よき仕事と縁結び」と朱色の鳥居。↓
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![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_6041-768x1024.jpg)
いろんなことが結ばれてしまう。
わたくしは「よき人生と縁結び」のお守りを授与されましたが、
ほかにも
「よき経営と縁結び」
「よき学業と縁結び」
「よき人と縁結び」
「よき知恵と縁結び」
「よき健康と縁結び」
「よき仕事と縁結び」
のお守りがあります。
あれがほしい、これがほしい、全部ほしい人という人もいるのではないでしょうか。
様々なものとの縁結びを求めて、
足利織姫神社を訪れてみてはいかがでしょうか。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_6042-768x1024.jpeg)
こんな立派な階段を登っていくと、足利織姫神社があります。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2022/03/IMG_6018-1-768x1024.jpg)
織姫公園もとても広くて、見どころがたくさんあります。
上の写真のようにジブリの世界観を感じるようなところもあります。
「縁結び」お守りは全部で7体。
1体の初穂料が500円ですので、
3500円で全部そろいます。
大人買いならぬ、
大人授与にぜひトライを!
住所:栃木県足利市西宮町3889
アクセス:東武伊勢崎線足利市駅より徒歩30分、JR両毛線足利駅より徒歩30分
https://www.orihimejinjya.com/
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