【河口浅間神社の縁結び連理の楓守】良縁祈願や夫婦和合の願いに

山梨
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実際の「連理の楓」をモチーフにしたここだけのオリジナルお守り

第93回目は山梨県南都留郡にある
河口浅間(かわぐちあさま)神社にある
「縁結び 連理の楓守」です。
初穂料1000円(授与時)。

キーホルダーのような
ストラップのような
そんなお守りです。

縁起のいい紅白の紐の先端に
黄緑と黄色の葉っぱをイメージした
飾り物がつき、
紐の中間部に浅間神社のシンボルでもある
桜がポチョッとついているというルックスです。

河口浅間神社には
「連理の楓」と呼ばれる樹木があり、
「連理の楓守」は
それをモチーフにしたお守りです。
原木はこちらです。↓

「連理」とは
一つの木の枝が他の木の枝と相つらなって、
木目のように見えること。
古来より吉兆とされており、
縁結びの象徴ともいわれています。

こちらの「連理の楓」は
氏子さんからの寄贈だそう。
1本の幹が途中から2つに分かれ、
また1本へと戻るという
何とも不思議な楓。
自身の山に生えていたこの姿を見て、
「これはすごく珍しい縁起もの!
河口浅間神社にお渡ししたい」
ということで
神社へ奉納されたそうです。

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裏面を読めばお守りの意味づけが分かる

裏面です。

「連理の楓守」の説明が書かれています。

二枚の葉が重なって、
美しく大切な思い出を重ねていけますように――。
二つの心が一つになって、
思いが成就しますように――。
そんな願いを
「調和」「美しい変化」との
花言葉を持つ楓――
とりわけ
「連理の楓」の葉に見立てました。

二枚の葉は、
思いが叶いますように「叶結び」で
一つに結ばれています。
いつもに身につけていただき、
浅間の大神さまのご神徳をお受けください。

※「連理木」は、
一つの枝が他の枝と重なって
「理」(木目)が通じた様が吉兆とされ、
古くより縁結び・夫婦和合の象徴と
されてきました。

裏面を読めば
お守りの真髄が分かります。
縁結びのお守り
夫婦和合のお守り
というわけですね。

河口浅間神社とは以下のようなところです。

ページが存在しません | 河口浅間神社 公式サイト

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「あさま」の語源は「火山」という説。それはすなわち富士山を指す

前回、前々回の記事では
〇〇〇浅間(せんげん)神社でした。
今回の河口浅間神社は
浅間(あさま)神社と読みます。

浅間神社は富士山をご神体として、
小高い丘の上から
霊峰である富士を遥拝する信仰から生まれました。
古くは「浅間」を「せんげん」ではなく、
「あさま」と読んでいました。
「あさま」とは、
昔は「火山」という意味だったようです。
富士山は何度も噴火している立派な火山です。

富士山の噴火史を知りたい方はこちらを

それが鎌倉から江戸時代にかけて
中国文化による漢字の音読みが影響・普及し、
「せんげん」と読むようになったのだとか。

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七本杉の霊妙さに土地のエネルギーを感じる

河口浅間神社へは
富士急行河口湖線「河口湖駅」から
バスに乗り
「川口局前」バス停で下車して、
1分ほど歩けば到着します。

国道137号線沿いに
目印となる注連柱(ちゅうれんばしら)が
建っています。↓

河口浅間神社は
「世界文化遺産 富士山の構成資産」に入っています。

大きく立派な鳥居です。↓

扁額には「三國第一山」とあります。↓

三國とは
震旦(インド)、唐土(中国)、日本のこと。
中世においては、
全世界を指していました。
第一山とは世界一の山という意味であり、
つまり三國第一山とは、
「富士山は世界一の山」といっているわけです。

冨士河口湖町指定天然記念物の
「河口浅間神社参道の杉並木」です。↓

杉並木は樹齢800余年といわれています。

参道の真ん中にあるのは
波多志(はたし)神。
河口浅間神社の創始者、
伴直真貞(とものあたいまさだ)の霊が
祀られてあります。

随神門です。↓

シンプルながら
ずっしりと重みを感じます。

神域に邪悪なものが入るのを防ぐ随神門。
ここを入ればお社があります。↓

拝殿です。↓

864(貞観6)年の富士山の大噴火を鎮めるため、
翌年、富士山の神様である浅間大神を祀って
建立されたのが河口浅間神社の始まりです。

世界文化遺産だけあって年季を感じます。
それでいて
ていねいに扱われている感じもします。↓

拝殿前には
「美麗石(ひいらいし)」と呼ばれる
石祠(せきし)があります。↓

浅間明神を祀った古代祭祀の
石閣の残欠です。

河口浅間神社といえば
七本杉が有名です。↓

1号杉の「みしるし杉」です。
またの名を「ほろかげ杉」ともいいます。↓

5号杉と6号杉の「両柱杉」です。
「男女杉」ともいいます。↓

根張りの力強さの凄いこと!↓

7号杉の天壌杉(てんじょうすぎ)です。
御柱杉(みはしらすぎ)ともいいます。↓

7号杉の根張りも凄いです!
これぞまさしく神の木!
他の6本の根回りが10~20mなのに対し、
7号杉は30mにも及ぶとのこと。

7本すべてを紹介したいのは
やまやまなのですが、
省略いたします。

七本杉はいずれも
樹齢1200年を超えるといわれ、
樹高は40mの巨木です。
これだけの巨木が1か所に集中して現存し、
樹勢を保っているのは
全国的に見ても貴重なのだそうです。

社殿から少し離れたところに
かつて「奥院」といわれていた
山宮社があります。
「山」という字が入っているだけに
小高い場所に鎮座しています。↓

階段を上り切ると
小さなお社が建っています。↓

質素でありながら神聖なムードたっぷり。
河口浅間神社への参拝の際は
拝殿で終わるのではなく、
山宮社まで足を運ぶことをオススメします。

いやいや!
河口浅間神社はこれで終わりではありません。

「天空の鳥居」と「母の白滝」にも行かないと!

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「天空の鳥居」「母の白滝」は屈指のパワースポット

白滝林道という道路を登っていきます。↓

歩道がないといっても過言ではないので
カーブ地点では車に注意です。

歩いている最中は
このような景色を見ることができます。↓

奥にうっすら見える水面は河口湖です。

河口浅間神社から約1.6kmの登り坂。
歩くこと約30分。
そうしてたどり着いたのが
天空の鳥居です。↓

雲がなければ
富士山を見ることができるのですが、
厚い雲に覆われ、
その雄大な姿を拝むことはできませんでした。
しかし、
この位置から地上に光が射し込む「天使のはしご」を
見ることができたのは貴重。
とても幻想的な風景でした。

天空の鳥居から
さらに奥へと進みます。↓

すると小さい鳥居を発見。↓

さらに進みます。
水の流れる音が聞こえてきます。
ようやく到着です。
母の白滝。↓

水の流れが岩の凹凸によって分散し、
白い糸がたくさんあるように見えます。
マイナスイオンパワーが炸裂!

平安の頃より
富士登山者は村の宿坊を宿として
この滝で身祓を行い、
富士登拝の安全を願ったといわれています。

なんと滝に虹が出ておりました!↓

このような現象を目の当たりにできるなんて
運が良い!
歓迎されているような気がしました!
この奇跡に手を合わせます。

幸せな時間を味わうことができた
河口浅間神社への参拝。
自然のエネルギーをいただいて
心身ともにリフレッシュ。

パワースポットといわれる所以が分かりました。
みなさんにもオススメしたい神社です。

住所:山梨県南都留郡富士河口湖町河口1
アクセス:富士急行河口湖線「河口湖駅」からバスに乗り
     「川口局前」バス停で下車して徒歩すぐ。
https://asamajinja.or.jp/index.html

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