幸運がたっぷり詰まった感じがする巾着型のお守り
第115回目は三重県伊勢市にある
伊勢神宮内宮の「開運鈴守」です。
初穂料1000円(授与時)。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2757a-802x1024.jpg)
外宮でもいただいた
「開運鈴守」の内宮バージョンです。
真ん中にドンと
神紋である花菱が入っています。
そのまわりにも地色の白に
なじむがごとく
花菱が描かれています。
「開運鈴守」は巾着型になってふっくら。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2766a-1024x930.jpg)
これだけボリュームがあると
幸せがたっぷり詰まっているような感じがします。
幸せをいっぱい感じられる人のほうが
運が開けるといいますから、
まさにネーミングと実物が合致した
お守りといえそうです。
「開運鈴守」には
その名のとおり鈴がついています。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2767-1024x768.jpg)
しかも花菱が印されて、
高尚な工夫が凝らされています。
鈴の音は透き通るような高音。
鈴は古来より
魔除けとなり、幸運を呼び込む
といわれています。
さらに
拝殿の前に付けられた本坪鈴(ほんつぼすず)には
鈴の清々しい音色を神様にお供えし、
神様の心をお慰めし、
参拝する人も清らかな心になる
といった意味合いがあるそうです。
鈴とはつまり、
神様と親和性の高い
古来からのツールなのです。
清楚が白を選んで内宮の神聖さをいつでも手元に!
裏面です。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2758a-706x1024.jpg)
内宮と一言。
言葉足らずではなく、
神社のトップに位置するからこそ
成せる業です。
色は全部で4種類ありました。
いただいた白は
純白ともいえる色みで
清楚なイメージ。
内宮でいただくなら「神聖」というワードに
こだわりたかったので、
それに最もマッチするのが
白でした。
他にも
ピンク、朱、紫がありました。
ピンクは愛らしさ。
朱は絢爛。
紫は高貴。
そのようなイメージがありますので、
拝受される場合は
自分の個性や気分に合った
カラーを選ぶのが
よろしいのではないでしょうか。
内宮を代表するお守りが六角形の「御守」
今回はもう1体
お守りを紹介します。
その名のとおり「御守」です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2768a-516x1024.jpg)
初穂料1000円(授与時)。
持つ人の健康や幸せを祈願したお守りです。
中央に金色の花菱が入り、
そのまわりには
多くの小さい花菱が
1つの大きい花菱を構成するかのように
配されています。
まるでスイミーのよう。
色は5種類あり、
わたくしは
紺色ベースに
緑と白の花菱が入ったタイプを
いただきました。
「御守」の中で
最も重みがあり、
かつ
シャープで引き締まった
印象を受けたからであります。
つまり
カッコ良かったのです。
裏面です。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2769a-681x1024.jpg)
中央に「内宮」とある以外は
おもて面と同じデザインです。
「御守」は上下対称の
きれいな六角形をしています。
お守りとしては非常に珍しい形です。
六角形は
最も安定した形ともいわれており、
蜂の巣、鉱物(水晶)、亀の甲羅、虫の複眼、
雪の結晶、水の分子、遺伝子など
自然界において数多く存在しています。
宇宙の銀河も六角形で連なっていると
いわれているそうです。
また
一方向から力(衝撃)を受けた場合の
「力の分散」を考えたとき、
衝撃を五方向に散らすことができる
六角形が最も衝撃吸収性に
優れているといわれています。
風水においては
6は調和と安定という意味があります。
6って奥が深い。
そういったことを知った上で
「御守」を六角形にしたのであるなら
地球の法則を熟知した作り手の造詣を感じます。
伊勢神宮内宮こその
すごいお守りですね!
伊勢神宮内宮のお守り紹介はこちら
伊勢神宮内宮とは以下のようなところです。
![](https://www.isejingu.or.jp/img/ogp.png)
森羅万象と同化するような正宮の佇まい
日本の総氏神であり、
最も尊い神様なのが天照大神。
その女神をお祀りしているのが
伊勢神宮内宮です。
伊勢神宮は正式には「神宮」といい、
伊勢神宮内宮は
「皇大神宮(こうたいじんぐう)」といいます。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2527-1024x768.jpg)
皇大神宮は日本人の「心のふるさと」
とも称されています。
今回は前回114回目に
外宮へ参拝したときの続きとなります。
外宮からバスに乗って内宮へと移動
しようと思ったのですが、
その手前の猿田彦神社前で下車。
猿田彦神社を参拝してから
徒歩で「おかげ横丁」を巡り、
内宮へと向かいました。
宇治橋鳥居です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2468-768x1024.jpg)
全長101.8m、幅8.4m。
五十鈴川にかかる宇治橋は
日常の世界と神聖な世界とを結ぶ
架け橋といわれています。
右側通行です。
橋を渡りながら
五十鈴川を眺めます。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2471a-768x1024.jpg)
五十鈴川は、「御裳濯川(みもすそがわ)」とも呼ばれ、
倭姫命(やまとひめのみこと)が
御裳(みそ)のすそを濯(すす)いだことから
名付けられたと伝えられています。
宇治橋を渡り終えると
神苑(じんえん)と呼ばれる広場へ出ます。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2473-768x1024.jpg)
神苑をずっとまっすぐ進んでいくと
右方面に御手洗場(みたらしば)があります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2792-1024x768.jpg)
この水場は五十鈴川です。
清らかな水流で
手水舎と同じようにお清めができます。
御手洗場のすぐ近くに
瀧祭神(たきまつりのかみ)という
ところがあります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2479-768x1024.jpg)
御垣と御門のみで
社殿はありません。
五十鈴川の守り神として
古くから大切に祀られています。
位置づけとしては
別宮ではなく、
内宮の所管社です。
瀧祭神を過ぎ、
さらに歩いていくと鳥居が現れ、
その向こうには授与所が。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2481-768x1024.jpg)
授与所まわりは賑やかですね。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2482-768x1024.jpg)
正宮へと向かう授与所の並びには
五丈殿があります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2483-1024x768.jpg)
授与所の隣が神楽殿で、
またその隣となります。
祭典が雨天の場合、
祓所に代わって神饌などを
祓い清める場所です。
式年遷宮のお祭りにおける
饗膳(きょうぜん)の儀もここで行われます。
五丈殿を左に見ながら
まっすぐ進みます。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2484-768x1024.jpg)
参道はまさに神域。
非日常の空間です。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2487-768x1024.jpg)
神木に触れて
エネルギーをいただく人を
たくさん目にしました。
自然の力を自分の中に宿す。
誰に教わったのでもなく
本能的に行ってしまう。
これもまた日本人ならではの
営みなのではないでしょうか。
まもなく正宮といった
場所にさしかかったとき、
ふと空を見上げたら
柑橘類の果実が1つ。
皮の張り、フォルムからいって
橙(だいだい)でしょうか。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2488a-759x1024.jpg)
たった1つだけ
凛として実がなっている。
そのたくましさに
思わずシャッターを切ってしまいました。
宙に浮いているみたい。
正宮前に到着しました。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2605a-768x1024.jpg)
今から2000年前、
皇位のしるしである三種の神器の一つ、
八咫鏡(やたのかがみ)をご神体として
この地にお祀りしたのが
伊勢神宮の始まりといわれています。
そして今や
国家の守護神として
日本中から崇敬されています。
クラシカルでありながらモダン
とはこのことをいうのでしょう。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2607a-768x1024.jpg)
威風堂々、栄耀栄華、端麗優美
とは無縁な
飾らず質素で
風や土や空といった森羅万象と
同化するような佇まい。
古来人たちの畏敬が
存分に詰まったお宮。
先人たちが築いた建築様式が
今なお受け継がれていることに
日本人として誇りを感じざる得ません。
苔が生えた茅葺屋根。
湿気の多い日本の気候にすら
神の息吹を感じます。
石段を上がり、
鳥居の中へと進み、
心を落ち着かせて
正宮に手を合わせたわたくしでありました。
内宮はまるで古代の日本を歩いているよう
正宮を参拝したら
荒祭宮(あらまつりのみや)へとGO。
その道中に
御稲御倉(みしねのみくら)があります。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2500-768x1024.jpg)
内宮の所管社の一つ。
神宮神田で収穫し、
三節祭でお供えされる
御稲が奉納されます。
続いて
外幣殿です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2501a-768x1024.jpg)
天皇以外の人たちから
奉(たてまつ)られた幣帛(へいはく)を
納めた建物だそうです。
荒祭宮(あらまつりのみや)に到着です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2502a-768x1024.jpg)
天照大御神の荒御魂を祀る
内宮第一の別宮です。
殿舎の規模も他の別宮よりも大きく、
正宮に次ぐ大きさ。
天照大神の荒ぶる側面を
特別な神威としてお祀りしている
お宮となります。
四至神(みやのめぐりのかみ)です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2504-768x1024.jpg)
四至とは神域の四方という意味。
社殿や御垣はなく、
石畳の上に祀られます。
ここに手を合わせる際は
神社に参拝するときと同様、
「二拝、二拍手、一拝」の
作法をしてくださいとのことです。
授与所の付近まで戻ると
神域から外れるような道があります。
外れませんが。
そこにあるのが
別宮の風日祈宮(かざひのみのみや)です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2510-768x1024.jpg)
鳥居の向こうにある橋は
風日祈宮橋。
下を流れているのは島路川。
島路川はすぐ先で五十鈴川と合流しています。
風日祈宮です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2516a-768x1024.jpg)
ご祭神は風雨を司る神である
級長津彦命(しなつひこのみこと)と
級長戸辺命(しなとべのみこと)です。
雨風は農作物に大きな影響を与えるため
古くより正宮に準じて
丁重にお祀りしているということです。
外宮の風宮と同じ御祭神となります。
神域をグルっと1周するように歩き
最後に訪れたのは
子安神社と大山祇(おおやまつみ)神社が
並ぶ場所です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2520-768x1024.jpg)
正面の鳥居をくぐり
手前にあるのが子安神社です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2521-768x1024.jpg)
御祭神は木華開耶姫命(このはなさくやひめ)。
安産、子授けの神として崇敬されています。
奥にあるのが大山祇神社です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2523-768x1024.jpg)
御祭神は大山津見神(おおやまつみのかみ)。
神路山の入口の守護神で
木華開耶姫命の父神です。
両社とも内宮の所管社という位置づけとなります。
子安神社と大山祇神社をあとにすると
宇治橋へと戻ってきます。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2526-1024x768.jpg)
神域と人域をつなぐ架け橋。
昔より”お伊勢さん”と慕われ
詣でる人が絶えない
日本最高峰の神社。
神話の時代から日本を見続け、
何もかもを知っている聖なる領域。
伊勢神宮の神では
しょうもない噓をついても見破られます。
ならば
邪のない無垢な気持ちで
今までの心の垢を落とすのみ。
心に濁りが溜まったら、
溜まりそうになる前に、
また訪れたいです。
何度でも何度でも!
外宮の「開運鈴守」の記事も
よろしくお願いします。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2023/05/IMG_2760-scaled-e1683083233199-160x90.jpg)
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