大杉の樹皮を本体としたここにしかないお守り
お守りコレクションblog
第187回目は京都府京都市左京区にある
由岐神社の「ご神木・大杉さん 願い叶う御守」です。
初穂料1000円(授与時)。
ご神木である大杉の樹皮を使用した御守です。
その樹皮を幹に見立て
紙垂(しで)としめ縄のパーツをデザイン。
手のひらに収まる「大杉さん」ですね。
授与所では数個の「願い叶う御守」が置かれていましたが
樹皮部分の大きさが微妙に違っていました。
こちらのお守りの樹皮部分の大きさは横1cm、縦5cmくらい。
自然物を一つ一つ手作りされている温もりを感じました。
どちらを授与しようか。。。
そう迷ったとき、わたくしはパッと目が合った
または
そのお守りだけ明るく見える、など
フィーリングで手にしています。
今回はこちらのお守りがふんわり明るく感じました。
みなさんもお守りをどれにしたらいいか
迷うことがあると思いますが
そんな時は自身の直感を信じてみてください。
きっと幸運を運んできてくれますよ。
「様」ではなく「さん」と呼ばれる親しみやすい御神木
裏面です。
「大杉さん」についての説明が書かれています。
個人的には「様」と崇めるのではなく
「さん」と呼ばれている親しみやすさに
好感を覚えました。
京都市の天然記念物なんですね。
樹齢は約800年、樹高53m。
その大杉さんがこちら。↓
見上げて圧巻、幹の太さと大きさの凄さよ!
遠くからでも神気を放つ存在感。
思わず手を合わせていました。
ご神木の大杉は
一心に願えば願事が叶うとされています。
私も心を込めて参拝させて頂きました。↓
絶対に願いが叶います!
由岐神社は以下のようなところです。
ケーブルカーに乗車してしまうとたどり着けない
最寄り駅は叡山電鉄の終点、鞍馬駅。
降車後、風情あるお土産屋さんを見ながら歩いて5分ほどで
仁王門に到着です。↓
ここから先が有料エリアとなります。
入山料は500円。↓
由岐神社は鞍馬山に登る途中に鎮座しています。
ここで注意点!
ケーブルカーか徒歩かの選択を迫られますが
ケーブルカーを選んでしまうと
由岐神社は通り過ぎてしまいます。
なかなか急な登りではありますが
「魔王の瀧」などに立ち寄りながら↓
じっくりのんびり登っていきましょう。
そうこうしているうちに
左手に鳥居が見えてきます。↓
こちらの階段を上り、
「割拝殿」という大変珍しい
国指定重要文化財をくぐれば
今回のお守りでもある
「大杉さん」に出会えます。↓
ちなみに「割拝殿」は
1607年(慶長12年)豊臣秀頼により
再建された拝殿。
左右二つに分かれて、
中央に通路のある形式。
桃山時代の代表的な建築物だそうです。
京都の三大奇祭 鞍馬の火祭が有名
拝殿です。↓
使用されている木目を見る限り
建てられてまだ新しいのが分かります。
拝殿の後ろに本殿があり、
その背後の深い森林から
迫るような神聖な雰囲気を感じました。
拝殿の左手に授与所と
「鞍馬の火祭り」についての展示物がありました。↓
天慶の時代、都は大地震や天慶の乱などで世情不安に。
そこで朱雀天皇の詔により940年(天慶3年)、
御所にお祀りされていた由岐大明神を
都の北方にあたる鞍馬の地にお遷(うつ)ししました。
この御遷宮のとき、
鴨川に生えていた葦(あし)で松明を造り
道々にはかがり火を焚くなど
国家的一大儀式により勧請されました。
その行列の長さ10町(1km)にもなったとか。
この儀式に感激した鞍馬の住民が、
この儀式と由岐大明神の霊験を後生に伝え
遺し守ってきたのが鞍馬の火祭の起源なんだそうです。
例祭「鞍馬の火祭」は毎年10月22日に行われています。
公式HPに火祭りの様子が載っていますので
ご興味のある方はご覧ください。↓
http://www.yukijinjya.jp/index.html
末社に三宝荒神社もあり
こちらも火の神様・竈(かまど)の神様として
たくさんの方が手を合わせていました。↓
また大杉さんだけでなく
こちらの「鹿子の木」も
京都市天然記念物に指定されています。↓
樹高約17メートル。
ついつい見逃しがちですが
枝葉からから発せられる優しいエネルギーを
ぜひ体感していただきたいです。
拝殿右横に、ここから鞍馬山を登る
参道が続いていきます。↓
振り返り一礼し、最後に全体を見渡すと
やはり「大杉さん」が
とてつもない存在感で目に入ってきます。
「大杉さん」を見上げたときのその迫力と
空へと一心に伸びる幹の実直さに
心を打たれてしまいました。
歩くのに自信がないという方は
登り坂となる行きはケーブルカーで多宝塔駅まで向かい、
鞍馬寺をまわってから
下り道となる帰りに徒歩コースを選択し、
由岐神社そして「大杉さん」を
詣でてください!
住所:京都市左京区鞍馬本町1073
アクセス:叡山電鉄鞍馬線「鞍馬駅」下車。徒歩約10分
http://www.yukijinjya.jp/index.html
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