大杉の樹皮を本体としたここにしかないお守り
お守りコレクションblog
第187回目は京都府京都市左京区にある
由岐神社の「ご神木・大杉さん 願い叶う御守」です。
初穂料1000円(授与時)。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_大杉さん願い叶う御守-635x1024.jpg)
ご神木である大杉の樹皮を使用した御守です。
その樹皮を幹に見立て
紙垂(しで)としめ縄のパーツをデザイン。
手のひらに収まる「大杉さん」ですね。
授与所では数個の「願い叶う御守」が置かれていましたが
樹皮部分の大きさが微妙に違っていました。
こちらのお守りの樹皮部分の大きさは横1cm、縦5cmくらい。
自然物を一つ一つ手作りされている温もりを感じました。
どちらを授与しようか。。。
そう迷ったとき、わたくしはパッと目が合った
または
そのお守りだけ明るく見える、など
フィーリングで手にしています。
今回はこちらのお守りがふんわり明るく感じました。
みなさんもお守りをどれにしたらいいか
迷うことがあると思いますが
そんな時は自身の直感を信じてみてください。
きっと幸運を運んできてくれますよ。
「様」ではなく「さん」と呼ばれる親しみやすい御神木
裏面です。
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_大杉さん願い叶う御守裏面-688x1024.jpg)
「大杉さん」についての説明が書かれています。
個人的には「様」と崇めるのではなく
「さん」と呼ばれている親しみやすさに
好感を覚えました。
京都市の天然記念物なんですね。
樹齢は約800年、樹高53m。
その大杉さんがこちら。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_大杉さん-768x1024.jpg)
見上げて圧巻、幹の太さと大きさの凄さよ!
遠くからでも神気を放つ存在感。
思わず手を合わせていました。
ご神木の大杉は
一心に願えば願事が叶うとされています。
私も心を込めて参拝させて頂きました。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_大杉さん_看板-768x1024.jpg)
絶対に願いが叶います!
由岐神社は以下のようなところです。
ケーブルカーに乗車してしまうとたどり着けない
最寄り駅は叡山電鉄の終点、鞍馬駅。
降車後、風情あるお土産屋さんを見ながら歩いて5分ほどで
仁王門に到着です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/仁王門-768x1024.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/仁王門-768x1024.jpg)
ここから先が有料エリアとなります。
入山料は500円。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/鞍馬山チケット-390x1024.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/鞍馬山チケット-390x1024.jpg)
由岐神社は鞍馬山に登る途中に鎮座しています。
ここで注意点!
ケーブルカーか徒歩かの選択を迫られますが
ケーブルカーを選んでしまうと
由岐神社は通り過ぎてしまいます。
なかなか急な登りではありますが
「魔王の瀧」などに立ち寄りながら↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/魔王の瀧-768x1024.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/魔王の瀧-768x1024.jpg)
じっくりのんびり登っていきましょう。
そうこうしているうちに
左手に鳥居が見えてきます。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_鳥居-768x1024.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_鳥居-768x1024.jpg)
こちらの階段を上り、
「割拝殿」という大変珍しい
国指定重要文化財をくぐれば
今回のお守りでもある
「大杉さん」に出会えます。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_大杉さん2-768x1024.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_大杉さん2-768x1024.jpg)
ちなみに「割拝殿」は
1607年(慶長12年)豊臣秀頼により
再建された拝殿。
左右二つに分かれて、
中央に通路のある形式。
桃山時代の代表的な建築物だそうです。
京都の三大奇祭 鞍馬の火祭が有名
拝殿です。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_拝殿-768x1024.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_拝殿-768x1024.jpg)
使用されている木目を見る限り
建てられてまだ新しいのが分かります。
拝殿の後ろに本殿があり、
その背後の深い森林から
迫るような神聖な雰囲気を感じました。
拝殿の左手に授与所と
「鞍馬の火祭り」についての展示物がありました。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_授与所-1024x768.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_授与所-1024x768.jpg)
天慶の時代、都は大地震や天慶の乱などで世情不安に。
そこで朱雀天皇の詔により940年(天慶3年)、
御所にお祀りされていた由岐大明神を
都の北方にあたる鞍馬の地にお遷(うつ)ししました。
この御遷宮のとき、
鴨川に生えていた葦(あし)で松明を造り
道々にはかがり火を焚くなど
国家的一大儀式により勧請されました。
その行列の長さ10町(1km)にもなったとか。
この儀式に感激した鞍馬の住民が、
この儀式と由岐大明神の霊験を後生に伝え
遺し守ってきたのが鞍馬の火祭の起源なんだそうです。
例祭「鞍馬の火祭」は毎年10月22日に行われています。
公式HPに火祭りの様子が載っていますので
ご興味のある方はご覧ください。↓
http://www.yukijinjya.jp/index.html
末社に三宝荒神社もあり
こちらも火の神様・竈(かまど)の神様として
たくさんの方が手を合わせていました。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_三宝荒神社-1024x768.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_三宝荒神社-1024x768.jpg)
また大杉さんだけでなく
こちらの「鹿子の木」も
京都市天然記念物に指定されています。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_鹿子の木-768x1024.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_鹿子の木-768x1024.jpg)
樹高約17メートル。
ついつい見逃しがちですが
枝葉からから発せられる優しいエネルギーを
ぜひ体感していただきたいです。
拝殿右横に、ここから鞍馬山を登る
参道が続いていきます。↓
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_出口参道-768x1024.jpg)
![](https://omamori-collection.com/wp-content/uploads/2024/05/由岐神社_出口参道-768x1024.jpg)
振り返り一礼し、最後に全体を見渡すと
やはり「大杉さん」が
とてつもない存在感で目に入ってきます。
「大杉さん」を見上げたときのその迫力と
空へと一心に伸びる幹の実直さに
心を打たれてしまいました。
歩くのに自信がないという方は
登り坂となる行きはケーブルカーで多宝塔駅まで向かい、
鞍馬寺をまわってから
下り道となる帰りに徒歩コースを選択し、
由岐神社そして「大杉さん」を
詣でてください!
住所:京都市左京区鞍馬本町1073
アクセス:叡山電鉄鞍馬線「鞍馬駅」下車。徒歩約10分
http://www.yukijinjya.jp/index.html
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