【市谷亀岡八幡宮の天道御守】天の道を歩んで運気を上げる

東京
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赤々とした太陽は天であり神。ここに開運のパワーあり

第71回目は東京都新宿区市谷にある
市谷亀岡(いちがやかめがおか)八幡宮の「天道御守」です。
初穂料800円(授与時)。

「天道御守」は運気を上げる
開運お守り。

フレームには
~目に見えぬ神の道こそ幸せの道~
このような時を迎えている皆様に
運気を良好に転ずる
大神の守護を頂く御守です。
と書かれています。

デザインは
「天道御守」の文字の上に
赤い太陽があり、
緑の部分である大地を
明るく照らしている、
という構図です。

赤は目立つ色ですから、
目線は常にそこに向かってしまいますね。
でもそれは
いいことではないでしょうか!
赤は太陽であり、
「天」です。
「天」は神ですから、
ここに運気を上げるパワーがあるのだと
解釈できるわけです。
つまり
赤を見るということは
開運に向かっているのです。

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鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊を祀ったことから亀岡八幡宮に

裏面です。

上部に八幡様ならではの
三つ巴紋が入り、
その下には
横書きで「市谷」。
さらには
縦書きで
亀岡八幡宮の神社名が
刺繍されています。

背景には亀が描かれています。
神社名に亀がついているので
亀が入っているのは分かります。
しかし
亀岡という地名でもないのに
なぜ亀岡八幡宮という
名になったのでしょう?

亀岡八幡宮は
1479年(文明11年)に太田道灌が
江戸城築城の際に西方の守護神として
鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊を祀ったのが始まりです。
「鶴岡」に対して「亀岡」と称したといいます。
冗談みたいな話ですが、
どうやら本当のようです。
鶴も亀も長寿を表す動物ですので、
ありがたいことには違いありません。

第53回目で鶴岡八幡宮の「飛翔守」を紹介しています。

ちなみに
この亀は「蓑亀(みのがめ)」です。
ふわふわとした尻尾が
特徴的に描かれておりますが、
これは藻です。
藻がついた亀を蓑亀といい、
吉兆の証(あかし)として
古来より珍重されてきました。

よく不老長寿を祝う絵柄として
鶴亀が描かれます。
このときの亀は
蓑亀であることが多いんです。

ちなみに。
天道御守を拝受されるとき、
宮司さんが火打石を打って
切り火を起こしてくれました。
これは清めの儀式。
本当にありがたい限りです!

第19回目の平河天満宮でも切り火をしていただきました。

市谷亀岡八幡宮のお守り紹介はこちら

市谷亀岡八幡宮とは以下のようなところです。

市谷亀岡八幡宮
東京都新宿区の市谷亀岡八幡宮は各社縁起・御利益・御祈祷・結婚式を承ります
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植物の化石や明治初期の几号水準点も見ることができる

市谷亀岡八幡宮は防衛省市ヶ谷地区の
すぐ近く、
靖国通りと外堀通りがちょうど
交わる付近にあります。
道路沿いではなく、
やや奥まっているところに
鎮座しておりますから、
人によっては見つけづらいかもしれません。

とはいえ
入り口は立派なので
近くまで来たら分かるかと思います。↓

階段を上っていきます。↓

けっこう急勾配な階段です。

階段を上り切って、鳥居をくぐります。↓

1804年建造の銅製の鳥居。
高さは4.6mです。
銅鳥居は新宿区内では唯一であり、
新宿区登録有形文化財となっています。

扁額には「八幡宮」の3文字。↓

「八」の字が鳩になっているところが
鶴岡八幡宮の楼門といっしょです。
それがこちら。↓

※市谷亀岡八幡宮のものではありません。

さすが「鶴」と「亀」ですね。
鳩を通して共鳴しあっています。

鳥居をくぐり、
少しだけ階段を上れば
拝殿です。↓

1945年に第二次世界大戦によって一度は焼失しましたが、
1962年に現在の社殿が再建されました。

花のモニュメント
花物語なるものがあります。↓

花の部分はグロッソプテリスという
植物の化石だそうです。
2億5千年前の地球はゴンドワナ大陸ひとつしかなく、
グロッソプテリスという植物で覆われていたといいます。
そんな貴重な化石を展示することで、
植物の起源を知り、
植物を大切にする心を育んで、
地球の平和を願うきっかけとなるようにと
碑を建てたということです。

神社には御神木がありますが、
御神木のさらに御神木というわけですね。
植物の偉大さを感じます。

明治初期に設置された
几号水準点(きごうすいじゅんてん/水鉢台座) です。↓

「不」の字に似た記号を用いた記号です。
神社境内の水屋の水鉢台座の側面に刻まれています。
市谷亀岡八幡宮の几号水準点は
設置当初の場所に位置する希少なもので、
保存状態も良好。
近代土木史における貴重な文化財となっています。

神社らしからぬ産物を見ることが
できる市谷亀岡八幡宮。
参拝やお守りはもちろん重要ですが、
同時に
こういった歴史的文化財に
触れるということも
大切かもしれませんね。

まだ訪れていないという方は
遊びに行ってみてください!

住所:東京都新宿区市谷八幡町15
アクセス:JR市ヶ谷駅より徒歩5分
     東京メトロ有楽町線・南北線、都営新宿線市ヶ谷駅7番出口よりすぐ
https://www.ichigayahachiman.or.jp/index.html  

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